グレタさん編著の『気候変動と環境危機』の第2部の4章は、「大気汚染とエアロゾル」がテーマです。著者はビヨルン・H・サムセット氏、CICERO国際機構研究センターの上級研究員でIPCC報告書の筆頭著者です。
エアロゾルが大気汚染に与える影響は想像つくと思いますが、気候変動にも影響を与えるようです。以下はそのまとめになります。
最後に、エアロゾルの健康への影響について
エアロゾルは気候変動だけでなく、健康にも悪影響を与えることが知られています。特に都市部や工業地帯ではエアロゾル濃度が高くなり、呼吸器疾患などの原因となります。したがって、エアロゾルを減らすことは、気候変動対策としてだけでなく、公衆衛生の観点からも重要です。エアロゾルは、気候変動に対する一時的な冷却効果を提供する一方で、健康や環境に負の影響を与えるため、長期的には温室効果ガスの削減がより優先されるべきです。
以上になります。