うちの学校の王子様。⑫

……下駄箱にて…

賀喜:はぁはぁ…ﾆｷﾞｯ…

〇〇:ぼ、僕は何を…

賀喜:浮気しちゃいましたね😁

 

〇〇:あ、あぁ…どうしよう…。

……ﾀｯﾀｯﾀ…

伊藤:〇〇くん！！

掛橋:かっきー？

〇〇:ご、ごめんなさい…

伊藤:なんで〇〇くんが謝るの？

賀喜:すみません…二人が恋人なの
知ってるのに…私…〇〇さんのことが
好きで…

伊藤:君。僕から〇〇くんを奪えると
思ってるのか？

賀喜:そうは思いません…けど。
私なりに努力たいと思って…
〇〇先輩が前言ってくれました
必ずしも願ってる形にはなる訳じゃない
けれど努力すれば必ずしも成長するって

〇〇:賀喜さん……。

掛橋:一つ提案なんだけど。
かっきー、理々杏ちゃん、私で
一人づつデートして最後いつもの場所で
誰と付き合うか決めるのはどう？
そこで決まったらもう変に〇〇くんに
色目使わない。これどう？

賀喜:その案いいですね！

〇〇:ちゃっかり掛橋も入ってる…

伊藤:はぁ？！
ダメに決まってるでしょ

賀喜:取られるのが怖いんですか？

伊藤:ん？怖い？この僕が？
僕はこの学校の王子だよ？負ける？
そんなことありえないでしょ。(笑)
いいよその案飲むよ。

掛橋:〇〇くんは？

〇〇:皆さんがやる気なので。
やりますよ。

賀喜:決定ですね！

掛橋:ふぅ。

伊藤:いや、圧勝しちゃうな〜。

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……その週の土曜日…
……駅前…

〇〇:おはようございま…す…

伊藤:あ、おはよう😊
ど、どうかな？

 

〇〇:す、すっごく…可愛いです…//

伊藤:そ、そっか…//

〇〇:理々杏先輩って…
自由自在に髪伸びるんですか？

伊藤:ははっ…そうだよ？
僕はね自由自在に髪を伸ばせるんだ！
心）ウィッグって知らないのか(笑)

〇〇:すげぇ…

伊藤:それで…〇〇くん
行きたいとこ決めた？

〇〇:鎌倉か江ノ島までしか
絞れなかったです…すみません…

伊藤:いいんじゃない？(笑)
じゃあさ、両方行っちゃお？

〇〇:いいんですか？

伊藤:いいよ？
午前は鎌倉で午後は江ノ島！
〇〇くんナイスアイデア！

〇〇:あ、ありがとうございます…//

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…鶴岡八幡宮にて……

〇〇:凄い大きいですね！

伊藤:ふふっ…そうだね！

……。

…ﾍﾟｺﾍﾟｺ…👏👏…ｼﾞｬﾗﾝｼﾞｬﾗﾝ…ﾍﾟｺｯ…
(お参りをする）

〇〇:……ﾆｷﾞｯ…
(理々杏の手を握る）

伊藤:ふふっ…//
(優しく握り返す）

……。

伊藤:お昼どうしよっかね。

〇〇:ん〜。あ！
鎌倉にオムライスが美味しいお店
あるのでそこ行ってみませんか？

伊藤:いいね！
〇〇くんさてわ…リサーチ済みかな？

〇〇:デートなので…//

伊藤:頼もしいじゃん？

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……〇〇の勧めるお店にて…

店員:ご注文お伺いします。

〇〇:オムライス2つと…
(言葉が詰まる）

伊藤:アイスコーヒー二つで

店員:ありがとうございます
少々お待ちください。

〇〇:すみません…

伊藤:ふふっ…大丈夫だよ？

……料理が運ばれる…

伊藤:すご！めちゃくちゃ美味しそう！

〇〇:本当ですね！
(二人ともテンションが上がる）

伊藤＆〇〇:いただきます！

…仲良く2人でお昼を食べる…

『あ〜ん。しようか？』

「し、しなくていいです…//」

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……つづく