欧米オークションで日本の逸品が高値に！生成AIを活用したCatawiki輸出攻略法を完全公開
はじめに
Catawiki(カタウィキ)とは
Catawikiは、ヨーロッパを中心に世界各地のコレクターや愛好家が集うオンラインオークションプラットフォームとして知られています。アートやアンティーク、希少価値の高いアイテムに特化したカテゴリーが幅広く設けられており、コアなコレクターだけでなく、初めてコレクターズアイテムを購入しようとする一般のユーザーにも利用しやすいのが特徴です。
もともとはオランダ発のサービスとしてスタートしたCatawikiですが、近年は日本の出品者・セラーからの出品も増えており、日本国内のリユース市場や伝統工芸品、ポップカルチャー関連の商品が海外のバイヤーから大きな注目を集めています。特に日本ならではの「品質の高さ」「珍しいアイテムの豊富さ」などが高く評価され、結果としてCatawikiの人気カテゴリーでも日本関連の商品が多くの落札実績を残しているのです。
日本人セラーが選ばれる理由
品質の高さ
日本国内の中古品市場やオークション市場は、商品の状態管理が厳密に行われていることで有名です。時計やバッグ、骨董品などは比較的状態が良く保管されており、真贋のチェックやメンテナンスにも力が入れられています。海外バイヤーからは「日本国内で流通している中古品＝品質が良い」という認識が広まり、安心して購入できると評価されています。レアアイテムの宝庫
日本国内には、世界中のコレクターが探し求めるようなレアアイテムが数多く存在します。たとえば、限定生産品の時計やバッグ、日本独自のアニメ・ゲーム関連グッズ、江戸時代や明治時代の古書・版画などは、海外ではなかなか手に入らないものも少なくありません。そういった希少性の高い品が見つかるのが、日本人セラーの強みです。円安による価格競争力
近年の為替市場において円安傾向が続いている時期がありました。海外のバイヤーにとっては、日本円での価格設定が相対的に安価に感じられることも多く、購入のハードルが下がる要因となっています。これは中古ブランド品やアンティーク品など、まとまった金額が必要なアイテムを取り扱うジャンルにとっては特にプラスに働きます。多様性
日本人セラーが出品するアイテムは、超高級ブランド品からポップカルチャー関連商品、さらに伝統工芸品やアンティークまで非常に幅広いのが特徴です。Catawikiのメインユーザーはヨーロッパ圏をはじめとするコレクターや趣味人が多く、こうした多彩なジャンルの商品が常時出品されることで、プラットフォームとしてのCatawikiの魅力もさらに高まっています。
1.おすすめのカテゴリ1：ブランド品・高級品
日本のリユース市場で磨き上げられたハイブランドや高級品は、海外から常に高い需要があります。Catawikiでも「Luxury Accessories」「Watches」「Jewellery」などのカテゴリーが大きな存在感を持っており、特にヨーロッパやアメリカのバイヤーからの落札が多いジャンルです。
1-1. 高級腕時計
人気ブランド例
ロレックス（Rolex）
サブマリーナー（Submariner）、エクスプローラー（Explorer）、デイトナ（Daytona）など、定番から希少モデルまで世界的に大人気。日本で流通する個体は程度が良いことが多く、改造や非正規修理も少ないため海外バイヤーにとって非常に安心感があります。オメガ（Omega）
スピードマスター（Speedmaster）、シーマスター（Seamaster）などは宇宙開発の歴史的背景や映画での使用などもありコレクター垂涎の的。また、比較的リーズナブルな価格帯で購入できるモデルも存在するので、初心者コレクターにも人気があります。セイコー（Seiko）
グランドセイコー（Grand Seiko）やプロスペックス（Prospex）シリーズなど、日本国内だけでなく海外でも「Made in Japan」の高い品質が評価されています。近年はヴィンテージのセイコー時計が海外で再評価され、オリジナルダイヤルや機械式ムーブメントのモデルにプレミアが付くケースも増えています。
