🌱日本の文化を守った偉大な人。

昨今、日本の未来に不安を隠せない

世の中になってしまいましたが、

戦争で負けてしまった日本であっても、

GHQに立ち向かい日本の文化を守った

升田幸三(ますだ こうぞう)さんを

ご紹介したいとおもいます。

5歳の時から酒を飲み始めたり、

かなり破天荒な方ですが、

実は将棋界の天才棋土です。

戦後、GHQが日本を占領されましたが、

彼がGHQを翻弄したエピソードがあります。

ある日、升田幸三さんはGHQに呼び出されます。

狙いは、将棋文化を無くすことでした。

升田は天才なのでGHQが自分を呼んだ

狙いを理解してました。

彼は、
自分が負けたら将棋が消されてしまう。。

通された部屋に入るやいなや

酒を飲ませてもらいたい

とGHQ側に要求します。

日本はアメリカに戦争に負け、

足がすくんでもおかしくない状況で、

酒を頼めるのは尋常ではありません。

意表をつかれたGHQでしたが

暫くして彼の前に缶詰が並べられます。

升田は、
なんだ、缶詰か、酒を出す気はないのか?

と言うと

GHQは、それはビールだといいます。

升田は、
初めて見る缶ビールだったため

こんな物が世の中にあるのか

と驚きますが、表情には出しません。

升田は、ビールを飲みすかさず次の行動に出ます。

まずい、これは本物のビールか?と

わざと大きな声で言ったのです。

呼び出した相手にいきなり酒を寄こせという、

理不尽な要求をされ、

それでも、余裕で受け入れた強者。

しかし、弱者であるべき相手は、

さらに高飛車な態度に出る。

軍服は驚きを隠せません。

こうして升田は主導権を握ります。

遂にGHQ側からの質問が始まります。

日本の武道は危険なものではないか。

升田は余裕の笑みで

そんなことはない、「武」という文字は
戈を止めると書くのだ。

鮮やかな切り返しでGHQ側は

本題に入らざるを得なくなります。

将棋はチェスと違って相手の駒を兵隊として使う。

これは捕虜虐待であり、

人道に反するものではないのか?

将棋に似た競技は世界中に沢山ありますが、

その中でたった一つ、将棋だけが相手から取った駒を

自分の駒として使えるルールを持っています。

だからこそGHQはここを突いてきたのです。

チェスを肯定し、将棋を否定するならば、

ここしかありません。

持ち駒を使うという将棋最大の特徴が、

「捕虜虐待」という危険思想にされたのです。

GHQ側は自信たっぷりに

升田を追い詰めたかのように見えたのですが。

升田は、GHQのはるか上の手を出してきたのです。

彼は、
ぐいっと「まずい」ビールを飲み干して

冗談ではないと言い放ち、

冗談を言ったつもりなど、

微塵もないGHQ将校たちはあっけにとられ、

我々は勝ったのではないの ?

という表情をしています。

その表情を升田は見のがしませんでした。

彼は、
チェスこそ、捕虜の虐待、いや虐殺だ。

取った駒を使えぬチェスを逆に否定した、

いやそれどころではない。

虐殺とまで言い切ったのです。

升田は続けて
日本の将棋は捕虜を虐待も虐殺もしない。

と言います。

GHQ側は、完全に狼狙しています。

升田は、ビールを飲みながら畳み掛けていきます。

将棋では、
つねに全部の駒が生きておる。

これは能力を尊重し、それぞれに働き場所を

与えようという思想だ。

しかも、敵から味方に移ってきても

金は金、飛車なら飛車と、

元の官位のままで仕事をさせるのだ。

通訳の言葉を聞き、

口をぽかんと開けるGHQの将校達。

升田は缶ビールを片手に、

敵の標的を逆手に取り、

とうとうと説教を垂れる。

もはや、どちらが尋問しているのかわかりません。

しかし、GHQは奥の手がありました。

それが、名人木村義雄の存在。

GHQは、木村義雄が、日本軍で講義を行っていた

情報を掴んでおり、そこを升田に突さつけてきた。

升田は、
木村をかばえば将棋は漬される、

逆に将棋を守ろうとしたら、

名人木村に責任をかぶせることになる。

まさに絶体絶命の状況。

そこで升田が放った起死回生の秘策が。

戦争中、あの人が海軍大学などを講演して回り、

おかげで日本は戦争に負けた。

オレが代わりにやっとったら日本が勝っておる。

あんたらにとったら、あの人は大恩人なんだぞ、

なんと敵の標的を大恩人に祭り上げてしまいました。

GHQ側の人間はコイツは面白いなと、

升田の魅力に取り憑かれ、

升田の話を聴き入り始めました。

升田の演説は5時間以上も続けられたそうです。

これも、対局に数日をかける升田にすれば

何のことはない時間ですが、

相手にとってはかなりの時間です。

そして最後に次の言葉をGHQ側に託していきました。

巣鴨にいる戦犯の連中を生かしてほしい。

彼らは万事よく知っており、

生かして役立てる道を考えてもらいたい。

標的とされた持ち駒ルールの精神を

占領政策に取り入れろと締めくくったのです。

升田幸三がGHQを負かした瞬間でした。

こうして将棋は生き残ったそうです。

私は将棋の知識は全く無いですが、

どんな人にも役割を持たせる、

それは萬の神の精神に当て嵌めた

思想にとても感動しました。

そして、彼の存在がなければ、

羽生さんや、藤井さんの存在も

無かったかもしれないと思うと、

升田幸三さんの偉大さは計り知れません。
👋😊✨。

🌱本日もご覧いただき、
ありがとうございました。
こちらのメッセージが
貴方にとって何かの気づきに
なるきっかけになれば幸いです。
✨🙏✨

また、心の色鉛筆で、
♡を塗りつぶして頂くと、
大変、嬉しく、励みになります。
✨👋😆。

いいなと思ったら応援しよう!