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【令和版 桃太郎】

昔々、令和の時代のとある町に、年老いたおばあさんとおじいさんが住んでいました。おばあさんはネットで食材を注文し、料理が趣味のおじいさんは新しいレシピをYouTubeで勉強していました。二人は平和に暮らしていましたが、ある日、おばあさんがいつものように食材をネットで注文すると、見たことのない巨大な桃が届きました。

「こんな大きな桃を頼んだ覚えはないんだけど…」と不思議に思いながらも、おばあさんはその桃をカッターで切ろうとしました。

すると、中から元気な男の子が飛び出してきました!その子は桃太郎と名乗り、こう言いました。

「おじいさん、おばあさん、僕はサイバー妖怪からこの町を守るためにやってきました!」

サイバー妖怪とは、インターネット上に潜む悪意あるプログラムやスパム、ハッカーたちのことで、最近は人々の生活を混乱させる原因になっていました。特におばあさんやおじいさんのような高齢者が狙われやすく、詐欺メールやフィッシングサイトに悩まされていたのです。

「そんな妖怪たちがいるなんて!どうすれば退治できるの?」とおばあさんが心配そうに尋ねると、桃太郎は答えました。

「僕がSNSで仲間を集めます。彼らと一緒にサイバー妖怪を退治しましょう!」

桃太郎はスマートフォンを取り出し、SNSで募集をかけました。すると、すぐに3人の仲間が集まりました。

  • イヌ太郎:ネットセキュリティのエキスパートで、あらゆるサイバー攻撃を防ぐ技術を持っています。

  • サル太郎:ドローン操作の名人で、空から妖怪の居場所を突き止めます。

  • キジ太郎:SNSのインフルエンサーで、情報を拡散しサイバー妖怪を封じ込めます。

こうして桃太郎は、強力なチームを結成しました。サイバー妖怪たちが人々に送りつけている詐欺メールやウイルスを次々と封じ込め、町の安全を守っていきます。イヌ太郎がセキュリティ対策を施し、サル太郎がドローンで監視し、キジ太郎が拡散力で注意喚起をするなど、見事なチームワークで妖怪たちを撃退しました。

最後に、サイバー妖怪のボスである「スパム鬼」が現れ、町全体を混乱に陥れようとしましたが、桃太郎と仲間たちが力を合わせて、最強のファイアウォールを構築し、鬼をインターネットから完全にシャットアウトしました。

こうして令和の町は再び平和を取り戻しました。桃太郎と仲間たちは「サイバー防衛隊」として町中の人々に感謝され、今でもインターネットの平和を守り続けているのです。

おしまい。

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