海が見える島
1週間前日記 8/20 (日)
目が覚めると8時を過ぎたあたりだった。昨日はあれほど白ワインを飲み干したというのに、頭はスッキリとしている。芸能人が飲み明かした次の日にロケに行った話を「凄いな」と思っていたが、高い酒だと実は結構楽勝なんじゃないかと思ってしまう。
今日から2週間島へ監禁させられる。服が足りないと思い、近くのショッピングモールへ出かけた。変な田舎のブランドの服なら安いだろうと高を括っていたが、普通にユニクロより高くてビックリした。結局、何も買わず銀だこを買って帰った。
とにかく必要だと思われる荷物をキャリーバッグに詰めて、横浜駅へと向かった。横浜駅では先日の乗れなかった新幹線の切符の返金対応をしてもらった。待ち時間が予定より長く、熱海行きの電車まで残り3分の時点で係員に案内された。手元に戻ってくる2万円などそっちのけで「早くしてくれ」と願っていた。時間と金どちらが大事かという究極の質問に時間という答えが出た。
熱海について島行のフェリーへと向かう。一年ぶりの船旅にワクワクしながら、2週間滞在する島へ向かう。リゾートと聞いていたが、近づくに連れてほぼアルカトラズかシャッターアイランドのような異様な雰囲気が漂う。着いてみると意外と素朴で泊まる場所は民泊で実家のような安心感。風呂は歩いて10分の温泉で夜の露天風呂の景色は地平線の先まで海が広がっているため真っ黒だった。喫煙所の近くには手のひらサイズのバッタなど個性豊かな生物が私達を歓迎してくれる。アルカトラズからあつまれどうぶつの森くらいには緊張が緩和された気がした。
今日の一曲
海の見える街 / 久石譲