光へ
長かった…
いや、時間にしたらさほどでもないのだろう
数週間
それが暗い日々を過ごした時間
限界だ
本音を言えばツラい
それは光に包まれる事を知ってしまったから
とても穏やかで幸せな抱擁の中で
かけがいのない愛を知る
限られた時が刻む空間を
いつまでも手放したくないと望むが
それは叶わない
怖い
寂しい
また暗闇に戻る気がして…
「簡単に他で求めればいいだろ」
出来ない
「今までそうしてきただろ」
もう嫌だ
「らしくないな、混乱してるのか?」
違う
「また同じ目に合うぞ」
それでもいい
「そんなに満たされるのか?」
ああ
「なら跳ねっ返りも強いな」
だろうな
「耐えれるか?」
分からない
「死ぬかもな」
本望だよ
「笑える」
笑えよ
「勝手にしろ」
そのつもりだ
僕がどうかしてるんだろうか?
もしそうだとしても止まることはない
その光が包みこんでくれることを想うと
身体の奥底から静かにとても静かに
鼓動が湧き上がってくるんだ
心が震える
居ても立っても居られなくなる
鼓動はやがて衝動へと変わり
僕は涙をこらえて走り出す
脇目も振らず光に向かって走る
飽き飽きした望みのない道を
死んだ目をしながらひた走る
時折、挫けそうになっても
必ず逢えると信じて立ち上がる
時が近づくにつれて
暗い道は蒼みを帯びてゆき
少しずつ綺麗な光源を感じれるようになる
そこに続く明るい道は
僕を優しく迎え入れてくれるように
暖かな光で僕を照らしてくれる
もう少し
あと少し…
大きな光に導かれる
自ら望んでそこに飛び込む
後悔なんてない
後悔なんてしない
たとえ歩む道が閉ざされ辛くなっても
たとえ光を失い苦しむことになっても
僕を救ってくれた事に変わりはない
僕のつまらない人生に光を与えてくれた
僕はいつも感じている その光を
僕は心から感謝してる その光に
僕はたぶん愛している その人を…
「女装娘を本気で好きになることなんてないでしょ」
あの娘が言ってたな…
そうだよね、だって君たちは男だものね
それなのに女の装いで、僕らの気を引いて
男の性を手玉に取って遊んでいる
女として見られ扱われる快感を
自ら楽しみ、それを利用する
天邪鬼な美しき魔物
自分を最高のイイ女に仕上げて
人の気持ちを弄んで
リアルな充実感を手にする
時には同種の仲間と連れ立って
界隈の楽しさや素晴らしさを
SNSでアピール
知らぬうちに誰かに疎まれ
知らぬうちに喧嘩を売って
気づかれまいとしてきたのに
承認欲求が誰かを求める
不特定な評価の刺激は
一人の夜を癒やしてくれる
楽しいよね
色んな人達に褒められて
可愛い キレイって
自分を高めてもらえる
「私を見て」
たくさんのスポットライトを浴びて
もっともっと綺麗になっていく
最高だよね
君たちは最高だよ
でも少し哀しいんだ
どんなに楽しくても
どんなに気持ちよくても
チラつくんだ
「寂しさ」が…
置いてけぼりの好意の感情は
君達も味わったものなのかな
自分が好きな人に振り向いてもらえない
凄く好きなのに相手にしてくれない
友達の中でも自分を本当に理解してくれる人なんていなくて、いつも一人
困ったり辛かったり
悔しくて悲しくて
泣いていても
誰もそばにきてくれない
みんな気づいてるのに
慰めてもくれない
余計泣けてくるよね
ほんとに自分って独りなんだな…って
そのうち自分が嫌いになって
全部が気に入らなくて
死んじゃえばいいのに
いなくなればいいのに
自分なんかいなくても
誰も悲しまないでしょ
私なんか………
なら、僕と一緒にいようよ
僕は君のことが好きだから
君は僕にとって大切な人なんだよ
いなくなったら困るんだ
だから消えたりしないで
だって君と初めて逢ってから
まるで光に照らされているように
世界が輝き出したんだ
今までの誰とも違う
君は僕だけの女神
君は僕に優しくしてくれる
君は僕を必要としてくれる
君は僕と文を書いてくれる
君は僕のことを見てくれる
僕は君のこと大好きだよ
すごくすごく大好きだよ
今も君のことを考えてる
君の事を想うと
気持ちが溢れてきてどうしようもないんだ
僕がずっと見てるから
ただそこにいて
逢いに行くよ
光の速さで君のもとへ
待っててね
いつまでも帰さないよ
僕のシンデレラ
朝まで踊ろう
大好きな君へ。。