本当の「知」は裏側に隠されている「人間の知識と力は一致する」/16Personalities性格診断テスト
日本語の
「思う」という言葉には、
「考える」「感じる」の
二つの意味があります。
そして、仕事で「思う」と
口にするときはイコール(=)
「考える」を意味する場合が
多いのではないでしょうか。
英語にも、日本語の
「思う」にあたる普段使いの単語に
「Think」と「Feel」があります。
ちょうど日本語でいう
「考える」と「感じる」に
あたると思います。
そして、英語圏の人は、
この2種類をうまい具合に
使い分けているようです。
私たち日本人も、なんでも
「思う」と言うのではなく、
「考える」と「感じる」の二つを
意識して使い分けることで
仕事の幅がとても広がります。
オランダの哲学者
「バールーフ・デ・スピノザ」氏は
頭で考えるだけではなく、
楽しい、嬉しい、といった気持ち、
自分にどんな役割があるのかを
自分で考えることが幸せだと
主張したことで有名ですが、
これからの人生の選択肢が
増え、広がるといったときに
思い出すのは『知は力なり』
英国の哲学者、法学者、政治家
「フランシスコ・ベーコン」氏
(本職は弁護士)の格言です。
「ものごとを深く知ることは
大きな力である」
人間の知性の優位を説いた
フランシスコ・ベーコンの思想を
端的に言い表したものです。
”人間の知識と力は一致する
というのも、原因を知らなければ、
結果を生み出すこともできないからだ、
自然を支配するためには、
自然に仕えなければならない。
思索における原因は、
作業における規則に対応する”
という意味で、
何かアウトプットするためには、
なぜそうなるのかということを
理解しなさいということです。
この「力」があればあるほど、
人生の選択肢が増えて、
自分の生き方を自由に選べるように
なります。
フランシスコ・ベーコンは
正しい知識を身につけるには、
経験することが重要だと考えて
勉強は机の上だけでするものではなく、
外に出ていろいろなものを見たり聞いたり、
経験することもとても大切な勉強として
これを「経験論(人間の全ての知識は
我々の経験に由来する)」と言いました。
また、知識を得るために
じゃまなものがあるとも
フランシス・ベーコンは言いました、
それは「イドラ」というもので
思い込みや偏見のこと。
この思い込みはせっかくの知識を
ねじ曲げてしまうものだから、
色眼鏡で見ていないか、しっかりと
考えてみる必要があるというのです。
たとえば、
知らないものを調べるために
インターネットはとても便利な
”情報”です。
情報とは「事情」を「報告」する
という2つの単語から一字ずつ
抜き出したそうですが、
(図書館情報学用語辞典、大辞林)
「情報は知識にあらず」という
「アルバート・アインシュタイン」氏
の言葉にもあるように
知識とは唯一経験から得られるもの、
情報は蓄積しても決して
知識にはならない、情報を
ただ収集し蓄積しているだけでは
知識に結び付きません。
経験を積み重ねることで、
はじめて知識を得ることができます。
「情報を収集し蓄積する」だけでは
片輪走行みたいなもの、だからこそ、
『経験』も必要になるのだと思います。
今の情報過多の時代では、
「いったいどの情報が正しいのか」
と迷ってしまうほど、
情報の多さと同時に、情報収集する
場所の選択肢も多くなりすぎていて
「信頼性の高い情報」を
獲得することは、意識して
取り組まなければ難しくなって
きているのです。
逆に言えば積極的に知ろうとする
人のみが情報を手にすることが
できる社会です。
この世の中で一番裏切らないのは
自分の中にある知識(力)です。
なぜなら、
人は「違和感」によってしか、
本当に自分に向いているもの、
正しいものを見つけることが
できないからです。
そして違和感を感じるためには、
「やってみること(行動)」が
重要です。
ちなみに、近年注目を集める
教養とは、もともと
「リベラルアーツ」といわれるもの。
「囚われ」や「偏見」に満ちた
自分自身を「リベレート(解放)」
することが教養の本質的な意味に
他なりません。
他者の経験に学び、さらに
自分の地図を広げること、
そのことが教養を深めるのです。
つまり、
大人の学びで最も大切なのは、
「内化(インプット)」のみならず、
「外化(アウトプット)」の
タイミングをしっかりとっていく、
そして願わくば、
インプットとアウトプットの間に
スループット(自分の頭の中で
脳がちぎれるほど考える時間)を
もちたいものです。
すなわち、
聞く(インプット)
聞く(インプット)
聞く(インプット)
帰るではなく、
聞くことの重要性は認識しつつも
聞く(インプット)
考える(スループット)
対話する(アウトプット)
気づく、変わるを
実現することこそが
「教えること」に他なりません。
