日本保守党がまた自爆か?

何たるお粗末な配信だろうか。

さとうさおりさんがYouTubeで日本保守党の寄付活動について苦言を呈したとするデマ情報のお話です。

さとうさおりさんの動画を観て、何を感じ取れるか。
これはまさに何も火のないところに火をつける放火魔のような話だと感じました。
その放火魔を取り逃がし、さらに火に油を注ぐ日本保守党。
もう全焼してしまう勢いです。

他の著名人が支持する理由がさっぱり分からないのですが。
何かあるんでしょうかね?
恥ずかしいとも思っていない?
呆れ果てるようなお話と思うのですが・・・




事の発端


日本保守党、有本香氏の反撃

 

有本氏の発言内容です。

(さとうさおりさんを全く知らないような印象から会話は始まる。)
さとうさおりさんが「日本保守党は寄付控除を受けられる団体ではない」という動画を上げているようだ。
そこでは証拠も出されているのが設立届。総務省から取り寄せられる。
設立届には、課税上の優遇措置の適用関係の有無があり、「無」と書いている。
「だから嘘なんだ」という動画を上げているらしい。
これは大変な虚偽情報の流布です。
たしかに9月の段階では団体を設立しただけですので、そこでは課税優遇措置を受けられないのですが、10月には状況が変わり、10月から課税優遇措置団体になっている。
9月時点の設立届を持ってきて、この団体は寄付控除を受けられないんだという主張は、虚偽情報の流布です。
これは法的に対処したいと思います。
さとうさおりさんは東京選挙区の街宣で合ったことがある方です。
うちにシンパシーを感じておられるのかなと思っていましたが、なぜこのような動画を出すのか。
調べるのであれば、ちゃんと調べていただきたいんです。
異動届は受理されている。
10/17時点に課税優遇措置団体になった。
そういう事実関係は、ちゃんと調べてください。
こういうのは、虚偽の情報を流布してお稼ぎになるのは大変悪質な行為だと認識しております。
せっかく、士業の資格を持っていらっしゃるなら、事実関係をきちんとお調べいただきますよう、この虚偽情報の流布に関しては、すでにYouTubeで何日か広めていらっしゃるようですので、これについては対処したいと思います。

感想

おそらく、有本香氏はさとうさおりさんの動画を観ていません。
誰かの投稿を元にして攻撃しています。


原因の投稿

日本補完計画【公式】- Conservative Party of NIPPON -
「さとうさおりさん(公認会計士、政党代表)の解説では、」


さとうさおりさんの元動画

「【日本保守党】寄付金の領収書が貰えない騒動について解説【寄附金控除】」

寄付者の主張

「税制上の優遇措置である寄付金控除というものが受けれますよ」ということを公表していました。
それを受けて寄付をする人は、「応援している保守党に寄付ができて、さらに税制上少しお得になるのであれば、これはいいや」っていうことで寄付をしたわけです。
いざ確定申告のシーズンになりました。
申告をしようとして、「あ、そういえば寄付金控除のための書類をもらってなかったな」と思って保守党に問い合わせたところ、「そのような書類はちょっとまだ発行できません」と。
「でも振り込み明細などがあれば、それを添付して確定申告自体はできますよ」っていう返答を受けました。
「そっか。その書類がなくても振り込んだ明細を持って税務所に行ってみよう。これで確定申告してみよう。」って思って税務所に行ったところ、「いやいや振り込み明細じゃ受け付けられませんよ」と言われ戻ってきてしまった。
このような状況で寄付金控除受けれると聞いていたのに、「なぜその書類を出してくれないの?何度も問い合わせたのになんで出してくれないの?」っていうのが寄付した側の主張。

日本保守党の主張

「いやいやいや、明細など他のものを添付すれば、私たちの発行した書類じゃなくても申告はできますので」というもの。

見解

どちらの見方もしません。
あくまでも法律に則った解説をしますので、みなさんでご判断ください。
私しか出来ない解説となります。(専門職)

総務省の法律。
寄付金控除を受けられる団体だったかどうか。
次に、その他の政治団体にチェックされているはず。

国会議員関係政治団体の区分(2号)にチェックがあるかどうか。
ここまでが大きなポイントとなる。
国会議員を立候補させるかどうかがポイントとなるからです。
ここにチェックがあれば、寄付金控除の書類が発行できる団体になれるわけです。

