私たちの年金・・・繰り上げと繰り下げ
私達がもらえる公的年金、現行制度では65歳からになります。
希望すれば
早くももらえたり、遅くもらえたりできます。
60〜64歳に受取開始・・・繰り上げ受給
66〜75歳に受取開始・・・繰り下げ受給
となります。
繰り上げ受給の場合は、
早く受け取れる代わりに、年金は減額されます。
繰り下げ受給の場合は、年金は増額になります。
以下は、日本年金機構にそれぞれの状況に応じての減額率や増額率が記載されています。
じゃ、結局どっちがお得なの??という話が出てくるかと思います。
結論:その人のライフスタイルによって分かれます。
どういうことか、、、
実は、
2022年4月以降は、賃金と年金額が
月47万円を超える場合に限って、毎月、(総報酬月額相当額+基本月額-47万円)÷2により計算した金額が減額されることとなりました。
おいおいおい。国は定年過ぎても働いてと言っているにも関わらず、稼いだら年金減らされるのかよ!!と思われる方も少なくないかと思います。
おそらく、年金は14〜17万円もらえるとしたら
月30万円ちょっと稼いだら年金額減らされます。
なので、稼ぐ人にとっては、繰り上げも繰り下げも変わらないかもしれないですね。
このことを在職老齢年金といいます。
でも、逆に60歳以降はバイト程度だわ!!という方は
繰り上げ受給してもいいかもしれませんね。
だって、いつ亡くなるかわからないわけですから。
64歳で亡くなったとしたら もらえずに終わるわけですから。。
損益分岐点として、
繰り上げした場合と繰り下げした場合
何歳まで生きればお得なの?というお話をしたいと思います。
普通に65歳で年金を受給する場合と比べてどうなのか。。。
◆60歳まで繰上げた場合の損益分岐点は80歳10 か月です。つまり「約81歳より早くに亡くなれば繰上げた方がお得になる」ということです。
◆75歳まで繰下げた場合の損益分岐点は86歳11か 月です。「約87歳より遅くに亡くなれば、繰り下げた方が受取り額は多い」ということです。
こればかりは、自分がいつ亡くなるかわからないですからね。。
結局は、60歳以降大きくライフスタイルが変わる中で検討していかないといけないかもしれませんね!