超短絡的：2022年サッカーワールドカップ優勝国予想

サッカーワールドカップ開幕直前。
観戦に復帰して間もない私が考える優勝国予想。
かつての視点は次の2点。

①グループリーグ無敗
②少人数での得点力

①はグループリーグは対戦国がわかっているので、相手国の分析から自国の戦略構築＆実践まで準備ができているチームをさがすという観点。
②はトーナメントに入ったら「負けられない」「失点できない」という思考になりがちという予想から、強力なFWと数人のMFやサイドアタッカーでの局面打開力のあるチームを探すという観点。

短期間の大会では自力+上振れの出るチームというのが優勝条件と考えていますのでこの2点を軸に予想してみます。

①グループリーグ無敗

2002日韓大会までさかのぼって、決勝に残った2チームのなかでグループリーグで負けているのは2010年の優勝国スペインのみ。
分析から戦略構築＆実践には、体調管理や試合後のケア、試合のない間の過ごし方など選手はもちろん選手以外のスタッフの経験値（場慣れ）が必須ではないかと考えます。スタッフの経験値は出場回数など参考にできる数値は少ないですが、過去の国際大会の成績から図っていくのが丸いでしょう。
今大会のグループリーグの組み合わせの中で、無敗で勝ち上がりそうなのは

・オランダ（グループA）
・イングランド（グループB）
・アルゼンチン（グループC）
・フランス（グループD）
・ベルギー（グループF）

その他のグループでは日本のいるグループE。いわずもがなドイツ・スペインの2強に日本を加えて混戦。ドイツはヴェルナー不在がどうでるか。こういう時に活躍する印象のミュラーが万全＆ザネ・ニャブリの両サイドがこのグループで機能すれば圧勝の可能性もある。また、スペインは中心のブスケッツの最近のバルセロナでのパフォーマンスに疑問。加えて決定力のあるCF不在。ペドリ＆フェラントーレスあたりの出来がキーポイント。いずれにしても、ドイツの初戦となる日本との試合がその後の展開にモノを言いそう。

グループGはタレントは豪華ラインナップなブラジル本命は動かないが、CFがリシャルソンかジェズスで単独打開できるタイプには思えないので、ネイマールはもちろん選手間のマッチングが必須。カゼミーロをはじめ守備陣から前線へスムーズにボールを運べるか。初戦セルビアのミリンコビッチサビッチをはじめとする中盤争いで主導権を奪われるようなら厳しい。

グループHはポルトガル1強だったが、ロナウド問題が後を引きそうでチーム内の空気に暗雲が。初戦のガーナにもたつくようなら前線強力なウルグアイにやられる展開も。
などなどの理由で選外とした。

②少人数での得点力

守備に比べると上振れが出やすいのが攻撃と思っているので、短期決戦で上振れが出たチームが勝ち抜けるのではないかという考え方が軸。中盤の底からDFの間にある（あるいは奪った）ボールのスムーズなボールの供給から
前線の2～3人で得点まで持っていくイメージを持たせてくれるチームを理想として①で挙げた5チームから本命・対抗あげてみた

本命・アルゼンチン
パレデス万全ならデ・パウルとの組み合わせは、守備はもちろん前線のつなぎという点でも大会屈指。加えて今シーズンのメッシのパフォーマンスとついに見つけた相棒ラウタロ・マルチネス。ディ・マリア以外のサイド勢に不安を抱えるが、アルゼンチンが大本命。国としての経験値も文句なし。

対抗・フランス
エムバぺ中心にチーム構成できるようならかなり強力。ベンゼマがレアル時代にロナウドのサポートに回ったように立ち回れるかどうか。2人とも自己主張するようなら空中分解もある。加えてグリーズマンの出来。トップ下の起用が有力だがジョーカー的に使ったほうが効果的かもしれない。カンテとポグバが故障で抜けたのもかなり痛く、対抗どまり。

他3チームについて
・オランダ
前線デパイのみではコマ不足。
・イングランド
中盤の構成に不安点。どうやってケインにつなぐか。フォデン・アーノルドの起用は必須。
・ベルギー
名前のある選手はそろうが結局デ・ブライネ。クラブでの成績を考えると、アザールとルカクを起用せざるを得ない状況はかなりきつい。
などなどフランス以上に不安材料があり、優勝候補から外した。

最後に・・・

①②の条件に食い込んでくるかもしれない大穴チームを。
グループGのセルビア。
ブラジルを喰ってスタートできれば優勝まであるかもしれない。
大黒柱ヴラホビッチとタディッチら中盤が厚く、攻撃陣はかなり強力。守備陣がどこまで守り切れるかだが、中盤を制圧できれば決定機も減らすことができる。ヴラホビッチが活躍して優勝して、エムバぺやハーランドあたりと肩を並べられえる存在になることを期待。

以上、サッカーワールドカップ直前予想でした。
何試合観戦できるかわかりませんが、アルゼンチン・フランス・セルビアの3チームとなんといっても日本の活躍を中心に注目していきます。
ちょっと注目度に欠けるといわれている今大会ですが、日本が上位進出すればおそらく勝手に盛り上がるのが日本。
グループリーグ突破はもちろんそれ以上の成績を期待していますし、その可能性もあると考えています。故障者続出は気になりますが、頑張れ日本！