この判断は、おそらく開示請求しないと見れないです。

開示請求方法。
去年末締めの収支報告書をすでに提出していますので、まもなくホームページ上でアップロードされるはず。
そこでチェックがあるかどうかがポイントとなってくる。

国会議員関係政治団体に該当する旨の通知を提出すること。
国会議員関係政治団体の区分(2号)にチェックがある。
この場合に限り、寄付金控除の書類を発行できる団体と認められる。

チェックが入った届け出がされる前に寄付を募った場合、寄付金控除の対象にはならない。(総務省解説)
提出された書類が控除対象のものであれば、それ以降の寄付は対象となる。

税制法上の要件。
「令和5年分政治資金収支報告書の提出について」という資料書類が政治団体には届けられる。
そこには、「寄付金(税額)控除のための書類」について解説されています。

「寄付金(税額)控除のための書類」を作成して、選挙管理委員会に提出する。
押印された書類が返ってくると、寄付者に渡す。
寄付者は、その書類を持って確定申告に行く。
ここまでが税制上で求められていることです。

(WEBサイトでも確認可能)
「寄附金(税額)控除のための書類の作成方法」

押印済みの書類の発行が遅れるような場合、「臨時的に領収書を発行してもらってくださいね」というのが税務署の立場。

「申告等の方法」

選挙管理委員会等の確認印のある「寄附金(税額)控除のための書類」のことを言っています。
さらに、
(注) 確定申告書を提出するときまでに、「寄附金(税額)控除のための書類」の交付が間に合わない場合は、その書類に代えて寄附金の受領証の写しを添付して確定申告をし、後日、その書類が交付され次第、速やかに税務署に提出してください。
とされています。
つまり、最終的には押印済みの「寄附金(税額)控除のための書類」が必要。

日本保守党の場合

寄付金控除のための書類の交付が受けられない、領収書の発行が出来ないと言われてしまってるみたいなので、領収書を添付する以外のことは想定していない。

この要件の達成を、日本保守党側は公式には発表されていない状況です。
どちらが悪い、どちらが良いという話はしません。
あくまでも法律上の見解を述べているだけです。

仮に手続きが間違っていた場合は、潔くミスを認めるしかなく、寄付金控除が出来ない状況だったというのは認めるしかないです。
でも、こればかりは状況が分からない、党として公式な発表がないので、分からないとしか言いようがないんです。

(ここを切り取られた可能性)


さとうさおりの反撃

「【緊急】本日の朝8ちゃんねるとXで、有本香さんと百田尚樹尚樹さんから、さとうさおりに対して厳しい言及がありました。/昨夜アナフィラキシーで救急車で運ばれ治療中です。」

日本保守党は、全く以て、デタラメな反論をされております。

日本保守党の設立届を出して、「この団体が寄付金控除を受けられる団体ではありません」という発言をしたことは一度もありません。

(日本補完計画【公式】- Conservative Party of NIPPON -というアカウントの投稿を指し示して否定しました。)

全くデタラメな内容の投稿を取り上げて法的措置というのは本当に残念なことだと思います。
むしろ好意的に見ていましたし、設立当初からYouTubeはずっと観てきた。

寄付金問題の動画を上げたその日に、リハックでひろゆき氏と河村たかし氏が対談し、領収書を出さないことを突っ込まれていた話。
共同代表の河村たかし氏まで知らない状況だった。
党として公式に何かしらの情報が発信されているわけでもないので、その前提の元に中立的に法的解釈で以て解説しただけ。

発言の切り取りではなくデマ情報が流れて、朝8で言及されて法的措置と言われた。
百田さんが言った、30歳で子宮摘出という話は、本人が発言したもの。
私は「寄付金控除を受けられる団体ではない」とは言っていない。
百田さんもメディアに切り取られて報じられてお怒りだと思う。
私の場合は発言もしていない。


