三麻玉の間攻略法 〜金◯狩られる側から狩る側へ〜
半逃迷です。
偉そうな見出しを書いて恐縮ですが、雀魂サンマの私的な◯玉エレベーター脱出法について記したいと思います。
なお、この記事は前提として最低限の牌効率(4麻で傑3ぐらい)を知っている方向けの戦術論が主となるためご了承願います。
0.前書き
大したものではないですが、自身の三麻玉の間成績について載せておきます。
以下、本題に入ります。
1.逃げるが勝ち。
ヨンマに比べてサンマは打点も和了率も上昇しやすいため、ヨンマ慣れしているとつい攻めに傾きがちです。
ただしツモ損でラスが全てのマイナスを被る雀魂サンマルールでは、放銃ほど痛いミスはありません。
意識としては攻3:防7、もっと極端に攻1:防9でも良いくらいです。
例えばヨンマでは相手の親リーvs愚形マンガン聴牌なら子でもそこそこ押すことはできますが、サンマで同じことをしていたらptいくらあっても足りません。終盤ならこっちが両面マンガンでも降りるケースすらあります。
せいぜい中盤に掴んだワンチャンス牌を押すかどうか悩む程度です。
北1枚でも親に抜かれている状況で無スジ456押しなんて単なる自殺志願者です。
子vs子でハネ満ツモられても出費はたかだか3000点、大して痛くありません。先制リーチ打たれた時点でツモられOK、横移動なら💮くらいに思いましょう。
2.鳴く≠和了に向かう。
「副露≒攻める≒和了を目指さなければならない」みたいな意識はありませんか?
もし同意された方は今すぐ改めましょう。
「この役牌1鳴きしないと99%和了れないのでとりあえず鳴いたが、数巡経っても愚形2000点2シャンテンのまま」みたいな時は適当なところでさっさと諦めたほうが良いです。
特に打点が見込めない場合は、聴牌まで1枚orシャンテン数と同じ枚数の安牌を残しながらでも問題ありません。
副露での安手キックは「和了れればラッキー☆」ぐらいに考え、無闇矢鱈に押していくのはやめましょう。
同じ理由で逃げ場がなくなる3副露も基本的にはお勧めません。ハネ満くらいあれば別ですが。
3.牌効率は(あんまり)気にしない。
手牌の打点や場況にもよりますが、2−3枚程度しか受け入れ増えないのに中張牌抱えて他家からリーチ打たれてテンパイ打牌で放銃、とかアホくさい失点を避ける意識を持ちましょう。
それよりも「先にリーチを打たれても、危険牌を切らずに(あわよくば)押し返せる手牌」を作ることが肝要だと半逃迷は考えています。
何としても和了が必要な場合(断ラスの親や自身で北4枚抜いている時など)以外は、純粋な牌効率よりも「良型聴牌率」「安牌を切りながら聴牌を目指せる手組み」を意識してみてください。
4.形テンはクソザコ。
打点インフレゲーのサンマにおいて、形テン取るために1枚切れの字牌だのスジだのを押すのは間違いなく期待値マイナスです。
牌譜屋データによる玉の間流局時テンパイ率は
豪1→54.4%
聖3→45.2%
と相当違います。
つまり高段位者ほど降りる時はきちんとベタ降りする(ダマテンケア含め)ということです。
ヨンマでは形テン取りは時に着順を左右する重要な技術ですが、サンマではそうそうないです。一旦忘れましょう。
5.染め手が強いとは限らない。
ヨンマに比べてサンマは染め手を作りやすいことは周知の事実ですが、
·染め手は捨牌からバレやすく、出上がりが狙いにくい。
·染めていない色の中張牌を丸々捨てることになる。
この2点を考慮すると、必ずしも染め手が強いとは限りません。
特に染めない色に両面ターツが残っている場合は、それをわざわざ捨ててまで鳴いたり染めたりする必要があるかをよく考えましょう。
(余談として。ゴミ手牌からの染めブラフは王座の間だと結構使う機会も出てきますが、◯玉クラスではとりあえず隅に置いておいて大丈夫です)
6.点数状況をよく把握しよう。
失点を防ぐことが重要な雀魂サンマでは、どうしても他力本願な面も出てきます。
特にオーラスでは「今は何点まで振るorツモられてもラスを引かない(着順が落ちない)場面なのか?」を必ず意識しましょう。
また親番1回で4-5万点稼げる(こともある)サンマでは、断ラス時でも「南場の親が残っているか?」が大切になります。
「東場で残り1万点ぐらいの状況からゼンツして12000放銃、南場の親番前にトビ終了」みたいなケースは大変勿体無いです。
断ラス時のやけくそフルゼンツは少なくとも南場の親番以降、もしくはツモられた時点で即死の危険があるリーチや聴牌が他家に入っている場合(残り7000点で親が北3枚抜いてリーチしているなど)程度にしておきましょう。
7.終わりに
サンマはヨンマよりも弱者にラスを押し付けやすい(勝てるとは言っていない)ゲームですが、それでも負けるときは負けます。
私自身、雀士2ごときで降段戦を打たされた経験すらあります。
手詰まり放銃を引きずらないことや、不運なラスが続いても揺れないメンタルを持つことが成績を上げる一番の近道かもしれません。