売れやすい理由
品質と整備
中古時計であってもオーバーホール歴がしっかりと明記されていたり、付属品（保証書や箱）が完備されていたりする場合は、海外のコレクターや投資家に好まれます。日本の信頼
日本からの輸出品は状態が良く、実物と写真のギャップが少ないという信用力があります。希少モデルの存在
廃盤モデルや限定版、特定国限定のレアモデルなどは海外市場でプレミアがつきやすく、高額取引になることもあります。
1-2. ジュエリー
人気ブランド例
カルティエ（Cartier）
ラブブレス（Love Bracelet）やトリニティリングなど、代表的なコレクションが多く出品されます。カルティエはヨーロッパでの知名度が非常に高く、定番ジュエリーとして根強い人気があります。ティファニー（Tiffany & Co.）
日本での流通量が比較的多いため、良好な状態の中古品を確保しやすいのが強み。オープンハートや1837コレクションなどのアイコンシリーズはもちろん、高級ダイヤモンドリングや限定コレクションにも需要があります。ブルガリ（Bvlgari）
イタリアのハイジュエリーブランドとして世界的に知名度の高いブルガリ。特に「ビー・ゼロワン（B.zero1）」シリーズのリングやペンダントは人気が高く、男女問わず支持されています。
売れやすい理由
ダイヤモンドや宝石の品質
日本国内で販売される正規品や中古ジュエリーは、鑑定書がしっかりとついているケースが多く、信頼性が高いです。ヨーロッパ市場での認知度
カルティエやティファニーはもともと欧米のブランドであるため、海外バイヤーには説明不要の安心感とステータスがあります。リユース品の高い質
日本の中古ジュエリーは、キズや汚れへの扱いが丁寧であることが多く、海外の中古市場よりも状態が良いと評されがちです。
1-3. バッグ・アクセサリー
人気ブランド例
ルイ・ヴィトン（Louis Vuitton）
モノグラムやダミエなどの定番シリーズから、限定デザインのコラボ商品まで幅広く取引されています。日本ではヴィンテージのルイ・ヴィトンも綺麗に保管されているケースが多く、海外のコレクターからの需要は尽きません。シャネル（Chanel）
マトラッセ（通称“2.55”）やボーイシャネルなどの人気ラインは、経年とともに値上がりする傾向が強いです。特にヴィンテージシャネルのラグジュアリー感は海外でも評価が高いです。エルメス（Hermès）
バーキンやケリーなどの超高級バッグはもちろん、スカーフや財布、アクセサリー類も根強い人気があります。日本国内のエルメス中古市場は豊富な在庫があるため、海外から探しているバイヤーにとっては最適です。
売れやすい理由
中古市場の発展
ブランド品における日本のリユース市場は世界有数の規模と品質管理の厳しさを誇ります。真贋鑑定や状態ランクの明確化などがしっかりしているため、海外バイヤーの信頼を得ています。海外価格とのギャップ
円安やブランド品の国内価格と国外価格の差がうまく活かせる場合、出品者にとってもバイヤーにとってもメリットがあります。豊富な選択肢
廃盤モデルや限定色のバッグなど、国内ならではの豊富なラインナップが海外のブランド好きには魅力的に映ります。
2.おすすめのカテゴリ2：日本美術・アンティーク
Catawikiには「Japanese Art」というカテゴリーが存在し、日本の伝統美術やアンティークを専門に探しているコレクターも数多くいます。浮世絵や版画、陶磁器や漆器、工芸品などがメインですが、とりわけ欧米のバイヤーは江戸や明治期の日本文化に強い憧れや興味を持っているため、根強い需要があります。
2-1. 浮世絵・版画
人気作家例
葛飾北斎（Katsushika Hokusai）
「富嶽三十六景」など、波や山のモチーフは海外でも非常に有名。オリジナル版画だけでなく、再版・復刻版にも一定の需要があります。歌川広重（Utagawa Hiroshige）
「東海道五十三次」シリーズや、独特の淡い色使いと構図で海外美術館でも多く所蔵されています。コレクターは摺りの状態や版の時代に敏感で、状態の良いものは高値がつく傾向があります。歌川国芳や月岡芳年など
