小学生でもわかる「失われた30年」
日本の失われた30年とは
1990年代初めから2020年までの30年間のことをさします。この期間、日本の経済成長が停まりました。日本では他の国と比べて経済が伸びませんでした。
以下にわかりやすい例をあげます。
①世界時価総額ランキング
1989年、世界のトップ50位のうち日本の会社がなんと32社が入っていた。
一方、2018年は?というと、、、50位の中に日本の会社は1社だけ。
さらに2023年になると、ランク外の53位に。
②株価の比較
下記のグラフは、日本とアメリカの株価の伸びです。株価とは企業の価値のことです。この30年間でアメリカに9倍の差をつけられているのです。
この先、このグラフはどのように推移していくのでしょうか?
ぜひ予想してみてください。
③お給料が増えない
下記のグラフは1995年から2016年の給料が伸びているか?伸びていないか?というデータです。
見ての通り、日本だけ給料が伸びてないのです。しかも、伸びているどころか下がっているのは、実際はモノの価格が上がっているから、実質の給料は下がっている、ということになるのです。
以上のようなグラフの通り、この30年間、「失われている」ことがわかります。なぜ「失われた」という表現をしているかというと、
世の中は、、
①文明が進化して
②テクノロジーの力を借りて
③生産性の高い仕事をして
④会社が価値を生み出し、会社が儲かって
⑤給料が増える
この様に、時代は進んでいくのに、なぜか日本だけが止まっているのです。
それが30年間止まっている。その期間を「失われた」と言っているのです。
失われた30年の原因として
下記の10点を挙げてみた
①技術が進まなかった: 日本は新しい技術やコンピューターの使い方が遅れました。他の国はスマホやインターネットをうまく使いこなしているのに、日本はそれに遅れていました。
②お年寄りが多くなった: 日本ではお年寄りの人が多くなって、働く人が少なくなりました。お年寄りの人が増えると、お金がかかることが増えてしまいます。
③お金をうまく使えなかった: 政府はお金をうまく使えませんでした。たくさんお金をかけた公共事業が、経済に効果を与えなかったんです。
④ルールが多すぎた: 日本の経済にはたくさんのルールや規制がありました。新しいビジネスを始めるのが難しく、成長を妨げました。
⑤新しいことが怖かった: 日本では新しいアイデアや考えに抵抗がありました。失敗を恐れて、新しいことに挑戦するのを避ける傾向がありました。
⑥企業がリスクをとらなかった: 日本の企業はリスクをとることを嫌い、変わらないビジネスモデルに固執しました。新しいことにチャレンジする姿勢が足りませんでした。
⑦海外と競争できなかった: 日本の製品は他の国の製品と競争できませんでした。他の国の製品が人気を集め、日本の製品の需要が落ちました。
⑧昔の成功に固執した: 昔の成功体験が、新しいアイデアや変化を恐れる気持ちに繋がりました。新しいことに挑戦する勇気が足りなかったんです。
⑨日本が海に囲まれていること: 日本は海に囲まれているので、外国との交流が制限されてきました。昔は良かったけれど、今は国際社会とのつながりが必要なのに、それが難しいです。
⑩テレビの影響が大きすぎた: テレビが大切な情報源でしたが、たまに間違った情報や楽しいだけの情報が流れていました。それに影響されて、正しい判断ができなくなることもありました。
以上の通り、失われた30年の原因は多岐にわたりますが、要約すると、
「過去の成功事例に固執しすぎて、新しいチャレンジがしにくい環境を作ってしまった」のではないでしょうか?
失われた40年にならないために
失われた30年を振り返り、教訓にしてこれからの時代をどう生きるべきか?失われた40年を、まさに6年後(2024年現在)に控えた今、私たちがとるべき行動は?
国や自治体の行動についてはどうしようもないので、私たち個人でできることを以下にまとめてみた。
①テレビを見ない
完全に見ないは極端ですが、テレビを見るときには注意が必要です。テレビは楽しい番組や面白い情報がたくさんありますが、すべてが正しいわけではありません。テレビを見るときに皆さんはお金を払っていますか?いませんよね。どうして無料で楽しい番組を見れるのか?それはスポンサーといってお金を払ってくれている人がいるからです。だから、テレビはスポンサーの会社の為に番組を作ります。例えば、ビール屋さんがスポンサーになってくれたら、見ている人がビールを飲みたくなるように作ります。
だからこそ、テレビを見るときは、よく考えることが大切です。
間違った情報や偏った意見にだまされないようにするためにも、テレビを見るときには批判的に考えることも重要です。
②人の意見は参考程度に
他人の意見を聞くのはいいことですが、その意見が全て正しいとは限りません。責任は他人が取るのではなく、自分が取るものです。自分で考え、行動することが大切です。
さらに、ドリームキラーとの付き合い方も重要です。ドリームキラーとは、他人の夢や目標を否定する人のことです。建設的な意見やサポートをしてくれる人と積極的に関わることが大切です。ただし、ドリームキラーの中には2つの人種がいて、1つはただ単に足を引っ張る「外野(他人)からの声」これは完全に無視してください。もう1つは、あなたのことを心配して意見をする人です。これは身内に多いです。この場合は、「感謝」をして意見は参考程度にすることが重要です。
③読書または勉強
読書をすることで、新しい知識や考え方を手に入れられます。これにより、自分の考え方や行動が豊かになり、新しいアイデアや可能性を見つけることができます。
また、読書を通じて、過去の失敗や成功の経験を学び、それを活かすことができます。他人の経験や知識を学ぶことで、同じ過ちを繰り返すことを避けることができます。
さらに、読書は正しい選択を促すことが期待できます。正しい情報を取り入れれば、問題に直面した時の判断力やスピードも向上し、より成功に近づきます。
とにかく、読書は絶対に習慣付けした方が良いです。そうは言っても読書が苦手な人もいます。その場合、最近ではオーディオブックやyoutubeなどでも、聞いて学べるコンテンツが沢山あります。読書が苦手でも、学びや勉強は、ぜひ日常に取り入れてください。
④行動行動行動!
とにかく行動力が不可欠です。行動力は、目標や夢に向かって主体的に動くことができる力です。
行動が伴う最大のメリットは、失敗を経験することができることです。人は失敗を通じて学び、成長することができます。
行動で大切なことは、「質」よりも「量とスピード」が重要です。失敗を恐れずに積極的に行動することで、多くの経験を積むことができます。失敗を恐れずにチャレンジすることで、新たな可能性を見つけることができます。
失敗を積み重ね、すべて失敗することができたら、あとは成功しか残りません。失敗を恐れずに行動し、失敗から学びながら前進することで、目標や夢を達成する可能性が高まります。積極的に行動して、自分の可能性を広げましょう。
以上のことを踏まえて、少なくともあなたの半径ワンマイル(1.6㎞)圏内だけでも、「失われた40年」に、ならないように個人でできることをまず始めてみましょう!応援しています!
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