高市早苗氏でもこのレベル感の自民党!

高市早苗氏が総裁選で訴えた中で、「議員の手取りは30万円程度」と発言していた。
月給の話か?年収の話か?
月収の話として、年間手取り360万円程度しかないと言っているのでしょうか。

アホらしくて相手にしてられん話ですが、ここ数年でもっとも重要な衆議院選となったので、若干触れておきたいと思います。

政党交付金は自民党議員一人あたり約4000万円。
一般の議員は約2000万円の給与。手取りが約1300万円。
自民党議員は、一人あたり5300万円もの収入があると言えます。

高市早苗氏の政治資金収支報告書を見てみましょう。

令和3年分の新時代政策研究所の収支報告書
支出総額:約692万円

令和4年分
支出総額:約721万円

ここでは敢えて支出しか述べませんが、約700万円程度の政治資金の支出があります。
概算手取りから差し引きすると4600万円となり、月額約380万程度の手取りとなります。

したがって、多くの自民党議員が手取り約30万というのは嘘と言うほかありません。

一言言わせていただくと、多くの国会議員が参加している政策会合のような会費(多くは2万円という設定)を伴うセミナーで資金を集めている頭領的議員がいるが、政策の話を内々でするだけで会費を徴収し、そういった催しをお互いに開催して会費を払い合っているような実態がありますが、それはマネーロンダリングに他なりません。
今の時代、オンラインで格安で開催できる上に、お互いに政策を話し合うのは議員の務めですから会費が発生していること自体がナンセンスなのです。

なお、高市氏は個人の寄付しかなく、4000万円の収入が計上されており、セミナーの収入はない。

ついでに岩屋毅議員の政治資金収支報告書を覗くと、令和4年の支出はなんと2000万円を超えている。
高市氏の3倍です。
個人の寄付は53万、政治団体からの寄付が545万円、セミナーの収入が約2200万円。
個人の寄付額の違いが国民の支持の違いであることは一目瞭然。

同じ国会議員でこれだけの収支の違いがあるという事実だけで十分です。
マネーロンダリングをしなくとも、お金などかけずに政治活動ができるということです。
仮にも総理候補まで挙がった高市氏が奇しくも証明してくれました。

「高市早苗氏、公平な資金運営を訴え「大方の議員は手取り30万円代」 自民総裁選所見発表」

高市早苗氏の政治団体収支報告書

https://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/SS20221125/1025900079.pdf
https://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/SS20231124/1028000082.pdf

岩屋毅氏の政治団体収支報告書

https://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/SS20231124/1027800037.pdf 

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