武者絵や歴史絵、幽霊画など、独自の画風を持つ作家の作品はニッチなファンが多く、コレクター市場では独自の地位を築いています。
売れやすい理由
日本文化への憧れ
「ジャポニスム」という言葉が示すように、19世紀末から西洋の芸術界に大きな影響を与えてきた日本の浮世絵。いまもなお、その美術的価値は世界中で評価されています。保存状態の良い作品の希少性
紙が材料である浮世絵は、湿気や光に弱いため、保存状態が悪いものも多いです。しっかりと保管されてきた作品は海外コレクターにとって非常に価値が高いです。現代アーティストの版画も注目
近年は村上隆や奈良美智などのコンテンポラリーアーティストによる版画作品も注目されています。「日本の版画」というカテゴリー全体が拡大しつつある状況です。
2-2. 陶磁器・漆器
人気の窯・産地
有田焼（伊万里焼）
17世紀から続く歴史を誇り、海外への輸出も江戸時代から盛んに行われていました。絢爛豪華なデザインからシンプルな染付まで幅広く、古伊万里などのアンティークピースは特に人気が高いです。九谷焼
色彩豊かな上絵付けが魅力で、ヨーロッパでも珍重されることが多い焼き物です。精巧な絵付けの大皿や壺などは数十万円以上の値で取引されることも珍しくありません。漆器（蒔絵など）
お椀や重箱、茶道具など、日本独自の漆芸は非常に高度な技術を要します。装飾が細かい蒔絵（まきえ）の作品や沈金などは海外のコレクターが積極的に探しているアイテムの一つです。
売れやすい理由
芸術性の高さ
日本の陶磁器や漆器はヨーロッパの磁器・陶器ともまた違う美学を持っており、ユニークな逸品が多数存在します。アンティーク市場での評価
江戸時代や明治時代の作品となれば、美術館級の価値があることもあり、高額取引に繋がることがあります。茶道文化の注目
茶道具としての価値も高い茶碗や水指などは、茶道を学ぶ海外の愛好家からも高い需要があります。
2-3. 工芸品・置物
代表的なアイテム例
根付（ねつけ）
帯に小物を提げるための留め具として江戸時代から使われてきた小型彫刻。動物や人物、霊獣など多彩なモチーフがあり、材質も象牙、木、鹿角などさまざま。細部まで丁寧に彫られた名作は高値で取引されます。置物（オキモノ）
ブロンズや陶磁器、木彫りなど、多種多様な素材で作られます。伝統的なものからモダンなものまであり、作者の銘が入っている作品はコレクター価値が上昇します。屏風や扇風
屏風絵は一枚物の絵画とは違った美しさがあり、大型の屏風は特に希少性が高いです。扇風（扇子や団扇を含む）も日本文化を象徴するアイテムとして注目され、漆塗りや蒔絵が施された高級品は海外コレクターの興味をひきます。サムライ関連アイテム
刀剣や甲冑、武具などは海外の歴史愛好家や武士道ファンにはたまらないジャンルです。ただし、刀剣類は輸出入に関する法規制が国によって異なるため、出品時には注意が必要です。合法的に輸出可能な状態を確認しておくことが重要となります。
売れやすい理由
海外での“サムライ”人気
武士道文化や日本刀の美しさに魅了される海外ファンは多く、映画や漫画などを通じてその人気はさらに拡大しています。美術的・工芸的な価値
根付や置物は、手のひらサイズながら信じられないほど精巧な技術が詰まっており、美術工芸品としての評価が高いです。歴史的背景の希少性
江戸時代や明治時代のオリジナル作品には、歴史が刻まれた独特の風合いがあり、唯一無二の価値として高く評価されます。
3.おすすめのカテゴリ3：トレーディングカード・玩具
日本が世界に誇るポップカルチャーといえば、アニメやゲームです。Catawikiでも、日本のアニメ関連グッズやトレーディングカード、ヴィンテージ玩具などが大きな注目を浴びています。欧米における“Japan Cool”の流れを受けて、ポケモンカードをはじめとする日本製のトレーディングカードやフィギュアは、多くのコレクターを魅了してやみません。
3-1. ポケモンカード
人気シリーズ・カード例
初期版リザードン（Charizard）
英語版の1st Editionシャドウレスリザードンは海外でも大変有名ですが、日本語版の初期リザードンも希少価値が高く人気があります。25周年記念コレクション
