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木造住宅を楽しむ

屋根を支える梁をそのまま見せるデザイン。

屋根を支える梁がそのまま見える空間

これには、家を形成する構造材が眺められること・それが見えることで安心感が得られること・天井材を張らないことでのコストの削減などのメリットがあります。
実はその他にも家を楽しむメリットがあります。そこで過ごす時間の経過と共に家自体の変化を楽しめるのです。
それは、内装や外装の木部が経年変化で徐々にいい色艶に変化していくこと。
自然素材である「木」は、時間の経過と共に色艶が変化し落ち着いた味が出てきます。
例えば、床に観葉植物の植えられた鉢を置いたとします。数週間後にその鉢を退かしてみるとそこだけ床板の色が違います。
それを退かしたままにしておくと、また周囲の色と同じになります。直射日光が当たらない場所でも自然と変化していくのです。

mat house内観

今回の写真はすべて群馬県のmat houseです。
竣工から4年が経過しています。(ご覧のように赤ちゃんだったお子さんも既に4歳です)
屋根を支える梁や壁や床の合板など。もっと白かった木部ですが、いい色艶に変化してきました。
お子さんが日々成長するように、家自体も自然と日々変化しているのです。

梁や壁や床の木部がいい色艶に!

そんなふうに少し目線を変えるだけで「木」の持つ特性を楽しむこともできるんです。
木造であることを楽しみながら毎日を過ごす。
それってすごくワクワクしますよ!

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