【デジカ】攻めるコントロールでフィールドを制圧しよう。リベレイターマザー!【マザーデ・リーパー】(全文無料)
こんにちは。今回はEX7弾で実用的になり、デッキとして成立したのではないかと私が考えているデッキ、いわゆる風マザーについて解説していこうと思います。
私は特に大会成績等は残していませんので、実績をもとにした強さを語ることはできませんが、こんなデッキがあるんだな。もっとこうしたらいいのに、と皆様に感じて、考えていただくためにこの記事を執筆した次第です。
一応直近のテイマーバトルに持ち込んだところでは、魔王とリリスモン以外には勝利して、四勝二敗でした。
緑に寄せた構築はこちら↓
そもそもどんなデッキなのか
リベレイターマザーとは、EX7の風間照人のターン終了時能力を活用してマザーデ・リーパーをブロッカーにして大半のアタックを防ぎながら勝ちをもぎ取るというのがコンセプトです。
しかし、リカバリーオプションで延命し続けたり、セキュコンのようにセキュリティの強さでしのいでいくデッキではありません。
序盤から積極的にリベレイターのサポートで山を掘り、照人を探し、その傍らで各種ACEを展開しながら攻めていくコントロールデッキです。
どのように勝利を目指すデッキなのか
大きく分けて三つに分かれます。
①殴り勝つ。②盾差で勝つ。③デッキ切れで勝つ。
対戦中にこれら三つの可能性と確実性を天秤にかけながらカードをプレイしていく形になります。どれもが視野に入るデッキのため、例えば相手が墓地リソースを使うデッキであり、パラディンモードで墓地を消したいが、もう少しでLOを狙えそうなので使わずに持っておく、などといった事態に頻繁に遭遇するかと思います。重要なのは今自分がどういった勝ちに近づいているのかをはっきりと認識してプレイすることです。
デッキリスト
各種カードの採用理由
デジタマ
マザーデ・リーパー
コンセプトの一つ。15000の効果を受けないブロッカーで耐久。以上。
連携先として最強なうえに白色である事もこのデッキとは噛み合いがいい。
成長期
シューモン(ST19=03)
とにかく照人にアクセスしないと話にならないデッキなので照人を探せるカードは最大投入。パペット型も拾えるので、後述するエテモンや自身も対象になるためかなり重要な立ち位置。
プテロモン(ST18-04)
照人にアクセスする札その2。鳥を拾える効果はデッキ内では自身のみだが、採用候補の中には面白いカードも多かった。しかしエテモンが優秀なため基本はシューモンを優先してプレイすることが多い。
完全体
ホーリーエンジェモンACE(BT14-037)
リカバリーとDPマイナスによる除去の両方が、このデッキの立ち回りを軽やかにしてくれる潤滑油みたいなカード。
ブラスト進化元にする状況もなくはないが、オーバーフローがものすごいことになるのでわざわざは狙わない。しかしビビッてブラスト進化しないことも面の取り合いで不利になる可能性があるため思い切りが必要。
エテモン(EX5-048)
過労死枠。デッキ内全ての究極体ACEのブラスト進化に対応している。
何気についている-3000により小型への強制アタックは付与できないのが玉に瑕か。強制アタックさせたデジモンはマザーでブロックして、ブラスト進化先のデジモンで他のデジモンを処理することで二面除去として使えるのはかなり使うテクニック。
パペット型であるため、シューモンで拾えることは覚えておきたい。
進化元効果でシューモンの展開が狙えるが、落ちて困るカードのほうが多いので基本的に使うことはない。が、リソースがなさ過ぎてワンチャンをつかみたいときに使ってみるのもありかも。
究極体
ケルビモンACE(EX6-035)
このデッキのメインアタッカー。マザーを相方に連携すればDP負けすることはほぼない。効果で出す先はシューモンかプテロモンだが、構築によってはもう一面止めたりブロッカーを増やしたりもできるオールマイティーなカード。DPマイナスによる除去も、マザーは必ずと言っていいほど場に残っているため、安定して12000以上をマイナスできる噛み合いの良さもある。
セラフィモンACE(EX6-028)
ブラスト進化もするが、登場させてホーリーエンジェモン(BT1-060)のような使い方をすることもある。ホーリーエンジェモンACEと合わせて使うことでLv7までバウンス対象に含めることが出来るほか、二体目を出せば連鎖するということも非常に重要なため覚えておいて損はない。
ヴァルキリモンACE(BT16-013)
小型除去が主な仕事。横に並んでいれば一点を入れてからSアタック+1で殴ることが出来るため、シューモンやプテロモンで殴るときはヴァルキリモンが後に絡むことも考えて一体は残しておきたい。
基本的に面展開を一度通されてしまうと中々苦しいデッキなので、全体除去としてこのカードは採用した。今回は採用していないが、エンジェウーモンACE(BT15-038)やオファニモンACE(EX6-027)との相性が抜群にいいので、それらを採用する際はこのカードも優先的に採用したい。
ズドモンACE(BT16-026)
他のACEでは処理できない耐性持ちに対して退化を打ち込むための採用。
基本的にはDPマイナスで足りるが、リリスモンX抗体の耐性など、消滅やバウンス耐性持ちに対して他に有効打がない。エレメントサクセサーで来る、ブラックセラフィモンとの入れ替えになる可能性が高い。こちらはアタック時の消滅効果やレストできない効果による延命などが持ち味か。
超級極体
インペリアルドラモン:パラディンモードACE(BT17-077)
基本的にはブラスト進化ではなく登場させる。進化元効果が強い相手への回答であり、横並びしてきた相手に突然リーサルをかけることも出来る器用な一枚。ただ、勝ち筋の一つとしてLOがあることは念頭におく必要があり、墓地リソースを活用する相手だからといって考えなしに出すべきではない。
テイマー
風間照人(EX7-064)
このデッキのコンセプト。サーチ手段は豊富なため、一試合中に二枚は最低限貼りたい。ターン終了時の効果なので宣言忘れには要注意!
