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教会とは何か?聖書が語る「教会」の本質とは

教会は建物ではなく、信仰によって結ばれた人々の共同体です。聖書に基づいて、教会の本質をわかりやすく解説します。「教会」とは何か、その使命と役割について、新約聖書の言葉から学びましょう。

本文:

教会とは?

新約聖書では、教会は物理的な建物を指すのではなく、イエス・キリストを信じる者たちの共同体を意味します。以下に、教会を聖書の言葉に基づいて説明します。


1. 教会とは信者の集まり

「教会」を意味するギリシャ語「エクレシア(ekklesia)」は、「召し出された者たちの集まり」を指します。イエスはこの言葉を、ご自身の弟子たちに対して使いました。

  • マタイ 16:18
    「あなたはペテロです。そしてこの岩の上にわたしの教会を建てます。黄泉の力もそれには打ち勝てません。」
    この宣言は、教会がキリストのものであり、キリストを土台としていることを示しています。


2. キリストにおいて一つとなる共同体

教会は、聖霊によって結ばれた信者たちの一つの体です。

  • エフェソ 4:4-6
    「体は一つ、霊も一つです。同じように、あなたがたが召された時、召しに伴う一つの望みが与えられているのです。主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つです。」


3. キリストの体としての教会

信者たちは集まって「キリストの体」を形成し、それぞれが独自の役割を持っています。

  • コリント第一 12:27
    「あなたがたはキリストの体であり、また、一人一人はその部分です。」


4. 霊的な家としての教会

教会は「霊的な家」として例えられ、信者たちは「生ける石」と呼ばれます。

  • ペテロ第一 2:5
    「あなたがた自身も生ける石として霊的な家に築き上げられ、聖なる祭司として、イエス・キリストを通して神に受け入れられる霊的ないけにえをささげなさい。」


5. 真理の柱としての教会

教会は、キリストの教えという真理を支え、伝える役割を持ちます。

  • テモテ第一 3:15
    「これは、神の家、すなわち真理の柱であり土台である生ける神の教会において、どのように行動すべきかをあなたが知るためです。」


6. 伝道の使命を持つ教会

教会の使命は、弟子を作り、福音を全世界に伝えることです。

  • マタイ 28:19-20
    「それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父と子と聖霊の名によってバプテスマを授け、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように教えなさい。」


7. 聖霊による力を受けた教会

初期の教会は、聖霊による力を受けるまでエルサレムに留まりました。これは、イエスの指示に従ったものです。

  • ルカ 24:49
    「わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送ります。しかし、あなたがたは高い所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。」

  • 使徒 1:4-5
    「エルサレムを離れず、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。ヨハネは水でバプテスマを授けましたが、あなたがたは間もなく聖霊によるバプテスマを授けられるからです。」


まとめ

聖書に基づく教会の本質は以下の通りです:

  1. 信者の集まり

  2. キリストにおいて一つの体

  3. それぞれが役割を持つ共同体

  4. 霊的な家

  5. 真理の柱

  6. 福音を広める伝道者

  7. 聖霊による力を受ける者たち

教会は建物ではなく、キリストに結ばれた生きた信仰の共同体です。どこであれ、信者がイエスの名によって集まるとき、そこに教会が存在します。

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