12年振り11度目のライブが「神vs神」だった話。
最後に行ったポルノグラフィティのライブはOPEN MUSIC CABINETさいたまスーパーアリーナ公演だった。
事前にm-FLOODの振り付けを覚えて、会場でみんなで踊ったりして。笑っちゃうくらい無表情な昭仁さんが面白かった。
それが私の青春の終わり。
泣きながらlove up!の更新をストップ。
作品は「あなたがここにいたら」まで買った。ジリ貧のなかしぶとく粘った。
もうライブは行けないと思っていた。
ファンクラブに入っていないとチケットは取れないものだと思っていたし、就職してからは社畜のため気が回らず。
「Zombies are standing out」が配信リリースされたとき、ついに我慢できなくなって再入会できたおかげで20周年の神vs神には間に合った。
12年振りに行ったポルノグラフィティのライブは、東京ドーム2daysの周年ライブ。
10周年をお祝い出来なかった悔しさをわずかに抱えながらの10年間。20周年は何とか戻って来れた。
距離を置いてる時もシングルはいくつか聴いていたけれど(聴き込めてはいない)、アルバムは4枚も出ていた。
ポルノグラフィティ、活動しすぎでしょ。ありがとう。
池袋で開催されていたポルノ展も行ってみたし、ヴィレヴァンとコラボしたグッズも買ってみた。
元々グッズは買わないほうだったけれど。こういう興奮している状況が久々で、若干の気恥ずかしさみたいなのもあったり。
並んで買うの…?周りからどう見られてるんだろ…恥ずかしいな…(←自意識過剰なので)
でも初めて思いっきりイベント参加とか、グッズ購入をしてみたら楽しくてたまらなかった。
ライブ初日、グッズのTシャツを身にまといグッズのタオルをカバンに入れて電車に乗り込む。
今までボッチがほとんどだったのに、久々のライブは一人じゃ不安だから夫についてきてもらった。
初日の席はスタンド席前方。ステージから真正面。
夫・私「でっっっっっっっっか〜〜〜〜〜」
しばし呆然。
これ全部ファンなのかな?
いや付き添いもいるでしょ、僕みたいに。
こんな広いところで二日間もライブできるんだ。
ポルノグラフィティってすごいんだね。
あーーーー、なんか緊張してきた
生きてるんだね、ポルノグラフィティ
(この辺から動揺が隠せない発言ばかり)
ライブが始まり、一気にボルテージが上がる会場。温度や湿度もグッと上がるのがわかった。
12年ぶりに観たポルノグラフィティ。衝撃で声が出なかった。しばらく棒立ちのまま、ひたすら眺めたステージ。
始まりの曲は「プッシュプレイ」
まさか、この曲からスタートするなんて。
THUMPXに入ってる曲だよ?
新曲だった「VS」に繋げるとしてもだよ?
私は全く予想していなかった。
聴き込めていないアルバムが4枚もあったし、私が聴き倒した曲がいくつ披露されるかなんて、正直期待していなくて。
新しい曲でもいい。歌が聴けたら、演奏が聴けたら、昭仁さんと晴一さんの声が聞けたら。
そんな思いの中でのプッシュプレイ。そもそも聴けたの何年ぶり?思い出せないくらい遠い記憶。懐かしさと喜びと、「待っていてくれた?!」という謎のポジティブ思考。
ポルノグラフィティのライブは、いつだって私を前向きにさせてくれる。
久々のライブは知っている曲ばかりで、贅沢なフルコースみたいなセトリ。
昭仁さんの歌唱力、晴一さんのギターの音色、12年前よりも格段にパワーアップしていて。
それでも一気に青春を呼び起こすパフォーマンス。
変わったのに変わってない不思議な感じ。
昭仁さんの弾き語りが「n.t.」だった時は一瞬、息が止まった。呼吸するのを忘れた。
え!!!!!???????
え、え、えぬてぃー!?n.t.?!?!?!
嘘でしょ?!n.t.が聴けるの?!しかも弾き語りで?!
思わず太字にしてしまうほどの興奮。
声を押しころしながら泣いた。
欲張りセットなセトリ…さすが神vs神…
久々のタオル回しも楽しくて。
神神で初めてグッズのタオルを買ったけれど、私これまで何を用いてタオル回ししてたんだろう。ハンカチかな。
お二人がサイの乗り物(言い方ごめん)に乗って近くまで来てくれたのも嬉しくて。
肉眼で確認できるほどで、ちょっともう…「何も言えねぇ」ってやつだった。
通し券だったので、2日目も東京ドームへ。
この日もスタンド席でステージ正面だったけれど、やや後方だった。全然いい。
生音聴ければそれで!!!!!いい!!!!
前日に間近で観た衝撃が凄まじかったのもあるけれども。
この日は初っ端から盛り上がっていた私。前日の棒立ちを忘れるほどに。
昭仁さん「東京ドォオオオオオム‼︎‼︎」
私「ウォオオオオオオオオオオ‼︎‼︎」
晴一さんのギターソロ
私「ウォオオオオオオオオオオ‼︎‼︎」
大人になってからあんなに叫んだのは初めてだった。横にいた夫の存在を忘れるほどに。
初日は弾き語りだったn.t.が、二日目はバンドバージョンで聴けた。そういうパターンもあるんだ…と驚く。
「Century Lovers」では初期煽りの“Everybody みんなで声出せ”をしてくれて思わず童心に戻った。私たぶん少女の顔してた。アラサーなのにさ(当時)
ダサいの〜なんて言いながらもやってくれた昭仁さん。嬉しかったな。
思えばこれまで、ライブを何日も行くなんてしたことなかった。お金の余裕もなかったし。
初めて、ライブに続けて行くという贅沢なことをした。こんなに楽しいんだ。こんなに燃えるんだ。またやってみたい。
応援を続けたかったのに出来なかったこと、20周年ライブの後にやってきたコロナ禍。
行ける時に行かないと後悔する経験をしたからか、ライブに対する執着が増した気がする。
次のツアーからは行ける会場はエントリーするようになった。遠征できるほどの余裕はないけれど、行けるところまで。
そういえばアンコールで披露された「ライラ」
この日の私そのものだった。
泣いて笑って、懐かしくて。
晴一さんは、いつも言葉にできない気持ちを作品にしてくれる。
今日、神vs神のライブ円盤を観ていて、この時の興奮を昨日のことのように思い出したから備忘録として残してみた。記憶に残るライブがあるって幸せなことだな。