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自信を持つのは後からの方が良い

わたしは直感的な心の底から湧き上がってくる信念・自信といったものがありましたが、勢いだけの説得力に欠けるものでした。

理論的な後ろ盾になるものがありませんでした。だから、若造が何を言うかという雰囲気になり、学校全体の取り組みとして取り上げてもらえませんでした。

そして、メンタル的に不調となり自信を持って発言できなくなりました。どうにかして以前のような自信を持って発言したいと思って付け焼き刃的に本を読んでも自信は湧いてきませんでした。

現状を打破したいという焦りも感じて自信喪失状態でした。理論も実践も未熟なものでしたので、発言に自信や説得力がありませんした。

研修会のグループ討議や全体会での発言しなくてはいけないときいつもドキドキ・ヒヤヒヤ・オドオドしていました。

この状態から抜け出て、他の人みたいに自分も堂々と発言できるようになりたいという気持ちはありました。しかし、五里霧中でどうすればいいのか全く見通しが持てませんでした。

それで、理論はついてきてなかったけど、学級担任などの実践を重ねていきました。一つの偏った考え・理論に染まるのではなくて、ものごとを様々な視点から見ることができる認知的複雑性を高めていきました。

あらゆる場所での研修などのときに、自信を持って自分の意見を述べたかったけどまだ能力も身についていませんでした。

遠回りのようですが、視野を広げて他の考えもあるのではないかとひたすら吸収する姿勢を持ちました。

薄っぺらい知識で自信満々に発言することはできそうになかったので、まずは本を読んで共感した言葉や大切だなと思った文章を手帳やノートに書き留めていきました。

そして、発表しなくてはいけないときや会議の前に読み返しました。こうした不安や自信のなさが更なる学びのモチベーションになりました。

52歳のときから遅かったけどひたすら読書をしました。今までの実践だけに加えて理論が身について車の車輪のように鬼に金棒状態になりました。

これまでの実践は間違っていなかったという理論の裏付けが面白いようにできていきました。そうすると少しずつ自信がついていきました。

それからは、職員会議や研修で自信を持って発言できるようになりました。今まで避けて嫌いだった研修や会議での発言することが嘘のように好きになりました。

自分の考えを人前で表現することの心地よさを味わえるようになりました。自分の視点に自信を持つのは後からでいいです。小さくまとまらずに大きく羽ばたけるようにした方が良いと実感しました。


#自信   #実践と理論   #研修での発言   #認知的複雑性

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