新宿って好きじゃない
魅力的とはどういうことでしょうか。
「妥協しない」で私にとっていちばん良い男性を見極める。そう決めた以上、私自身もその人に見合うくらい魅力的な女性にならなければいけません。
もっと言うなら、私の思う魅力的な女性を、魅力的だと思う男性こそ、私の思ういちばん良い男なのではないかと思うからです。
私が1番尊敬している女性は、母です。
どうして?と思うくらいたくさんのことを知っていて、素敵な言葉を必要としている人にかけることが出来る人。
時には「その雑学いるの?」と思うような知恵袋を持っていて、最新のニュースもいつの間にか知っているのです。
話題が豊富で一緒にいて楽しい人。
そして、その豊富な知識で言語化した、素敵な言葉たちを必要に応じて思いやりと共に与えてくれる人。
それが私の思う魅力的な女性でした。
幼少期から母の真似ばかりしていたように思います。
家にあった母の蔵書を読み、母の好きな詩を読み、おすすめの映画を見てきました。
旅行先では美術館やアート展に行って、お花の沢山ある庭園をお散歩したりします。
かと思えば、ふらっと立ち寄った居酒屋で、居酒屋ご飯を食べたり、食べ放題でケーキを食べすぎて気持ち悪くなったり。
そんな中で私をいちばん成長させてくれたのは、やはり読書と映画鑑賞でした。
好奇心と、知的探究心を育んでくれたからです。
色んな世界をみて、色んな人と出会って、色んな人生を体験することができるのはかけがえのない財産になりました。
ですから、恋活と同時に始めた自分磨きは、読書と映画鑑賞です。
恋愛小説や恋愛映画などをみて、すれ違いや思いやり気持ちの機微を学んでいきました。
もちろん現実は小説より奇なり。
その通りであると思うわけではありません。
しかしこれらの作品は、誰かの共感を誘うために作られています。こういう歴史を辿ってきた人が、世界には何人もいるのです。
それを追体験することは、なにごとも予行演習したい私には向いていたのだと思います。
そんな、私史上いちばん魅力的な私として会いに行ったバチェラーデート2人目のお相手は、32歳の公務員でした。
身長は低めでしたが、筋肉質でスポーツ選手のような体格です。
話を聞いてみると刑事さんで、お休みは不定期。
前の記事にもあるように私もお休みは自由で不定期なので不定期な方は好都合。
この日は平日の夜でしたので、恐らく不定期休みの方を探すには平日夜のデートを申し込むほうが良いように思います。
会うのは私が5人目と経験豊富な方で、話の切り返しが面白くユニークな方でした。
しかし気になったのは、「話を早合点するところ」
これは合う合わないの問題だとは思いますが、私は話すのが結構ゆっくりな方で、早く話したい方とは会話のペースが合わないことがあるのです。
そして、話している途中で「ああ、こういうことね」と早合点されてしまうと、初めは気にならなくてもだんだん話すのが億劫になっていきます。
友人なら聞き手に回れば良いですから、なんの問題もありませんが、恋人となると、ましてや今後結婚を考えるならストレスが溜まる方とは一緒に居られません。
というわけで2人目もなんだかちょっと違和感あるなぁという気持ちでした。
ちゃんと帰ることが出来たかなど、気遣いはしてくれたのですが、、何となくピンと来ないな、、でもこんなものなのかな、、と迷っていた時期でした。
根気強く色々な人とあってみよう。
また二人目だし、ピンとくる人がいつか来ると思っていても良いかもしれないと思い直して次の予約を入れることにしました。
……To be continued