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異性にドキドキするのは、相手を奴隷にしようとしているから

なぜか、異性と話す時は緊張してしまう。

同性と話す時は見栄をはったりしないのに、異性と話す時はかっこつけたり、おだてたりする。
後で後悔するほどに。

何を求めているかは、大体自分でも自覚しているだろう。
相手からの好意が欲しいのだ。

異性からの好意をことさらに欲するのは、「好きになった人の頼みは断れない」という相手の弱みを握れる可能性があるからじゃないかと、ふと気がついた。

考えてみると、これだけ無条件に自分のためを思って、言いなりになってくれる関係は他にない。

同性では、まずあり得ないだろう。
奇妙な頼み事をされたら、従う前にまず何かあったのか心配すると思う。

でも、自分が本当に好きになった人に、人を殺してくれと頼まれたらやってしまう可能性はある。

実際、浮気相手を刺し殺すなんて事件は時折耳にするし、恋のために命をかけられる人は一定数いるのではないか。

そう考えると、「この人自分のこと好きなんじゃないか」と感じた時の異常な胸の高鳴りを説明できる。

自分の思い通りになる奴隷を手に入れるチャンスみたいなものだ。

ただ、こんなことを自覚してドキドキしてる人なんてほとんどいないだろう。

でも、自分はあなたのことを1番に考えるから、あなたも私に尽くしてねと考えるのは、互いに相手を奴隷のように扱っているのと変わらないのでは?

だって求めているのは、性欲とか支配欲などの「私の欲を満たしてくれる人」であって、その人自身ではない。

尽くしてくれなくなったから別れて他の人と付き合う、というのは、壊れた家電製品を取り替えるようなもん。

まあ、言い過ぎかもしれないが、突き詰めていくとこんな感じじゃないかと思う。

一切モテず、ドキドキしてしまって女子とうまく話せない僕には、この考えがストンと落ちた。

「異性をちゃんと人間扱いする」というのが今日からの目標になった。

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