オプション
ウィンドスライサー(EX7-069)
一番悩んでいる枠。この二枠を3テイマーにするか他のオプションにするか、といったところ。
相手をレストして攻撃を止めるのはもちろん、自分の場の小型をレストしてマザーを起こすテクニックも有効。リベレイターのため各種サーチ札から拾うことも可能。
デジモンリベレイター(P-151)
かなり強いカード。三枚掘って探せる上にシューモンやプテロモン、そして照人を登場できるパワーカード。マザーを使うため色に困ることなく先手でも使える。このカード自身もリベレイターを持っているためシューモン、プテロモンと相互で拾いあうことが可能。
ノーブルファミリアーツ(ST19-15)
リベレイター持ち除去オプション。 積極的に手打ちしていくカードで、-6000を好きに割り振れるのがかなり強い。マザーによりデジモンが三体以上という条件はかなり達成しやすいというのも噛み合いがいい。
アネモイエンブレイス(ST18-15)
セキュリティで捲れたときに最も強いオプションカード。
マザーを警戒して中々殴られないため、レスト状態の相手デジモンが存在する場面が少なく、手撃ちがしづらいのが欠点か。レベルの指定なくレストできる点や、マザーを起こすことが出来る点も高評価。
戦い方
序盤はとにかく照人を探しにいく。サーチ札の優先順位としては
リベレイター>シューモン>プテロモン
照人を設置出来たら中盤に以降。
中盤はエテモンやノーブルファミリアーツで面を取りつつ、ケルビモンACEでアグレッシブに攻めたい。リベレイター以外を持ってくることは難しいため、ACEに関しては引いたカードをうまく使うしかない。
終盤は守るのか、攻めるのか見極め、相手の攻撃を凌ぐ。一つのプレイが原因で一瞬にして不利な状況になりやすいため、時間を使うならここだろう。逆に序盤はテンプレ通りに戦えば爆速でプレイできるはず。時間切れは味方でもあり敵でもあるので、それがわからない序盤は1プレイ3秒以内を心がけたい。
このデッキは決して遅延デッキではなく勝ちに行くデッキなので、勝つためのプレイがかなり重要になる。悠長にしていると普通にひき殺される危険性が高いので注意。
採用候補カード
高石タケル(BT1-087)
3テイマーかつサーチ札。リベレイターではサーチできないACEたちを探せる点で採用価値が高い。
3テイマーを設置さえできればかなりメモリのやりとりにも強くなるのでできれば入れたい枠
八神太一(ST15-14)
3テイマーの候補その2。マザーのDPを17000まで上げられるのと、このデッキに欠けている継続的なリソースを稼げる点ではかなり優秀だが、そもそも相手が殴ってこなければ意味がないため採用に関しては少し難しいと感じた。
ホーリーエンジェモン(BT1-060)
登場時リカバリーは強いし、ブラスト進化元としても優秀だが、コストの面と、除去体制のなさ、ほかのカードとの兼ね合いで抜けた。特徴に注目するならルクスモンなどで回収できる点か。
ブラックセラフィモンACE(BT18-071)
エレメントサクセサーで登場予定。ズドモンと入れ替えかな。マザーが20000までブロックできるようになり、しかも自身がブロッカーであり退化持ち。入れない理由がない。
ラピッドモン(ST17-07)
登場時に退化1をできる上に照人がいれば耐性も付くと、中々良いブラスト進化元だが、ブラックセラフィモンACEが来るまでは対応する色がやや噛み合わないか。進化元効果もかなりいやらしいのでエレメントサクセサー発売後は採用優先度は高くなるかも。
オファニモンACE(EX6-027)
バトル自体はマザーである程度対応できるが、セキュリティ破棄には少し弱いのでその保険としてオファニモンACEは良さそう。ただ、エンガルやタケミカヅチにはその前に除去される点がネックか。
パロットモン(ST18-11)
プテロモンで拾える完全体。
アネモイエンブレイスとの相性がいいうえに、延命も期待できるが、如何せんレストするだけに7コストはやや重いか?
ADR-09=ゲートキーパー(EX2-054)
盤面を増やせる上にリカバリーもあるが、素出しがほぼ不可能な点が気になる。
ワンダーストンプ(EX7-068)
リベレイター持ちかつドローということでデッキの圧縮が狙える。
シューモンとの組み合わせも強いが、単体ではただの一枚ドローであることをどう見るか。
シャイングレイモンバーストモードACE
タケルを4枚採用する場合はアリか。3点飛ばせるのはかなり強く、色も噛み合いがいい。
環境デッキとの戦い方
七大魔王
かなり不利。ちまちま盤面を取って大罪の門に進化元を供給させない戦い方が必要か。
オグドモンがトラッシュに落ちたらパラディンモードでデッキボトムに送りたい。
ケルビACEを優先的に出して早めに殴ることと、デーモンでACEを取られないようにシューモンやプテロモンを残す立ち回りがかなり重要になる。
マグナ
とにかくマザーを犠牲にしても耐性を発動させないことが重要か。
SoC
耐性持ちブロッカーがかなり有効に働く。
ドロー効果持ちが多いため、オプションを惜しみなく使って面を取り続けることでLOに持ち込むことも可能な為、パラディンモードの使い所はよく考える必要がある。