明けましておめでとうございます🎍

遅くなりましたが皆さま明けましておめでとうございます。
昨年は色々と書きたいことはあったのですが全く更新できず申し訳ありません。
今年はとりあえず月に1~2本くらいでnoteを更新できたらと思います。

色々な方のご協力もあり、布施牧場は3年目を無事に迎えることができました。
開場から今までにもたくさんの出会いや出来事がありましたのでいずれ記事にしていきたいと思います。

さて、昨年の年末から新年にかけてニューイヤーズデイ産駒が活躍したこともあり、ニューイヤーズデイは早速満口になりましたね。まさに名は体を表すといった感じですね。
私も本馬の種牡馬としてのポテンシャルを感じ、昨年に自己所有のアイラブリリ2021(リリーロジャー)に種付けしました。

アイラブリリ2021 社台SSにて


その後受胎しましたが、受精卵(胚)が5週間目以降成長せず子宮内を洗浄し、胚を取り除きました。
「無事に行っていれば今ごろ…」なんて思ってしまい思い通りには行きませんがそこが難しいところでもあり競走馬の面白いところではないかと思っています。

話は戻りますがニューイヤーズデイは今年から
社台SSから優駿Sへと移動していることや比較的お手頃な種付け料なことなどから
恐らく今まで以上に日高の牧場からの交配申し込みが多くなったものと思われます。
そこで個人的に気になる点は現在活躍しているニューイヤーズデイ産駒はほとんどがノーザンや社台系の生産であるということ。
個人的に種牡馬の成績を比較して評価する場合
ノーザン・社台系とそれ以外の牧場では明らかに差があるので分けて考える必要があると思っています。
これは育成方針や飼葉管理などからくる所謂
"相性"があると思っています。
ヘニーヒューズやシニスターミニスターも高齢になってきており、次世代の後継が期待されています。
昨年のせりではモーニン産駒やダノンレジェンド産駒の評価が高く、値段も高く売れていました。
ここ最近では種牡馬の競争も激しく、種付け料の上がり方も極端になってきていると感じるので、いち生産者としても難しさを感じています。
しかし、逆に言えば今現在ではあまり評価されていなくても3年後(種付けからセリに出す1歳までの期間)には全く違う評価になっている なんていうことがどの種牡馬においても言える時代だと思います。
個人的には色々と言われているレイデオロもまだまだ結果を出せる種牡馬だと思っています。(種付け料250万は私にとってはなかなか手が出ませんが苦笑)

「売れる馬より走る馬づくり」手段と目的を間違えてしまっては生産・馬づくりが"ブレ"てしまうと思っているので初心を忘れないようにと自分に言い聞かせています。
とはいえ、ボランティアではないので私にも家族いますのでしっかり利益を出していかなければ生産を続けていくことも生活もできなくなってしまいます。ここら辺のバランス感覚も大事になってきますね…
生産者が100人いれば100人違う考えで馬を生産しています。
色々な考えの元で生産された馬が活躍してくれればもっと競馬が盛り上がって面白いものになると思っています。

いずれにしましても、しっかりと種牡馬の能力を見極め、強い馬づくりをしていこうと改めて思った新年でした。

皆さまにとってもよい年になりますように🙇‍♂️

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