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何故郁田はるきに、シャニマスに心惹かれたのか
推し活という言葉がある。
今やネットのみならず日常でも普通に使われる言葉であり、その対象や熱量の違いこそあれど、何らかの「推し」を持っている人は沢山いる。
自分もその多分に漏れず「推し」がいる。
アイドルマスターシャイニーカラーズ(以下シャニマス)のキャラクターである「郁田はるき」ちゃんだ。
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自分がはるきに出会う切っ掛けとなったシャニマスを始めてから、11月4日でちょうど1年になる。
今回はその1年の振り返りも兼ねて、自分にとってシャニマスが、そしてはるきがどんな存在なのか改めて考えていきたい。
・担当になるまでのあれこれ
はるきは自分にとってちょっと不思議な存在だ。
と言うのも今は迷わずはるきが最推し、担当アイドルだ。と断言できるのだが、それは最初からという訳ではなく、自分でも気づかない内にどんどん心の中で大きな存在となっていき、今に至ったような感じだ。
自分がシャニマスを始めた当時はまだENZA版に羽那、はるきは実装されておらず、彼女達が追加された頃はWING編や当時読み放題だったイベントコミュを読みながらキャラクターやストーリーを少しずつ把握していっている段階だった。
その中で何となくお気に入りだなと感じたのが真乃、果穂、智代子あたりだったのだが、彼女たちの中で特定の誰かが飛びぬけて好きという訳でもなく、彼女たちを中心にイルミネ、放クラが好きかな?となんとなく思う程度だった。
そんな中、自身にとってシャニマスで初めての追加キャラである羽那とはるきには当初からとても興味があった。
どのキャラクターも魅力的ではあったが、もうお話もある程度進んでしまっていたので、キャラクターの成長を一緒に楽しむライブ感というものは味わえなかったし、他のプレイヤーと同じく初見感想を共有できるというのはとても大きかったかもしれない。
自分がはるきに興味を持ったのもやはりWING編の存在が大きい。
ふわふわと可愛らしい見た目でありながら、周りがよく見えている気遣い上手のしっかり者。
自分が見たもの、感じたことを重んじる感覚派な部分がありながら、それを言葉で表現することが得意な理論派な面も併せ持っていたりと、この時点で描写されていた分でかなりパーソナリティの掘り下げがあったし、ストーリーも王道そのもの。
見知らぬ世界に果敢に飛び込み、戸惑いながらも良き理解者であるプロデューサーと二人三脚で頑張っていく。
そんな思わず応援したくなるところにこの時点で強く心が惹かれていた。
また先に挙げていたキャラの時点からもわかるように、自分はどちらかと言うと「かわいい系」のキャラクターを好きになることが多く、ビジュアル面においてもはるきはとても気に入ったことが更に拍車をかけたかもしれない。
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ただこの時点ではまだ、先に挙げた真乃や果穂などと同じく「何となくお気に入りなキャラ」であり、「担当」「最推し」という感じではなかった。
明確に何時そうなったかは覚えていないが、やはり「連綿と、桜」「桜花拾」の存在は大きかったと思う。
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必須コミュを限定にしないでください…
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このnoteを書くにあたり、スマホのフォルダを確認してみたが、明らかにこのあたりからはるき関係のスクショの枚数が増えているので、恐らくこのあたりがはるきが最推しに昇格したタイミングではないかと思う。
シャニマスはコンテンツとしての間口が非常に広いので、興味を持つ理由もビジュアルだったり、ライブのパフォーマンスだったり、コミュだったりと様々だと思うが、自分の場合はコミュの影響が大きかったというわけだ。
・はるきの魅力ってどんなところ?