記念セットやボックスに封入される特別仕様のカードは、コレクターや投資目的のバイヤーからの需要が高いです。プロモカードやイベント限定品
東京ドームやポケモンセンター限定、イラストレーターコンテスト受賞作品など、入手難度が高いプロモカードは高額で取引されることも少なくありません。
売れやすい理由
海外での需要増
ポケモンは世界的なIP（知的財産）であり、子どもから大人まで幅広いファン層が存在します。英語版だけでなく日本語版のカードにも興味を持つ海外コレクターが増えています。希少性
初期カードや限定カードはロットが限られているため、年々市場から姿を消していきます。そのため価格が上昇傾向にあります。投資対象として
カードをPSAなどの鑑定サービスに出し、高評価のケース入り（グレーディング品）として再販することで、資産価値を高める投資手法も一般的になってきています。
3-2. ヴィンテージ玩具
代表的な例
昭和時代のブリキ玩具
戦後から高度成長期にかけて製造されたブリキのロボットや車、キャラクター物の玩具は、レトロなデザインが海外コレクターから高く評価されています。バンダイやマルサン、ブルマァクなどの老舗メーカーが有名です。ソフビ人形
ゴジラやウルトラマンシリーズなどの怪獣ソフビは海外にも根強いファンが存在します。特に当時物のカラーや造形が珍しい個体は高額取引になることがあります。タカラトミーやバンダイのフィギュア
ポケモンやガンダム、戦隊シリーズなどのフィギュアも人気が高いです。海外では入手しづらい限定版やイベント限定フィギュアは注目度が高まります。
売れやすい理由
昭和レトロブーム
海外では日本の昭和のカルチャーがひとつのサブカルチャーとして人気を得ており、ブリキ玩具のようなノスタルジックなデザインに魅力を感じるコレクターが増えています。希少性
プラスチック玩具と異なり、経年劣化で壊れやすいブリキ玩具は状態の良いものが少ないため、残存数が非常に限られています。よって高値で取引されがちです。キャラクター人気
ゴジラやウルトラマンといった普遍的な人気キャラクターは、国境を越えてファンを獲得しています。
4.おすすめのカテゴリ4：書籍・歴史資料
日本の古書や歴史資料は、日本美術・アンティークの一環として扱われる場合もありますが、特に「Books & Manuscripts」「Curiosities」などのカテゴリーで独立して出品されるケースもあります。江戸時代や明治時代の文献は、日本の伝統文化や歴史に興味を持つ学者、コレクター、博物館関係者などから注目されることが多いのが特徴です。
4-1. 古書・アートブック
人気のジャンル
江戸時代や明治時代の古書
漢籍の注釈書や草子本、和歌集など、和装本の形式そのものが芸術的な価値を持つものもあります。希少な初版や限定出版物、作家の直筆サイン入りなどは大変貴重です。浮世絵や日本画の画集
葛飾北斎や歌川広重をはじめ、浮世絵や日本画の画集は海外からの需要も高いです。状態が良く、図版が美しいものほど高値で取引されます。現代アーティストのアートブック
村上隆や奈良美智、草間彌生などの現代アーティストによる作品集や限定本は、アートコレクターからの需要が非常に高いです。
売れやすい理由
伝統文化への関心
海外の研究者や美術館関係者が資料として購入するケースが多いため、安定した需要があります。ビジュアル資料としての価値
文字が読めなくても、挿絵やデザインそのものを楽しむ目的で購入する海外バイヤーも多いです。歴史的価値
古文献や稀覯本（きこうぼん：極めて稀少な本）は歴史研究や考証などの面で大きな価値を持つため、高額落札も期待できます。
5.おすすめのカテゴリ5：その他の人気商品
Catawikiには先述したようなメインカテゴリー以外にも、さまざまなニッチ商品やユニークなアイテムが出品され、高値で落札される事例があります。以下は特に需要の高い、または今後需要が伸びると考えられるジャンルをピックアップしています。
5-1. 現代アート
代表的なアーティスト例
村上隆
