百年以上前の広告が語る日本観光の黎明期:1907年『THE LATEST MAP OF JAPAN』徹底解剖【モーカルナビPlus・輸入編】
1. はじめに
明治後期から大正にかけて、日清・日露戦争を経た日本は国際社会における地位を急激に高め、海外からの旅行者も増加しはじめた時代です。そんな明治の最盛期に、外国人観光客に向けた地図やガイドブックを発行していた組織がありました。それがウェルカム・ソサエティ(The Welcome Society)。
今回ご紹介するのは、1907年に発行された「Latest Map Of Japan For Travellers」という観光地図です。富士山のイラストをあしらった赤と青の表紙、そして内部には明治期ならではのレトロ広告が所狭しと並び、日本全国を紹介する詳細な地図まで収録。しかも「1912年の東京大博覧会が開催される」といった告知文面も含まれており、当時の日本の状況をダイレクトに感じ取ることができます。
古い地図を開くと、その時代の政治や経済、交通手段から人々の日常までが垣間見えると言われます。この1907年版「Latest Map Of Japan」もまた例外ではなく、企業広告から当時のホテルや銀行、貿易会社の様子が分かり、鉄道や汽船の路線網が示す国内旅行事情や地域の特色を知るうえでも重要な資料です。本記事では、この貴重な地図がどのような背景で作られたのか、どんな内容が詰まっているのか、そしてアンティーク資料としてどのように楽しめるのかを、じっくり紐解いていきます。
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2. 商品の背景や歴史
2-1. ウェルカム・ソサエティ(The Welcome Society)の成り立ち
明治政府は対外開国を進めるとともに、日本を訪れる外国人観光客や商人に向けたサービスを整備する必要性を痛感していました。そんな中、商工会議所や政府関連機関が協力して立ち上げられたのが、ウェルカム・ソサエティです。
この団体は主に外国人向けに、日本の観光名所や商業活動を紹介するパンフレットやガイドブックを制作し、旅行者が言語や交通の問題で困らないようにサポートする役割を担いました。地図や宿泊施設情報、銀行や郵便のシステム案内など、当時としては画期的な“訪日外国人支援”を実施していたわけです。
2-2. 明治期の観光事情
当時の日本は、鉄道や汽船が普及しはじめたばかりで、主要な都市間移動がようやく整備されつつある段階でした。国内でも観光への意識は徐々に芽生えており、外国人観光客だけでなく日本人自身も、名所旧跡や温泉地を巡る旅のスタイルを育みはじめていました。
しかしながら情報インフラは未整備で、地図やガイドブックの入手が難しい中、ウェルカム・ソサエティが発行する「Latest Map Of Japan」や「Guide Book」「Hotel List」といった資料は非常に貴重でした。特に英語で書かれている点が海外旅行者にはありがたかったのです。
2-3. 1907年版の特別な意義
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