今回、改めてはるきというキャラクターに自分なりに向き合ってみて、どういった部分に魅力を感じたのか整理してみたが、大きく分けると下記の3点に絞られた。
①キャラクター性
②シナリオ(コミュ)の完成度
③他キャラとの関係性
これをそれぞれ分析してみると下記のようになる。
①キャラクター性
第一にふわふわとした天然キャラを思わせる見た目でありながら、思慮深く、周りをよく見る気遣い上手なところにはとても驚いた。
芸術肌だけど常識人寄り、感性を重視するが言葉でそれを論理的に説明しようとするなど、何となく予想していたキャラクターを良い意味で裏切る二面性があったと思う。
自分はどちらかと言うと王道よりの性格をしているキャラが好きな傾向があるので、時に迷いながらもひたむきに頑張る「思わず応援したくなる」要素もかなり大きかったように感じる。
他のシリーズの知識は殆どないのだが、数少ない履修している作品であるミリオンライブのゲッサン版コミカライズで「応援したくなるところ」をアイドルの才能として挙げられる部分があったが、はるきもそこで描かれていたところと近いものを持っているのではないかと思う。
またGRADでも描かれていたようにとても心が強い子だと思う。
とても大きな壁をほぼ自身の力のみで乗り越えてしまったことは、とても高校生のメンタルとは思えない凄みを感じた。
はるきのキャラクターを構成する部分で一番凄いと思うのは、キャラを構成する要素は王道なのに、他の27人のアイドルとはまた違う魅力がある点を描けていることだ。
雰囲気は真乃、感性はあさひ・霧子、性格は智代子に通じる部分がありながら、また違う存在としてしっかり確立できているというのは本当に凄い。
今までのアイドルに似ている安心感と、これまで見なかった要素のバランスがとても上手く計算されていると思う。
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②シナリオ(コミュ)の完成度
先にもコミュの影響を挙げたが、やはりこれは大きかったと思う。
王道展開のWINGは勿論、はるきの内面について大きく描かれている「hopeland」、美しくも様々な解釈が出来る「連綿と、桜」「桜花拾」などコミュを読むたびにどんどんはるきが好きになっていった。
特に「桜花拾」は当時の自分が抱えていた個人的な事情も相まってとても感動したのを覚えている。
はるきコミュの好きなところは沢山あるのだが、あえて絞るなら「雰囲気」がとても良いと思う。
とても綺麗なお話だが少しもの悲しさのような、寂しさのようなものがあって、余韻が残るようなお話がとても多い。
自分はあの空気・雰囲気がたまらなく好きだ。
言語化がとても難しい話が多いと思うのだが、それ故に色々な方の解釈・感想を読むのもとても楽しいと思う。
XやNOTEではるきコミュの感想を読むと自分では気づかなかった要素や全く違う解釈を沢山見ることが出来るので、読み終わった後の感想を探す時間もたまらなく楽しい。
上手く言えないが、読み終わった後「この話みた?」と思わず話したくなるし、「この話凄いよ!」という話を聞きたくなる。
そんな魅力がはるきコミュにはあると思う。
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それも読み手側に結構影響を出してると思います
③他キャラとの関係性
コミュの話ともリンクするが、はるきと他アイドルとの絡みもとても好きだ。
まだ加入して日が浅いので、同ユニットであるルカ、羽那との関係がメインになるが、はるきが抱いたルカという強烈な個性への憧れはGRADでお互いの話がひと段落したのもあり、描いていくのもこれからが本番だと思うし、一番会話の多い羽那とのやりとりにはいつも癒されている。
個人的には未解決(未判明と言ってもいいかも?)の部分が多い羽那が今後のコメティックの物語で重要な部分を担うのではないかと予想しているので、3人の関係性がどのように変わっていくのか楽しみでならない。
また、他ユニットのアイドルとどう関わっていくのかも非常に楽しみだ。
ホーム会話を見ているとはるきのコミュニケーション強者っぷりが遺憾なく発揮されており、どの組み合わせも想像がしやすい。
個人的には同じく独特な感性を持つあさひ・透や、コミュの雰囲気が似ているような気がする霧子、円香などと今後越境を是非見てみたい。
今のところ越境コミュは「ロードトゥハッピーホリデー」やシャニソンのキャンペーンで描かれた「はるきとみんなの夏の思い出」くらいしかないが、
今後コメティック以外のアイドルとどのように交わっていくかとても楽しみにしている。
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今後に期待!
