マラソンの楽しい思い出

何年も前のお話ですが、家の近くでマラソン大会がありました。テレビが来るくらいの大きなマラソン大会です。コースを見たらすぐ近くの大通りを選手たちが走るようで、これは見てみたいとテンションがあがりました。

当日、張り切って出かけました。大通りまで行くと、なにやら旗のようなものを係の人に渡され、これを使って応援するんだなとワクワクしてきました。

しばらく待っていたら来ました、来ました。選手のみなさんが走ってきます。

「がんばれー！」

周りの人がそう言い始めたので、私も声を出しました。

「がんばれー！」

慣れない声援に少し照れちゃって、まだ声は小さめ。

選手が次々と、左から現れては右へ走り去っていきます。

旗をパタパタしながら声援を飛ばします。だんだん慣れてきた私の声はどんどん大きくなりました。

「がんばれー！　がんばれー！」

なにこれ、楽しい。応援って楽しい。

知らない選手たちなのに、応援するのってすごく楽しい。がんばれって気持ちが本当に湧いてくる。声に力が入ります。

「がんばれー！　がんばれー！」

ただそれだけを何度も何度も繰り返しながら旗を振り続けて、最後の選手まで見送りました。

あー、楽しかったー、とっても満足。

参加してないのにマラソンを満喫したただの応援者の私。オチがあるわけじゃないけど、応援もとっても楽しいよ、というマラソンにまつわる楽しい思い出でした。

#エッセイ #ランニングの思い出 #マラソン #声 #応援 #旗

こちらの企画に参加しております。神屋さん、いつもありがとうございます。

マラソンといえば、前にこんなお話も書きました。やっぱり応援してるだけの私です。