カラフルなポップ調の“お花”モチーフや、ド派手なキャラクターが世界中で人気を博しています。版画作品やコラボ商品も多く、値上がりする可能性が高いジャンルです。奈良美智
少女や動物のモチーフをシンプルかつ鋭いタッチで描く絵が有名。限定数のシルクスクリーンや版画はコレクターズアイテムとして高値で取引されます。草間彌生
水玉模様（ポルカドット）や南瓜（かぼちゃ）のモチーフで知られ、アートオークションでも常に高額落札を記録。本人直筆のサイン入りポスターや版画、シルクスクリーンも需要が高いです。
売れやすい理由
世界的な評価
日本の現代アートは、欧米の著名なギャラリーやオークションハウスでも高額落札が相次いでおり、資産的価値が高いとみなされやすいです。リミテッドエディション
限定数で発行される版画作品にはシリアルナンバーやアーティストのサインが入っており、コレクターが探し求める大きな要素となります。ポップカルチャーとの融合
村上隆や奈良美智は、アニメやキャラクター的要素を取り入れた作品を数多く発表しており、海外の若い世代にも広くアピールできます。
5-2. サステナブル商品
リユース品やヴィンテージ商品
近年は「サステナビリティ」への意識が世界的に高まっており、ヴィンテージやリユース商品を好む層が増加中です。日本のリユース文化は海外よりも発展しているため、質の良い中古ブランド品やインテリア雑貨を探す海外バイヤーが増えています。
具体例
ヴィンテージの食器類
アンティークのカトラリーや陶器（洋食器含む）など、状態の良いものは装飾品としても人気があります。着物や古布を活用したアイテム
古い着物生地をリメイクしたバッグやポーチなどは、エシカルファッション志向のバイヤーに支持されています。リサイクル素材を使ったハンドメイド品
日本のクラフトマンシップとサステナブル意識の掛け合わせにより、海外にはないデザインの一点物や小ロット生産品などが注目されています。
売れやすい理由
環境意識の高まり
ヨーロッパを中心にエシカル消費やサステナブル意識が高まっており、二次利用できるアイテムや環境に配慮したプロダクトが好まれます。日本のクラフト技術
縫製や素材選びなど、細部までこだわった高品質のリメイクアイテムは海外バイヤーから「芸術品」として扱われることもあります。希少性
一点物や限定的に生産されるリメイク商品は、“自分だけのアイテム”を求める層に魅力的です。
6.生成AIを活用した商品探しと説明文作成の効率化
ここまで、Catawikiで売れやすい商品ジャンルや、出品時に注目すべきポイントを紹介してきました。これから出品を検討している方の中には、「自分にはあまり知識がないから、どんな商品が人気なのか、どういう切り口で説明文を書けばいいのかわからない」という悩みをお持ちの方もいるでしょう。そんな時に頼りになるのが、ChatGPTなどの生成AIツールです。
6-1. 生成AIで商品リサーチを効率化
アイデア出し
たとえば「Catawikiで需要の高い商品ジャンルを教えて」「ブランド時計で海外人気があるのはどれ？」といった質問をするだけで、多数の候補を瞬時に得られます。もちろん、AIが返してきた情報をそのまま鵜呑みにせず、自身である程度の裏付けをとったり、Catawikiの落札相場をチェックしたりすることが重要です。関連キーワードの収集
ChatGPTに「海外で人気のある日本ブランドのキーワードを10個教えて」などと聞いてみると、商品タイトルや説明文の参考になるキーワードやフレーズをピックアップできます。
たとえば「Made in Japan」「Rare Vintage」「Samurai」など、海外のバイヤーが惹かれやすいワードのリストを作り、商品説明やタイトルにうまく盛り込むのも効果的です。価格相場の調査のサポート
ChatGPTに「〇〇ブランドの腕時計の中古相場はどのくらい？」と聞くだけで、大まかな相場感や価格帯のヒントを得られます。実際にはeBayなどのオークションサイトで相場を確認する必要がありますが、AIに先に質問しておけば調査の方向性が定まりやすくなります。(Catawikiのサイトでは過去の販売価格を直接確認できません)
