【#4】黒赤.アリーシャで遊んでみよう【MTG/パイオニア/アグロ】

0.前語り

微妙かなあと思いつつも、とある動きが少しだけ楽しそうで、ある程度考えをまとめてしまったのでご紹介です。私の性です。

今回はラクドスカラーのデッキです。
パイオニアでは、もうしばらくの間ずっとラクドスカラーは人気です。
アグロからミッドレンジ、果敢、サクリファイス、デーモンなど色々あります。その中に割って入るにはなかなかに辛いです。🫠

今回はファウンデーションに収録された新しいアリーシャ、《運命を笑う者、アリーシャ》を使ってみました。

このカードの主な性質を分解すると、
・攻撃すると+1/+1カウンターが乗る
・リアニメイト能力は強襲(攻撃)で誘発する
・リアニメイト能力は自身のパワー依存
ということなので、基本的にはアグロ系のカードです。他のクリーチャーを利用するので、最近のラクドス系に多い(?)、スペルを多用する果敢系などのデッキより、クリーチャーが多めのデッキの方が良さそうです。
また、パワーをあげるなら無理にリアニメイトするよりこれで殴った方が早いよね?となるので攻めっ気のあるデッキに組み込む方が自然です(ただの釣竿ならもっと良いものがあるでしょう)。
ただ、これを中心に組みすぎると、近年の伝説のカードにしては本体のスペックが貧弱気味に感じるのもあり(素のサイズで3/3か2/4くらいか護法くらい欲しい😢)、除去されたときや引けなかったときにガタガタになりそうな予感がします。ですので、前のめりに振り切ったアグロやコンボではなく、ほんのりコントロール性のあるアグロ(撹乱的アグロと呼ばれるものに近いでしょうか)での2通りのアドバンテージを得るギミックとして組み込んでみました。

1つ目は、そのまま突っ立っているだけで単純に相性の良いカードたちです。
例えば、ラクドスでは定番の《税血の収穫者》や《死の飢えのタイタン、クロクサ》は素のマナ総量が2なので、強襲さえ達成したら、特にアリーシャのパワーをあげなくとも能力を使い回すことが出来ます。
2つ目は、アグロのバフスペルをアリーシャと相性の良いものにすることです。
具体的に今回使用したのは、《瓦礫帯のマーカ》《鉄蹄の猪》です。

これらの持つ"湧血"と"魂力"は手札から捨てることで、バフ効果を得られるクリーチャーです。つまり、対象が《運命を笑う者、アリーシャ》ならば、パワーを上げ、ダメージを伸ばすこととリアニメイト範囲を広げること、リアニメイトの為のクリーチャーを墓地に用意することの3つを同時に行えます。ダメージを与えつつ、テンポとボードの両面でアドバンテージとなりとてもお得です(どちらかと言えばこっちが面白そうで組みました)🉐
もちろん、アリーシャがなくとも通常のアグロ用バフスペルとして使えます。

また、今回の主なアグロ用クリーチャーには、現在スタンダードでも活躍中のハツカネズミくんたちにお願いしました🐭
ハツカネズミくんたちは過去の"英雄的"と違い、呪文だけでなく、能力の対象でも効果が得られますので、上に挙げた能力でのバフでも大丈夫です。

