見出し画像

剣士アヤネ無惨


時は幕末、この時代に田舎町で噂の天才女剣士がいた。名前はアヤネ。
女でありながら強い、この時代では珍しいことである。


町で悪事を働く者がいれば必ず現れ、殺さずして成敗する町のヒロインであった絢音だが、これを良く思わないのは男の剣士達だ。女にも勝てないと噂されれば用心棒にもなれず浪人では稼ぎがなく苦しい。だからといって自分たちの力ではどうすることもできない状況であった。
そんな中、1人の流浪人が現れる。
名前は二十郎といい、町にやってきて最初に絡まれた強者のヤクザ達を一瞬にして斬り倒したのだ。


彼の剣術の腕はアヤネを圧倒的に上回っていることは誰が見てもわかるレベルであった。アヤネが弱いのではない、二十郎が強すぎるのである。

稼ぎを失っていた浪人達にとって二十郎はまさに救世主であった。浪人達は早速二十郎の泊まる宿に交渉に行く。憎きアヤネを社会的に抹殺するために。

アヤネを成敗し、この町から追放することを浪人達は二十郎に頼んだ。すると、二十郎は驚くべき提案をしてくる。

「噂のアヤネとかいう女剣士は町で見た、中々いい女じゃないか、いいだろうこの俺が奴と勝負して勝って見せよう、だがそれでただ町から追放するのでは面白くない、この勝負で勝ったら徹底的に陵辱してやろうじゃないか」

ここから先は

1,503字

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?