アイドルだけでなく、プロデューサーとの関係もどうなっていくのか非常に楽しみだ。
はるきコミュではプロデューサーがはるきの良き理解者、パートナーとして存在感を表すことが多く、個人コミュやLPにおいて今後も名コンビっぷりを見せてくれることを期待している。
気が早い話だがSTEPでどうあの出会いに繋がっていくのか、何故はるきはあの時「世界が色づいていくのが見えた」と感じたのか。
そこが描かれる時がとても楽しみだ。
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彼女達とまた違うタイプでいいですよね…
・郁田はるき担当になった理由
自分の考えるはるきの魅力はこの通りなのだが、どうにも釈善としない部分がある。
「はるきのキャラクター性が好きで、コミュが好きで、他キャラとの関係性が好きなので、シャニマスで一番好きになりました」というのを今まで説明してきたわけなのだが、何となくそういう理由で担当になりました。と言われると何か違うような気がしてしまうのだ。
不思議なもので、これが例えば同じはるき担当の方とお話したとして、その方に上記のような理由を好きな理由として挙げられたとしたら、自分も「わかります!そこ僕も好きです!」と本心から答えて、こんな寝ぼけたことは考えもしないだろう。
しかしながら、自分の言葉として言うとなると「いや…、本当にこれではるきの魅力を伝えられているか?もっと他の言い方もあるのでは?」と余計なことばかり考えてしまうのだ。(要するにめんどくさいオタク)
それに意地悪な言い方をしてしまえば、キャラクター性という部分であれば先に名前を挙げた真乃や智代子、果穂のことも好きだし、コミュの内容もお気に入りなものが沢山ある。
関係性だってイルミネや放クラなどのユニット、越境でも好きな関係は一杯ある。
でも自分の中では明確に彼女たちに対する熱とはるきに対する熱は違いがあると断言できる。
両者を分かつ違いはいったいなんなのか。
今回色々と考えてみたが、その違いは「フィーリング・勘」としか表現出来ない。
「ここまで長文書いておきながら勘なのかよ!」と怒られるかもしれないが、そうとしか表現できないのだ。
はるきに限らず、シャニマスのキャラクターは様々な面を持ち合わせている。
「このキャラはこういう子だ!」と思っていたら、コミュで全く違う顔を見せられて衝撃を受けることも沢山ある。(個人的に透GRAD、LPはキャラの印象が良い意味で激変したお話だった)
キャラクター性を図形に例えるならば四角い形をしていると思っていたキャラが急に三角の形をみせたり、丸い形になったりする。
それは下手するとキャラ崩壊にも繋がると思うのだが、シャニマスの場合はその時の状況や経験、外部からの影響だったりと非常にリアルで説得力のある展開を通じて描くので、それまでのキャラクターを壊さずいとも自然にやってのけてしまう。
「実在性」という言葉を使ってシャニマスを表現する人が沢山いることからもわかるように、まるで実際に現実世界を生きる人間のようなリアルさ、多面性を持つキャラクターばかりだ。
キャラクターが単なる記号ではなく、一人の人間として描かれているのだ。
「キャッチ・ザ・シャイニーテイル」でプロデューサーが語った「みんな普通で、みんな特別な女の子」という言葉は今でも語り継がれている名セリフだが、それはそれだけこのセリフがシャニマスというコンテンツ、キャラの魅力を簡潔に表している言葉だからだろう。
誰もが特別で、魅力的であるアイドル達のなかで自分にとってはるきが唯一無二だと感じた理由は、先ほど使ったキャラクターを図形に例えた形に沿って言うのであれば「はるきというキャラクターの形」が自分の心の隙間にはぴったりと綺麗にハマってしまったのだ。
決め手になった理由はわからない。
でもこの「形」でないと駄目だと思う。
言葉では上手く説明できないが自分はこの「形」が一番好きだ。
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上手く説明出来なくてすみません
オタク表現の一種として「刺さる」という言葉があるが、これが1番近いかもしれない。
つまり上にあげた理由を全てひっくるめて自分は「郁田はるき」というキャラクターが大好きで、魅力的なキャラが沢山いるシャニマスの中でも1番「刺さる」存在だったということだ。
色々こねくり回してみたが、結局自分は理論でなく情動で動くタイプなのかもしれない。
(「連綿と、桜」でもはるきがアイドルを選んだ理由として勘を挙げるシーンがあったが、この時の彼女のような気持ち…と言うのはおこがましいか。)
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どういう経緯であの対談が組まれたんだろう…?
