レコーディングで追うLITTLE WALTER の世界とChicago Blues【1】
資料
さて、先ずなぜ私がこの様な記事を書き始めようかと思ったきっかけは、昔と違って現代ではコンピューターを使っての音源再生が(私の中では)主流であり、そうなるとアルバム毎の管理というのも一つの手ではあるが折角コンピューターを使っているのだから、一人のアーティストを独自にデータベースにしてみるのも面白いかなと思ったというのが先ず一点。
例えば私はLittle Walterが大好きである。Little Walteがレコーディングしていた時代というのは現代と違ってアルバムのための録音ではなくシングル盤のためのものであるし、当時はバンドがせ〜ので録る1発録音が当たり前。そのため多くのテイクを残した曲があったりする。そしてブルースやジャズと言った世界では様々なアーティストが様々に交流しながらシーンを形成していた時代である。なので特定のアーティストでありながらメンバーによってはまたいつもと違うエッセンスを醸し出していたりもするのだ。
そして厄介なのがシングル盤の時代からアルバムの時代への移行期でもあったが為に、後にシングル盤をアルバムにまとめて発売されている点。Little Walterを例にするならば、例えば音楽のサブスクサービスで検索してみるが良い。私が使っているApple Music であればBest Of Little Walterと言ったファンからしてみればまさに金字塔の様なアルバムがつい最近までなかったのだ!笑 しかも今だに代表作として表示されていないのだ。かといえばどこの誰がまとめたのか、意味不明なセンスも愛情もなさすぎるアルバムアートワークを使って公式ではないと思われるアルバムが並びすぎている.酷い物になると曲のピッチが違っていたりするものもある。全く愛情が感じられなくこれは遺憾!全く遺憾である。これでは次世代を担う若人達にLittle Walterってダッセーの!と思われてもしかたがない。。。
Webを見渡しても広告的なサイトが先行していて、果たしてLittle Walterなどの偉大なアーティストの奇跡を追っているサイトは見つかるのだろうか?私は冒頭でも述べた様に音楽の再生はコンピューターを使っている。そうなってくると同年代の人たちなら覚えがあるかもしれないが、カセットテープの時代にお気に入りの曲を集めてベスト盤を作った事はないだろうか?私はLittle Walterをはじめとする
アーティスト達の音源を録音準備にプレイリストに並べるという作業をしている。
その作業をする上で困ったことになかなか録音データが揃ったサイトがないのだ!そしてやっと見つけたコレクターの方がたくさんのアーティストのSP盤を年代順にまとめてくれたサイトを見つけ、そのサイトを参考にしながら新たにデータベースを作っているのだ。
これをすることにより徐々にLIttle Walterのスタイルの返還なども見えてくるのと、各セッションをまとめることができて非常に便利なのである。なんと言ってもLittle Walterはサイド面としても超一流なのである。
勿論ベーシックなアルバムの曲順で聴きたい時用のプレイリストもある。
そんなこんなで、Little Walterについてまだまだ詳しく自分自身が知りたいというのもあるので、今回資料をまとめつつ折角なのでその資料をnoteにて公開してみたいと思う。それはまた追々の気長な作業になると思う。
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