スマホからご覧の方は、ブラウザからPC版にした方が見やすいかも(主にデッキリスト辺り)。


1.簡単な説明

●フォーマット:パイオニア
●色:黒赤
●デッキタイプ:アグロ
●デッキコンセプト等:アリーシャで遊んでみよう
●満足度:40/100

2.デッキリスト

メインボード

// mainboard
■土地22
1 《見捨てられたぬかるみ、竹沼/Takenuma, Abandoned Mire
1 《ロークスワイン城/Castle Locthwain
1 《沼/Swamp》
1 《バグベアの居住地/Den of the Bugbear
1 《山/Mountain》
1 《岩面村/Rockface Village
1 《変わり谷/Mutavault
4 《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs
3 《ブレイズマイアの境界/Blazemire Verge
4 《血の墓所/Blood Crypt
4 《硫黄泉/Sulfurous Springs
■クリーチャー33
2 《エンバレスの古参兵/Embereth Veteran
4 《心火の英雄/Heartfire Hero
4 《フェニックスの雛/Phoenix Chick
1 《ヴォルダーレンの美食家/Voldaren Epicure
2 《熾火心の挑戦者/Emberheart Challenger
3 《多様な鼠/Manifold Mouse
1 《死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hunger
4 《税血の収穫者/Bloodtithe Harveste
1 《ヴォルダーレンの興奮探し/Voldaren Thrillseeker
4 《運命を笑う者、アリーシャ/Alesha, Who Laughs at Fate
2 《瓦礫帯のマーカ/Rubblebelt Maaka
4 《鉄蹄の猪/Ironhoof Boar
1 《ファイレクシアの肉体喰らい/Phyrexian Fleshgorger
■スペル5
1 《村の儀式/Village Rites
4 《巨怪の怒り/Monstrous Rage

サイドボード

// sideboard
SB: 1 《目玉の暴君の住処/Hive of the Eye Tyrant
SB: 1 《強迫/Duress
SB: 2 《致命的な一押し/Fatal Push
SB: 1 《思考囲い/Thoughtseize
SB: 1 《真実の抽出/Extract the Truth
SB: 1 《シェオルドレッドの勅令/Sheoldred's Edict
SB: 1 《削剥/Abrade
SB: 1 《乱動する渦/Roiling Vortex
SB: 1 《未認可霊柩車/Unlicensed Hearse
SB: 1 《溶鉄の崩壊/Molten Collapse
SB: 1 《ラクドスの魔除け/Rakdos Charm
SB: 1 《異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer
SB: 1 《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil
SB: 1 《夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render
最終更新日:2024.12.12

3.詳細な説明など

コンセプト
運命を笑う者、アリーシャ》で遊ぶ。
アリーシャをアドバンテージ源としたアグロ。
①税血やクロクサをくるくる回す
②湧血、魂力持ちをリアニメイトする

役割別の枚数と説明
・主なアドバンテージ源:6枚
主役の《運命を笑う者、アリーシャ》の他、《熾火心の挑戦者
ただしスペルが少ないので果敢はしにくい。

・雄姿持ちハツカネズミ:6枚
心火の英雄》《熾火心の挑戦者
可能なら増やしたい。

・対象を取るもの(ハツカネズミの雄姿能力誘発用):17枚
岩面村》《エンバレスの古参兵》《多様な鼠》《ヴォルダーレンの興奮探し》《瓦礫帯のマーカ》《鉄蹄の猪》《巨怪の怒り
興奮探しをリアニメイトして投げ飛ばし連打もライフの詰め方として面白いかもしれない。心火の英雄なら自身の死亡誘発と投げ飛ばしを合わせてパワーの2倍のダメージが飛ぶ。

・湧血、魂力持ち:6枚
瓦礫帯のマーカ》《鉄蹄の猪
能力のコスト的には、軽いマーカが多い方が良いが、リアニメイト出来たときの嬉しさ重視でとりあえず猪4枚。2マナでダメージ+3点に5/4トランプルが付いてきたらうれしい!たのしい!大好き!🥰

・その他
フェニックスの雛》は安定したアリーシャの強襲能力の誘発役が主な役割。不要なら別のカードへ変更。
ファイレクシアの肉体喰らい》は、試作でもパワーを上げれば護法などの能力の効果を高められるのはもちろん、ワンチャンアリーシャでのリアニメイトでも届き得るマナ総量(2ターン生き残るか2枚バフを使うか)。


●サイドボードは適当。

4.所感とその他の候補や案

雑多で中途半端と言われたらそれまでです。
アリーシャは真っ先に除去の対象となるでしょうから気持ち良く動けないことも多いかと思います。
スペルが多いタイプの方がラクドスとしては柔軟性も高いと思います。

他の候補では、《ギラプールの希望》を毎ターンくるくるするとちょっとした行動制限をかけたりもできます(攻撃後〜次の自分のターン開始まででですが)。

今回は黒赤2色で組みましたが、緑を足せば湧血に《ゴーア族の暴行者》があったり、青を足しリアニメイト先に《忌まわしき眼魔》を入れるのも楽しそうです。

また、雄姿や湧血、魂力(あるいはそれらのリメイク)がいつか帰ってきて追加されたら強化されるかも……?

今回は以上になります!いつも通り、もしもお使いの際にはお好きにいじってもらって構いません!ご覧いただきありがとうございました🤗

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