6-2. 生成AIで商品説明文をパワーアップ
魅力的なコピーの作成
たとえば「ルイ・ヴィトンのヴィンテージバッグを魅力的に紹介するコピーを書いてください」と依頼すると、「フランスの伝統と日本のリユース市場が融合した逸品です」など、独自の切り口を含んだ文章を提案してくれます。最終的には出品者自身で表現を調整しつつ、オリジナリティを加えるのがおすすめです。長文説明や複数言語への翻訳
ChatGPTなどの生成AIは英語対応に強いため、商品説明を日本語から英語へ翻訳する作業も効率的に行えます。海外バイヤーに向けて詳しい情報を提供したいとき、あるいは文化的背景や技術的な説明を丁寧に行いたいときに重宝します。
例：「日本の伝統工芸である九谷焼の歴史背景を英語でわかりやすく説明して」といったリクエストをすれば、一瞬でベースとなる文章が得られます。SEO・検索対策にも役立つ
オンラインでの出品ではキーワード選びが重要です。AIに「Catawikiで検索されやすいキーワードを教えて」などと聞いてみると、海外バイヤーが入力しそうなワードを提示してくれます。これをタイトルや説明文に自然に盛り込み、より多くのバイヤーの目に留まるよう工夫しましょう。
6-3. AI活用の際の注意点
情報の正確性
生成AIは学習データをもとに文章を作成しますが、必ずしも最新の情報や正確なデータだけを返してくれるわけではありません。あくまでも「参考情報」と割り切って、最終的なチェックは自分自身で行う必要があります。商品の真贋と専門性
ブランド時計やアンティークの真贋をAIに聞いても、写真だけでは判断できないケースがほとんどです。真贋鑑定はプロの鑑定士や専門的なサービスを利用しましょう。AIはあくまで説明文や背景知識の補助ツールとして使うのがベターです。オリジナリティの付加
同じようにAIの文章を使って説明文を書いている出品者が増えると、どうしても類似した表現になりがちです。最終的には出品者自身の言葉やエピソード、実体験を織り交ぜて個性を出すことが、バイヤーの心を動かすカギとなります。
7.出品にあたってのポイント・注意事項
ここまで紹介した多彩なカテゴリーのアイテムをCatawikiで出品する際、よりスムーズに売却し、高値で落札してもらうためのポイントや注意事項を以下にまとめます。
真贋証明・鑑定書の準備
高級時計やブランドジュエリー、アンティーク品などは、真贋証明や鑑定書が非常に重要です。付属品がある場合は必ず商品写真に含めて掲載し、出品ページの説明にも明記しましょう。詳細な商品説明と写真
Catawikiのバイヤーは海外のユーザーが中心なので、英語表記での詳細な説明が好まれます。ブランド品やアンティークのサイズ、素材、状態（傷の有無やリペアの状況など）を具体的に記載し、高画質の写真も十分に撮って掲載してください。角度を変えた全体写真
ロゴやシリアルのクローズアップ写真
使用感や傷の部分の接写
…など、詳細をわかりやすくすることで信頼性が上がり、入札数も増える傾向にあります。
適正な価格設定と最低落札価格（リザーブ価格）の検討
Catawikiはオークション形式なので、開始価格を低めに設定すると多くの入札者を集めやすい一方で、思ったほど値が上がらないリスクもあります。特に高額商品の場合は、最低落札価格を設けることでリスクを軽減できますが、価格設定が高すぎると入札が入らない可能性も。事前に同ジャンルの落札相場をしっかり調査することが大切です。輸出入規制の確認
刀や動物由来の素材（象牙やべっ甲など）を使用した工芸品、特定の文化財的価値の高い美術品などは国際的に輸出入規制が存在する場合があります。CITES（ワシントン条約）関連や各国の文化財保護法を事前に確認し、合法的な輸出が可能かどうかをチェックしましょう。発送方法と梱包
高額商品や壊れやすいアンティーク、精密な時計・カメラなどは、輸送保険をかけることが推奨されます。また、梱包材を十分に使用し、衝撃や湿気対策を徹底することで輸送事故を防ぐことができます。ダンボール箱のサイズにゆとりを持つ
緩衝材（プチプチや紙など）を多めに使う
防水対策としてビニール袋やシーラーを使用する
