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「脳を活かす英会話」を読んで
今週の課題図書は2冊。
今日はそのうちの一冊「脳を活かす英会話」星友啓著。
感想も含めて記録していこう。
全体の構成
内容は3部(3STAGE)構成。
[STAGE1] : AIを使った英会話独学法。
[STAGE2] : ビジネス会話。
[STAGE3] : 日常会話。
人にもよるが、私の場合はビジネス会話や英語でのメールは不要なので、2部は斜め読みした。
[STAGE1] : AIを使った英会話独学法
日本人の弱さは、ご存知の通り、OUTPUTできないこと。
日本人の英語能力を国際比較してみると、文法知識、語彙、読む力はかなり高いらしい。
確かに、言いたくても言えない表現を調べてみると、意外に簡単な表現だったなんてことはよくある。
日本人がOUTPUTできない理由は、日本では学んだ英語をOUTPUTする環境が圧倒的に少ないということ。
解決策1:チョイス方式
How is it going?
と聞かれて何と答えるだろうか?
①日本語で「まあまあ」かな?
②英語で何と言うのかな?「Not bad.」?
③英語で発話。
このプロセスがつまずく原因だという。
自分の思いを日本語から英語に翻訳する「英訳方式」ではなく、頻出場面のシンプルな答えの選択肢から選ぶ「チョイス方式」で練習する。
How is it going?
の答えは、
・Pretty good.
・Not bad.
と決めて、反射的にどちらか(どれか)を選ぶようにするのだという。
瞬発的に反応できることが英会話のハードルを下げる。
この本には他にも日常頻出フレーズが出てくる。
使っていきたい。
解決策2:独学OUTPUT英会話
①chatGPTをダウンロード
②マイクマークを押して「こんにちは」と話してみる
③認識されたことを確認
chatGPTはプロンプト(命令書)が大切。
・自分のレベル
・目的
・シチュエーション
・どういう風に進めたいか
(プロンプト例)
私は、英会話初心者です。【自分のレベル】
私は英会話の練習がしたいです。【目的】
レストランでの会話の練習がしたいので、あなたがウェイター、私が客の設定で会話をしてください。【シチュエーション】
会話を終えたいときには私から「終わり」と言います。【どういう風に進めたいか】
さらに英会話が終わったら、自分の会話のよい点、改善点を教わると、次に生かせる。
ChatGPTは半年ぶりにさわってみたが、アップデートが半端ない。
音声でのやりとりができるようになり、かなりスムーズ。
これはテンションが上がる!
AIだとわかっていても褒められると嬉しいし、私の課題として過去形や未来形の時制が指摘されたので、何を集中的に学べばいいのかがわかる。
その他にも日本人の英会話の学習法が様々なので、気になる人はぜひ、この本を手に取ってほしい。
[STAGE3] : 日常会話
英会話初心者にとって、英語で日常会話を続けるのはなかなか難しい。
英語でのラリーが続かずに沈黙してしまうこともしばしば。
本書には英会話のラリーが続く「つなぎ言葉」の基本要素が載っている。
Focus : 相手の話に集中していること
Empathy : 相手の気持ちを理解したことを伝える
Paraphrase: 相手の話を言い換え、まとめて確認する
Question : 相手の発言を確認し、より詳しく聞いてみる
この中で興味深かったのは、Questionの話題の切り出し方について。
天気、交通、週末の休暇予定、趣味などの切り出し方が書いてあった。
他も、会話の終わらせ方なども書いてある。
これを読んで思ったことは、英会話だけではなく、日常会話のコミュニケーションでも使えるのではないかと言うこと。
日本語であっても、コミュニケーションが続かないことってあるよね。
また、忙しいときに話しかけられた話題をすぐに終わらせたいときもある。
そっか、こういう会話を続ければいいのか。
(相手の話題に対して)興味深いです。さて、申し訳ない。次の会議に行かないと。話せてよかったです。ありがとうございます!
これが英会話で書いてありますが、日本語でも使える!
英会話で「あいさつのハードル」が下がる!
日本人の英会話の弱さは、OUTPUTできないこと。
ならば日常的に英会話をしてみたらどうなるだろうか?
実験的に、「おはようございます。」の後に「How are you?」をつけてみることをしてみた。
外国語の授業で学習した「I'm ○○.」で応えることが多い。
(「I'm sleepy.」が多いけど)
そうすると「Why are you sleepy?」と会話が続く。
学校ではよく「あいさつ運動」がある。
「目を見てあいさつしよう」
「笑顔であいさつしよう」
「自分からすすんであいさつしよう」
などの週の目標を立てるが、どのくらい効果があるのだろうか?
嬉しいことに、挨拶の後に英会話が続くことによって、健康観察やコミュニケーションにつながる。
「笑顔であいさつしよう」
ではなく、
「あいさつを通して笑顔になろう」
が正しいのかもしれない。
笑顔になることによって、挨拶の重要性に気付き、挨拶が広まっていく。
逆転の発想で「あいさつ」が広まるのではないかと期待している。
読書で世界が広がる。
生活の質が上がる。
2025年は1か月過ぎた。
「1年の計」を思い出してみると、
「1週間に1冊」
が継続できていることがうれしくなる。
継続するために自分に負荷をかけている分、YoutubeやXをほぼ見ない。
時間は有限。
自分を高めていこう!