ポルノグラフィティ全書を通して見つめる自分と、ポルノグラフィティと…
Twitter(新:X)にも書いたけれど。
ポルノグラフィティの曲、多すぎて多すぎて全部聴くの大変だよ問題!!!!
正直、ここ最近初期シングル曲を聴く機会が減っていた。
カップリングはプレイリストを作っているから、たまに聴いている。それでもアルバムも入れたら全曲満遍なく聴くのは難しくて。
昭仁さんがライブでサポメンの皆さんのソロで
「そんな曲あった?!」とか、
ロマポルで“おいでよサンタモニカ”を選曲した晴一さんに
「よう覚えとったね!」
と言っていたのがめちゃくちゃわかる。
それくらい曲が多い。そりゃそうだよね、25周年だもんね(活動休止なしもすごいよ本当に!!)
9月4日にポルノグラフィティ全書がリリースされたから、久々にアポロからじっくりと聴いてみた。
ゴゴゴゴ…(アポロの始まり)
僕らの〜
きた!!
このワクワク感。何度も何度も聴いたアポロ。今でもワクワクするこの気持ち。
歌い出しから、昭仁さんの歌声に一瞬で虜になった記憶が蘇る。
あの頃、人気のバンドや歌手はたくさんいた。
どうして昭仁さんの歌声だったのだろう。
どうしてポルノグラフィティだったのだろう。
Twitterでよく#を付けて「ポルノグラフィティのアルバムで好きな曲をそれぞれ挙げる」とか「ポルノグラフィティで一番好きな曲は?」とか回ってくるけれど、こういうときどうしてもメンバー詞曲のものを挙げてしまう自分がいて。
もちろん、本間さん作曲で好きな曲もたくさんある。
一瞬で虜になったデビュー曲のアポロも、
初めて1位に輝いて嬉しかったサウダージも、
ライブで必ず盛り上がる定番ハネウマライダーも。
どれも名曲だし、私の青春を彩ってくれた。
でも選ぶなら、メンバー詞曲を選びたい。
ただでさえ好きな曲があり過ぎて、どれが一番とか選ぶのが大変なんだけれど。
その中で選ぶなら、やっぱりポルノグラフィティが作った曲がいい!!(意地と言われてもいい)
最初に記したように、ここ最近初期シングル曲を聴く機会が減っていた。
今の私に深く沁みこんでいくのは、お二人が作った曲が多い。
歌い方に違いがあるとか、詞に違いがあるとか、そういうことではなくて。
今の私が求めているものは、お二人が作ったものだから。
詞に関しては違いがわかることが多いけれど、曲に関しては「これは昭仁さんの曲だ!」とか「これは晴一さんの曲だ!」とか、目利きみたいな能力は特にない。残念ながら。
そういえばTwitterで「#ぽるのアルバム1位曲発表会」というタグが流れてきたから、やってみたんだけれど、
「ロマンチスト・エゴイスト」ライオン
「foo?」Report21
「雲をも掴む民」n.t.
「WORLDILLIA」CLUB UNDERWORLD
「THUMPx」Let's go to the answer
「m-CABI」ライン
「ポルノグラフィティ」Light and Shadow
「∠TRIGGER」∠RECEIVER
「PANORAMA PORNO」FLAG
「RHINOCEROS」ANGRY BIRD
「BUTTERFLY EFFECT」Fade away
「暁」証言
まるで意識したかのような、メンバー詞曲の数々だね(たまさんの曲も大好きなので今でもバリバリに聴く)。
でも本当に、一番を選ぶとしたらこの選曲になる。
どれもライブで聴きたい曲ばかり。
そう!メンバー詞曲はライブで聴きたくなる!!
9月8日にFM802で放送された“BINTANG GARDEN”では、全書のDISC3について、お二人からこんな言及があった。
青春花道
東京デスティニー
俺たちのセレブレーション
ワン・ウーマン・ショー 〜甘い幻〜
晴一さん「このあたりから迷ってるなって思ったでしょ?笑」
昭仁さん「でもこの時期があったから、ここを乗り越えられたから…」
お二人は思い出すように、和やかに、コメントしていた。
この時期の私は体調を崩したり、泣き止まない我が子を抱え途方に暮れていて…音楽どころではなかったけれど、テレビで流れるポルノグラフィティの曲に時折励まされていたなぁ。
日々の睡眠不足と、通院の多い我が子、平日はフルタイムで仕事…。そして土日も仕事の多かった夫。
そんな生活の中で、たまたまテレビでポルノグラフィティを観られたときの喜び。
曲の雰囲気の変化にはうっすらと気付く程度。
朧げな記憶だけれど、ポルノグラフィティが今までにないジャンルに挑戦しているのかなって、勝手に感じていた。←随分とえらそうですみません。
曲をじっくり聴く余裕はなく(何なら子どもの泣き声の中聴いていたほど)、歌詞も、タイトルさえも覚える間もなく日々は過ぎていったけれど。
でもそれでも良かった。ただ、ポルノグラフィティが今でも音楽を続けていることを確認できるだけで。
あるときチラッと調べたら、ライブツアーを続けているのを知ってすごくホッとしたんだよなぁ。
もうね、十分だった。私の好きなポルノグラフィティが、まだいたから。
※現在は「ライブライブライブライブライブライブライブライブ行きたい!次のツアーはいつ?!」状態。
ポルノグラフィティがネットで話題に挙がる度に、「やっぱりディレクターがね」とか「やっぱりベースがね」のコメントが未だに見られるけれど、かつてはこの手のコメントにいちいち反応して、知らないくせに!とひとり憤慨していた私。最近はもう何とも思わない。そうですか〜知らないんですね、で終わり。
もちろん、今のポルノグラフィティも知ってほしい…ファンが増えるのは、いつだって大歓迎。
でも、売れている曲が必ずしも良い曲とは思えない。今は昔よりも流行が目まぐるしく、10年後にこの曲は残っているのだろうか…簡単に消費されてやしないだろうか…とお節介に考えてしまうときがある(私が年だからかも、いや絶対そう)。
この先もファンに大事にされる曲であったほうがいい。これは、ただの個人的な願い。
考えたくないけれど、あと何年ポルノグラフィティが続いていくか分からない。
いつか来るその日まで曲を出してくれるだろうし、たまには昔の曲たちを聴き直す時間があってもいい。ライブ映像で振り返りたい曲もたくさんある。ライブで好きになる曲、未だにあるんだなこれが。
考えたら、「曲がたくさんあって全曲聴き直すの大変だよ〜」と思うのって幸せなこと。
10代の頃に聴いた曲は今聴くと印象が変わっていたりする。こういうときの、また出会えた瞬間ってたまらない。
ポルノグラフィティ全書を通して、新しい発見をする楽しみを見つけた。
因みにどうして昭仁さんの歌声だったのか、
どうしてポルノグラフィティだったのかは、
この先ずっと考えていきたいと思っている。
答えは別に見つからなくていい。考えることが楽しいから。