・はるきコミュの「シャニマスらしさ」
今回こうして振り返って実感したがシャニマスは本当に魅力的なキャラクターが沢山登場する。
28人のアイドルは勿論、プロデューサー、天井社長、はづきさん達283プロの面々、果ては作中に登場する名も無き人たちすら魅力たっぷりに描かれている。
シャニマスの凄いところは沢山あると思うが、自分の中で一番凄いと思うのは「メインキャラクターに『苦手だな…』と思うキャラクターがいないことだ。
今まで他の作品にハマった際にはだいたい「この作品は好きだけど、このキャラクターはちょっと苦手だ」と感じる存在がいたのだが、今のところシャニマスにはそういった存在が個人的にはいない。
魅力溢れるキャラクターが沢山いるからこそ「何故自分はこのキャラクターが一番好きだと思ったのか?」という理由を深く考えることに繋がったと思うし、そう考えたくなる魅力がシャニマスにはあったからこそだと思う。
偶に「はるきのコミュはシャニマスらしさがある」を見かけることがある。何をもってして「シャニマスらしい」と定義するかは人それぞれあると思うが、なぜか自分もそう思うことが多々ある。
個人的な考えでは、はるきコミュのシャニマスらしさとは「よくわからないこと、簡単に理解できないこと」ではないかと思う。
「WING編」でも同じようなテーマを取り上げていたが、簡単にはわからないからこそもっと知りたいと思うし、より深く知ることで逆に他の疑問点が浮かび上がってくる。
はるきコミュを含むシャニマスのそういった「噛めば噛むほど美味しい」要素も所謂「シャニマスらしさ」の一つではないだろうか。
恐らくだが自分が何故はるきを、そしてシャニマスを好きなのかという部分についてスッキリと一言で説明できるようになる日はこないと思う。
しかし、そういう複雑で簡単に言葉で言い表せない部分に魅力を感じたからこそ、これほど深くハマってしまったのではないかとも思うのだ。
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・おわりに
シャニマス、そしてはるきに出会ってからまだ1年なのに、自分は沢山の贈り物をもらった。
それまでコンテンツにハマってもここまでグッズを集めることはなかったし、ライブのようなリアルイベントに参加することも殆ど無かった。
今まで想像もしてなかった楽しみ方を教えて貰ったし、お陰様で日々の生活がほんのり彩り豊かになり、ほんの少し前向きになれたような気がする。
そこそこ長くオタクをやらせて貰っているが、そんな作品にはそうそう巡り合えるものではない。
正直な所ここまで魅力的なコンテンツならもっと早く知り、皆さんと一緒に楽しみたかったという後悔もある。
しかし、もしそうなっていたら恐らく自分ははるき担当にはなっていなかっただろう。
そう思うとやはりシャニマスに触れるタイミングは1年前のあの時をおいて他になかったと思うのだ。
素晴らしい作品、そして魅力的なキャラクターに出会えた幸運に感謝をしながら、これからの283プロ、そして郁田はるきの織り成す物語を1ファンとしてこれからも楽しみにしていきたい。