「不思議の国の数学者」
みなさま、おはようございます。
最近韓国のエンタメが私の周りでも熱いです。(今さら笑)
といってもポップスもドラマも未着手(はまるのが怖くてあえて触れていないというのもある)ですが、大好きな映画だけはやはり抵抗しきれず。
今回も面白そうだったので迷わず映画館へ。
そして、期待を裏切らずとてもいい映画でした。
タイトルの通り、数学を通して語られるお話で、脱北した天才数学者と韓国の高校生(受験戦争、日本の比じゃないようですね)との心の交流が描かれています。
でもそれ以上に深みがあり。
自国では数学は武器兵器の開発に使われ、また逃亡先の韓国では数学はあくまで受験のための必須科目という位置づけ。
ほんとうの数、計算式を通して世界を紐解くという学問性はおろそかにされてしまう。
でもほんとうの神髄は学者がいうとおり「答えではなく問いを理解し問題を紐解く過程」なんですね。
必要なのは勇気。
それも、遭遇した難問に「あぁ、難しいなぁ、明日もう一回チャレンジしよう」と思える勇気。
すぐに匙を投げてあきらめてしまう私には刺さりまくる偉人の言葉でした。
エンディングにも心温まり、それぞれの人物が新天地で希望と学ぶ(研究する)喜びを得られていたので救われました。
学者役の役者さんがとても素敵でした。
チェ・ミンシクさん、大好きになりました。
脱北者という背景を反映して北訛りのハングルを話していたそうなのですが、私には聞き分け出来ませんでした。
ハングルにもそういう地域差?お国柄?あるのですね。
それではみなさま、今日もよい日を。