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一目惚れはヒカリヘ。
一目惚れを経験したことがある人が
この世界にどれだけいるだろうか…
そしてその一目惚れによって
眠れなくなった経験をしたことがある
人がどれほどいるのだろうか…
俺、渡邉〇〇 大学三年生。
大学からの帰宅途中、商店街で
お惣菜を買い、自宅アパートへ…
その帰宅途中に俺は…
![](https://assets.st-note.com/img/1721652598887-a2jFNUe4Dl.jpg?width=1200)
…彼女に一目惚れをした……
〇〇:綺麗……
世界で何よりも綺麗…女神のようだ…
怪我した兵士がナイチンゲールの影に
キスをしたように…
俺も彼女の影にキスをするだろう。
そんな変なことを考えていると
気づいた時には…
??:どうかしましたか?
![](https://assets.st-note.com/img/1721652712619-b9L6QtgDWJ.jpg?width=1200)
…俺は何故か話しかけていた…
〇〇:……お、俺。
貴方のことが好きです!!
(頭を深々と下げる)
??:あ……えっと。
大丈夫ですか?
〇〇:俺、本気ですから!
(頭を上げ真っ直ぐ見つめ言う)
??:わかりましたから…
けど、なんで急に?
〇〇:一目惚れです!
??:そんなの一瞬の気の迷いですよ?
〇〇:違います!俺は一途です!
??:あはは…わかりました
けど、私…仕事中なので…これで…
〇〇:あ、いつまたここ通りますか?
??:いつかまた通ると思います。
〇〇:わかりました!
また会ったら話しましょ!
??:あ…はい。
……その日の夜は眠れなかった…
彼女が言った"いつか"に期待をしていた
……しかし、そのいつかは
一ヶ月来なかった…次の日から…
同じSKIPの服を着た男の人が通る
様になった…そして一ヶ月程だった頃
〇〇:今日来なかったら…
諦めるか…
…そう覚悟しながら……
彼女を待っていると…
??:はぁ……
![](https://assets.st-note.com/img/1721654761023-4zFh6zLFiE.jpg)
〇〇:お疲れ様です。
(ペットボトルの水を渡す)
??:あ。
〇〇:一ヶ月毎日ここに来て
貴方が来るかな〜って。
俺待ってたんですよ?
(そう言うと水を飲む)
??:な、なんでそんなに
私に執着するんですか?
〇〇:執着って…(苦笑)
俺は、貴方が好きなんです
??:またですか…
〇〇:一目惚れがそんなにダメですか?
??:だ、ダメって言うか…
なんて言うか…ストレート過ぎない?
〇〇:え?
??:だ、だって…一目惚れした相手に
いきなり好きなんて…おかしいと
思われちゃうよ?
〇〇:そうですね…じゃあ。
パチッ…(??に向けてウインクする)
??:ごめん…それは何?
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〇〇:爽やかイケメンです。
(何故かドヤ顔)
夏目:ぷぷっ…(笑)
君面白いねっ…😁
私、夏目リンって言うの!
〇〇:俺、渡邉〇〇って言います!
ここから少し遠いんですけど…
▒▒大学って所の三年生です!
夏目:え?うそ。私もそこだよ?
まぁ、私は怪獣専門学科だけどね。
〇〇:そうなんですか!いいなぁ。
俺もリンと同じ学年で同じ学k((
夏目:ま、待って!!
な、なんで呼び捨て?
〇〇:……ちょっと。
呼んでみたいなぁ…って(笑)
夏目:もう!年上には敬語を使うこと!
〇〇:は、はいっ!!
夏目:ふふっ…(笑)
…それから……毎日では無いが
この道を通る度に話したり…
L〇NEを交換した…
そして、俺から電話をかけていたら…
次第に夏目さんからも
電話をかけてもらえるほどに…
そんな交流を続けている内に…
俺は夏目さんとの…デートの約束を
取り付けたのだ…
━━━━━━━━━━━━
デート当日……。
夏目:おまたせ〜♪
ど、どうかな?(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1721656534093-rcXGSwrF6d.jpg?width=1200)
〇〇:…い、いつもと雰囲気違って
すっごい可愛いです
夏目:ありがとう…//
今日はお化粧に時間かけたから…//
喜んでもらえてくれて嬉しい…//
〇〇も色気出ててかっこいいよ…?//
〇〇:今日はあまり使わない
香水つけてみました…//
香水の匂いキツくないですか?
夏目:ううん。大丈夫!!
とってもいい匂いだよ?
〇〇:やった…//
夏目:じゃあ…そ、そろそろ行く?
〇〇:で、ですね!行きましょか。
夏目:……//
〇〇:あ、あの…//
手繋いでもいいですか?…//
夏目:えぇ?手繋いだらさ?
周りからカップルだって勘違い
されちゃうと思うけど……?
〇〇:俺は…されたいです…
俺はリンと恋人になりt((
バシッ…(〇〇の頭に軽くチョップする)
夏目:ち、ちょっと…//
敬語忘れてるよ!?
〇〇:す、すみません…
(少しヘコむ)
…ニギッ…(〇〇の手を握る)
〇〇:ふぇっ……//
夏目:は、早く行こ?//
〇〇:はいっ…//
その後、食事をする。
![](https://assets.st-note.com/img/1721658667452-6G9RdAfERF.jpg?width=1200)
食事を終え…お会計をする
〇〇:じゃあ…
リンさんは外で待っててぐださい
夏目:ん?…ち、ちょっと待って?
〇〇:え?
夏目:私が年上なんだし
私が払うよ?