河村たかしが出演したリハック動画

「【ひろゆきvs日本保守党】河村たかしが激怒!政治屋をぶっつぶす【西田亮介vsリハックマReHacQ】」

河村たかし:飯山さんと喧嘩しちゃいかんとは言っている。わしが中に入るしかないかも分からん。
ひろゆき:領収書くらい出せやってなりませんか?
(ひろゆき氏は、飯山あかり氏と全く同じ疑問を持って河村氏に問いをしている。)

河村たかし:領収書は出さないかんでしょう。
ひろゆき:なぜ、領収書を出さないと判断する人がトップにいるの?
河村たかし:(党に)説明義務はある。
ひろゆき:7万人いても領収書を書くバイトを雇えば終わりの話。

※ 河村たかし氏は、終始、法律論は理解していない様子であった。

日本保守党の共感するところを聞かれた河村たかし氏の回答

有本氏と百田氏に地方議員のボランティア化、任期制限でも構わないが、それをやろうと言って「それが日本政治の一番の原因だな」と。
給料が良いと、自分の本心を言わなくなる。団体戦になってしまう。

わしは日本中を回っていかないかんから国会議員歳費は減らせない。
それは市長とは違う話です。
(4500万円くらいあるが?と指摘された)
日本中回って支部を作らないといけない。
ひろゆき:国会議員は電車代タダになりますよね?
河村たかし:一人で行けばそうだけど。
ひろゆき:一人で良いじゃないですか。
河村たかし:何人かで行って、フォローせないかんでしょう。
ひろゆき:それって政党の予算でできませんか?
河村たかし:政党予算でもできますが、それでもまだ不十分じゃないですか。よく分からんけど。
ひろゆき:でも、政党のほうは政党助成金で3人だと6億とか入りますね。
河村たかし:一人4000万円と聞いている。
ひろゆき:ここは減らしますと言ったほうが、スポーツ新聞の記事になってインパクト強いはず。

(以下省略)


最終判断

個人的な過失割合は以下となります。
さとうさおり:0.00001
有本氏と百田氏:99.99999

さとうさおりさんの過失は、押印済みの書類提出が最悪の場合では不要と思わせるかのような説明がありました。
押印済みの書類提出は、遅延してでも必要と国税庁では説明しています。

もう一つは、「仮に」という表現で落ち度を指摘したこと。
「分からないことですが」という打ち消し表現をしたとしても、文脈の構成上は勘違いするバカもいる。
私ならこんなことで突っかからないが、突っかかるバカが本当にいるんですね。

とはいえ、有本氏の朝8での反論は、事実に基づかない虚偽の情報の流布であり、自分自身が流布しているのです。
浅い。浅すぎる。

真の犯人は、アカウント名「日本補完計画【公式】- Conservative Party of NIPPON -」という者です。
次の加害者は、有本氏となるでしょう。

さとうさおりさんの動画を確認さえしていれば、Xの投稿が全くの偽情報だったことは分かったはずです。

無責任なのは河村たかし氏も同じでしょう。
何なんだ?あの無知っぷりは。
それでも共同代表か。
長年政治家やっているなら知っていて当然。
有本氏に意見できないのは、彼が形だけの共同代表だからです。

有本氏は、「YouTubeで虚偽の情報を流布してお稼ぎになるのは大変悪質な行為」とまで言ってしまった。
これはもう取り消せない。最悪の展開。完全にブーメラン。しかも2枚に増えて返ってくる勢い。

有本氏は、ひろゆき氏に対しても法的措置を取るのでしょうか?
ひろゆき氏の見解は、飯山あかり氏と同じですが・・・
逆に、河村たかし氏が「領収書の発行をしていないことを認める内容」となってしまったことで、公式見解すら今までなかったことも再確認されてしまった。
代表のお言葉の責任は常に重い・・・

どうしようもないガバナンスの無さを露呈しています。

最大の新たな問題点は、有本氏が「第三者の捏造投稿を理由に、相手方が虚偽の流布をしたとして法的措置をする」と言ったことです。

この落とし前をどう対処するかによって、今後の日本保守党への支持は変わるでしょう。

有本氏は、完全に勘違いから本人を攻撃した。
謝罪は絶対ですし、第三者の投稿に対しても何かしらの対応は見せないと話は収まらない。
飯山あかり氏は虎視眈々と待ち構えています。
格好のネタとなってしまった・・・
すでにライブの準備をしているはず。

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