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糸満のおじい
数日前の朝9時過ぎ、牧志のマックスバリュから歩いて帰る途中のこと。
安里川の橋のたもとにおじいが一人、ぼんやりと佇んでいた。
私が彼の前を通り過ぎる瞬間、何か話しかけられたような気がして、イヤホンを外しておじいのほうへ顔を向けた。
何か言っているが、ウィスパーボイスで聞き取れない。道を尋ねられたのかな?(見るからにウチナーンチュのようだが)
「すみません、今なんて?」
「い・・まんに・・・」
やっぱり聞き取れない(鸚鵡返しか?いや、ウチナーグチかしら?あっ!)
1秒後に閃き
「糸満、ですか?」と尋ねる。
「うん、糸満に帰りたいわけ。やしが交通費300円しかねー」
なんだ、そういうことか。
えーっとね、失礼ですが、見ればわかるよ。朝まで呑んで全て酒に使い込んだか、今日の酒代を稼ごうとしているのね、きっと😅
(糸満ならバスで300円で行けるところまで行って、そこから2時間ほど歩けば帰れるんとちゃう?)とはツッコまず、
「今、現金を持ってないです」
おじいは何も言わずにすぐ立ち去った。
私が言うのもなんですが、あんまり呑み過ぎたらあかんよー😩
国際通り付近で小銭くれくれおじいに遭遇した、という話です。
私が大阪に住んでいた頃、夜のJR大阪駅に100円おばさんが高頻度で出没していた。誰彼構わず「100円ちょうだい」と言い寄るおばさんでした。
10円おじさん、というのもいたなぁ。
30年近くも昔の話ですがね。
あの頃と違って、今はキャッシュレス決済が普及しており、私はほとんど現金を持ち歩かない。時代遅れの手法なのではないか。
ちなみに、最近の那覇市内では、男女や県民・県外からの観光客に関係なく、真夜中から明け方にかけて1人歩きの持ち物を狙った強盗致傷事件も複数発生しており、特に夜道は危険です。
皆様くれぐれもご注意くださいね。