などの点に留意してください。
正確かつ迅速なコミュニケーション
海外バイヤーとのやり取りでは、時差や言語の壁もあり、スムーズな対応が難しいケースがあります。しかし、問い合わせや落札後の連絡に即座に対応することは信頼に直結し、相手の満足度にも大きく影響します。必要であればオンライン翻訳などを活用し、できるだけ誠実に、正確に答える努力をしましょう。
【資料】カテゴリー別・具体的な商品例まとめ
ブランド品・高級品
ロレックス サブマリーナー（Ref.5513 ヴィンテージモデル）
セイコー グランドセイコー VFAシリーズ（1970年代）
カルティエ ラブブレス ダイヤ入り（K18ピンクゴールド）
ルイ・ヴィトン スピーディ 30 ヴィンテージ（モノグラム）
シャネル マトラッセ チェーンショルダーバッグ（ブラック ラムスキン）
日本美術・アンティーク
葛飾北斎「冨嶽三十六景 凱風快晴」(再摺り版でも人気)
歌川広重「東海道五十三次」 大判揃い
有田焼 染付壺（江戸後期）
漆器の茶碗（蒔絵付き、明治期）
根付（象牙彫り、武者や動物モチーフ）
サムライ甲冑一式（江戸時代の複製品・レプリカ含む）
トレーディングカード・玩具
ポケモンカード 初期版リザードン（日本語版）
25周年記念 ピカチュウ プロモカード
昭和期のブリキ製ロボット（マルサン製）
ゴジラ ソフビ人形（1960年代オリジナル）
バンダイ製 超合金ロボット（マジンガーZなど）
書籍・歴史資料
江戸時代の和装本（絵入り草子や黄表紙本）
明治期の地図帳や地誌
浮世絵画集（大型の木版図録）
日本の伝統文化に関する研究書（英訳版付き）
その他の人気商品
村上隆 版画「DOB君」限定ナンバー入り
奈良美智 シルクスクリーン「Girl with Eyes Closed」
ヴィンテージ食器（フランス製リモージュとの比較で日本製を探すコレクターも）
古い着物をリメイクしたハンドバッグ（一点物）
まとめ：Catawikiでの売れ筋と今後の展望
Catawikiで日本人セラーが出品すると売れやすい商品カテゴリを大きくまとめると、
ブランド品・高級品
腕時計（ロレックス、オメガ、セイコーなど）
ジュエリー（カルティエ、ティファニー、ブルガリなど）
バッグ・アクセサリー（ルイ・ヴィトン、シャネル、エルメスなど）
日本美術・アンティーク
浮世絵・版画（葛飾北斎、歌川広重など）
陶磁器・漆器（有田焼、九谷焼、蒔絵品など）
工芸品・置物（根付、置物、屏風、サムライ関連アイテム）
トレーディングカード・玩具
ポケモンカード（初期版、限定版）
ヴィンテージ玩具（昭和期のブリキ、ソフビ人形など）
書籍・歴史資料
古書・アートブック（江戸時代や明治時代の和装本、浮世絵画集など）
その他の人気商品
現代アート（村上隆、奈良美智、草間彌生など）
サステナブル商品（ヴィンテージ・リユース品、着物リメイクアイテムなど）
そして、第6章で紹介した通り、ChatGPTなどの生成AIを利用すれば、これらの商品ジャンルのリサーチや説明文作成を効率化できます。 具体的には、新たなアイデアや関連キーワードを見つけたり、より魅力的なコピーを生み出したりといったサポートを得られるでしょう。特に海外バイヤー向けの英語翻訳などはAIツールが得意とする分野なので、時短と質の向上の両方を期待できます。
加えて、Catawikiの特徴としては「オークション形式」を軸にしているため、思わぬ高額落札が生まれるチャンスもあります。日本国内の市場だけでは需要が伸びにくいアイテムでも、海外のコレクターにとっては宝の山である可能性があるからです。
これからCatawikiでの出品を検討している方は、生成AIを上手に活用しながら、商品ジャンルの選定や説明文作成を効率化してみてはいかがでしょうか。
世界中に“日本ならでは”のアイテムを届けるうえで、AI活用とオンラインオークションの相性は非常に良く、あなたの出品活動を大きくサポートしてくれるはずです。日々のリサーチや文章作成の負担を減らし、より戦略的にCatawikiでの売買を楽しみましょう。
▼Catawikiで売れやすい商品についてさらに詳しく解説しています▼