〇〇:いや、俺から誘ったんですし
夏目:はいはい、時間無駄にしちゃうよ?
"今回は"私に払わせて?
〇〇:ってことは…
夏目:ふふっ…//
…そのお店はリンさんに
ご馳走してもらい外に出る…
夏目:はぁ〜美味しかったね〜!
〇〇:リンさん…"今回は"ってことは
次も俺とデートしてくれるんですか?
夏目:なに?デートしたくないの?
〇〇:し、したいです!!
いっぱいしていっぱいリンのこと
知りたい!それに俺のこともリンに
知って欲しい…//
夏目:もう…//(呆れながらも嬉しそう)
またすぐ誘ってくれないと怒るからね?
〇〇:ぜ、絶対にすぐ誘います!
なんなら今場所決めたいぐらいです!
けど、せっかくの休みですし……
お家でお休みしたいですよね(笑)
夏目:ちゃんと相手のこと考えてるね
〇〇:好きな人のことなので!
夏目:っ……//
ほ、本当に良く恥ずかし気もなく…//
そういうこと言えるよね…//
〇〇:俺、リンさんのこと……
真剣なんで…大好きなんで…
愛してるんで!
夏目:はいはい……(苦笑)
……それから何度もデートをする…
なんなら…夏目さんの仕事場まで行って
所長の伴ヒロシとも面識がある程まで…
それから一年…
大学生四年生になり…卒業論文などで
忙しくなったが、LINEなどを通じて
会話をしていた……
〇〇:はぁ…そろそろ会いたいなぁ〜
…そう思いながら午前に終わった
大学の帰り道いつもの帰路を歩くと…
〇〇:あれって……
![](https://assets.st-note.com/img/1721661729664-9QZpXTYWAc.jpg?width=1200)
…なぜかこっそり近づいて
リンさんなのかと確認しに行く…
![](https://assets.st-note.com/img/1721662020480-6Rf7XEunjl.jpg?width=1200)
〇〇:……あれは…SKIPの新人の子?
俺…聞かされてないぞ…?
……数分後…
![](https://assets.st-note.com/img/1721662074589-6CyC1leQzh.jpg?width=1200)
〇〇:っ……。
俺って本当に単純だよな…ははっ…
(自嘲しながら帰路に戻る)
……その日の夜…
…ピロンッ…(LINEが来る)
夏目』〇〇大丈夫?!
〇〇』怪獣ですよね。
大丈夫でしたよ。リンさんは?
夏目』私も大丈夫だったよ!
ねぇ、今週の土曜日会えない?
〇〇:っ……
〇〇』なんでSKIPに新人さんが
来たこと教えてくれなかったんですか?
夏目』言うつもりだったけど
〇〇が忙しいかなって
〇〇』俺、リンさんの話なら
忙しくても聞きますよ?その意志を
これまでも電話したりとかして
伝えてきたつもりでした。
夏目』それは、気づけなくてごめん。
〇〇』それと今日、なんで新人さんと
公園で手を繋いでたんですか?
夏目』あれは違くて。
新人の飛世ユウマくんは17年前の
事件の被害者でその話を聞いてたの
〇〇』ですよね。やっぱりリンさんは
優しい人です、誰にでも。
そういう所めちゃくちゃ好きです。
リンさんは悪くない。
夏目』どうしたの?
〇〇』俺、嫉妬しました。
好きな人が、自分より若くてカッコイイ
男子と一緒に居るだけで嫉妬するとか
俺、めちゃくちゃ女々しくて
重いですよね。すみません。
…そこから数十分…
既読はつくが返信が来ない…
〇〇:ははっ…、
一目惚れの末路がこれか……(苦笑)
……ピンポンッピンポンッ…
(インターホンが何回か鳴らされる)
〇〇:は、はい!今出ます!
……ガチャ…(扉を開けると)
ギュッ……(抱きしめられる〇〇)
〇〇:え……?
夏目:ごめん…ごめん。私が〇〇に
新人君のことすぐに言ってたら…
こんなことになってn((…
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チュッ…(軽くキスする)
夏目:ふぇ……//
〇〇:もう…何が悪いとかどうでもいい
リンが…俺の目の前にいてくれるならっ
夏目:っ…//もう、私以外の人にさ…
一目惚れし、しないよね…?
〇〇:絶対にしません!
夏目:忙しくても…私の事を…
優先してくれる?
〇〇:リンさんが一番です!
夏目:私の前から…いなくならないでね?
ギュッ…(〇〇から抱きしめ返し)
〇〇:絶対に離れない…いなくならない
俺…夏目リンさんが好き…//
夏目:っ……//
私、今日怪獣が現れたときに…
〇〇が避難してなかったら…
〇〇に何かあったらって考えて…
ずっとずっと心配だった…
避難誘導して色々な資料作って…
やっと〇〇に連絡して…
返信がなかったらって…怖かった…
〇〇:リンさん…
夏目:正直、私…
〇〇のいない世界を想像出来ない…
好きな人のいない世界なんて…
私は生きていけないと思うし……
だから、もう離れ離れにならないように
私と付k((…
〇〇:ま、待ってください
俺が言います。
夏目:わかった…//
(一旦離れる)
〇〇:ふぅ…
夏目リンさん!俺と結婚を前提に!
付き合ってください!!
(頭を下げる)
夏目:私で良ければ…//
よろしくお願いします…//
![](https://assets.st-note.com/img/1721665890875-uwg0a0H8Jg.jpg?width=1200)
…溢れる想い…
愛は君を照らすヒカリになれる…
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
終わり…(?