教えることとは、
知識を詰め込むことではないのです。
ぜひ、
「聞く」
「考える」
「対話する」
「気づく、変わる」を体現する
学びの場、教育機関を
探してみてください。
「越境する」とは端的にいえば、
自分の慣れ親しんだ場所を離れて
違和感を感じる場所に行き、
気づきを得るということです。
越境を行えば、
ふだんどおりのことが
うまくいかなかったり、
ふだん使っている言葉や考え方が
他人に通じなくなったりします。
そこに「違和感」を感じる部分が
出てくるのです。
そしてこの「違和感」を通じた
振り返りこそが
「学びや変化の源泉」です。
ふだん慣れ親しんでいる場の
特殊性や偏っている部分を知る
キッカケになったり、自分の方向性
を見定めるよい機会になったりします。
このことを越境学習と呼んだり
しますが、日本人はあまり
「越境」を行う時間がありません。
OECDの世界価値観調査によると
日本人はふだん、自分の
慣れ親しんだ場にしか
居合わせることがないようで、
会社や家族以外の人たちとの
つながりが希薄なのだそう。
その背景にあるのは、
日本独自の労働慣行である
「長時間労働」がひとつの原因です。
昨今は、国を挙げて
「働き方改革」の号令がかかり、
労働時間を短縮する方向に
向かってはいますが、
厚生労働省が行っている
「毎月勤労統計調査」のある月の
結果によると、
1ヶ月の平均残業時間は47時間に
なっています。
これは世界的に見て
非常に高い水準です。
とても学び直しをする気になんて
ならないという感じになってしまう
のもやむをえないことと
いえるかもしれません。
しかし、
越境することを通して、
時に違和感を感じ、
自分のやるべきこと、
やりたいことを見定めること、
そして外の世界を知ることは、
今後、仕事人生が長期化する社会では
より大切になってくるでしょう。
こうした「越境」は
企業研修のなかにも存在したり、
日経新聞やNHKなどでも
多く取り上げられています。
このような研修では、
ふだん仕事で接することのない
人々と初めて出会い、
課題解決を行います。
研修そのものの舞台の中に
「越境性」がデザインされて
いますから、
「これまでの自分の常識を壊すもの」、
だからこそ、「痛みをともなう」
ということがわかります。
よくビジネスの業界で
いわれることのひとつに
「隣の芝生」に行って
輝くものこそが「スキル」、
「自分の仕事場」でしか
使えないのは単なる「タスク」
というものがあります。
外に出ることによって、
自分の本当の能力が
見える化するのです。
「外に出ると通用しない」
という事実、
外の世界は自分の慣れ親しんだ
世界とは少し違うという事実が、
今後の学びや変化の可能性を
広げてくれると思います。
あなたをいつでも応援しています!
ありがとうございます。
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「16Personalities」とは、
MBTI診断とも呼ばれ、
人間の4つの心理的領域
「感覚・直観・感情・思考」について、
2つずつのタイプ分けを行い、
16種類に分ける性格診断のことです。
その人が持つ
感覚・直観・感情・思考に関する
質問をもとに、診断者の人柄を
詳しく知ることができる性格診断です。
昨今は採用選考時の適正審査に使う
企業も増えているほど、
正確性・信憑性が高いと
評判の性格診断です。
個人の自己分析・自己理解・自己提示の
手がかりになるかもしれません、
ここでご紹介させていただきます。
(ご存知かもしれませんが)
ぜひ、一度試して見てください。
https://www.16personalities.com/ja
このテストは、
スイスの心理学者
「カール・ユング」氏が提唱した
「心理学的類型(タイプ論)」、
アメリカの
「キャサリン・ブリッグス」氏と
その娘「イザベル・マイヤーズ」氏に
よって開発された「MBTI
(マイヤーズ・ブリッグスタイプ指標)」
の心理学をベースに作られています。
公式サイトは日本語を含む
30ヶ国語以上に翻訳されており、
日々世界中の人が受験しています。
(テストの概要)
会員登録不要 無料受験可能
所要時間は5分〜最大12分
質問は全60問 選択式・段階式回答形式
(テストから分かること)
i. 他者との関わり方
I(内向型 = 思考の基準が自分)
or
E(外交型 = 思考の基準が他者や環境)
ii. 情報処理の仕方
S(感覚型 = 五感を働かせ現実を重視)
or
N(直感型 = 想像力を働かせ可能性を重視)
iii. 意思決定の仕方
T(思考型 = 因果関係や論理を基に判断)
or
F(感情型 = 価値観や人間関係を基に判断)
iv. 外界への接し方
J(判断型 = 計画に従い行動)
or
P(知覚型 = 臨機応変に行動)