独りの警察官。
警官:あの、すみません
(フードを被った男に声をかける)
『………』
警官:君のポケットにあるもの
少しみせて貰えないかな?
『……チッ。』(舌打ちを打つ)
警官:ちょっと君…
『うるせぇなぁ!!』
ッパーン…(銃声が鳴る)
警官:うぁ"っ"……(その場に倒れ込む)
『キャーーッ!!』
『Oh My God!!』
その場にいる観光客が悲鳴をあげる……
ツーツーツー
警視庁から入電…
東京都 港区 ▒公園 ▒丁目
3-▒5 都立芝公園 もみじ谷1▒号地にて
銃撃事件発生。負傷者一人。
交番勤務の警官と見られる。
本件は最重要事案に指定。
拳銃携帯を許可する。
近くの警察官は直ちに現場に急行せよ。
……数分後。
〇〇:こちら〇〇…都立芝公園
もみじ谷現着。負傷者発見っ!
警官:はぁ"っ"……
(腹部を押さえる)
〇〇:大丈夫大丈夫だからっ…
(警官に駆け寄り傷を押える)
警官:〇〇"さぁ"ん"っ"……
〇〇:はぁはぁ…こちら〇〇ッ!
救急車っまだですかッ!!
警官:は"ぁ"はぁ"……
〇〇:おい!起きろっ!
□□っ!大丈夫だから!起きろって!
カチャッ……(〇〇の頭に銃を突きつける)
『お、おぉい!』
『お前も警察かっ!!』
〇〇:そうだよ…何がわりぃ。
『お、俺は銃を持ってんだぞ!』
〇〇:だからどうした?
こっちは警察だ…銃を持った人間との
戦闘を想定してないとでも?
『お、脅してんのかよ!』
〇〇:事実だぞ?俺はお前を
あと、3秒で制圧する。
『な、何抜かしてんだよ!』
〇〇:3……
『カウントしてんじゃねぇ!』
〇〇:2……
『おぉい!!』
〇〇:1……
『んぁ"ぁ"ぁ"!!!』
ッヒュッッッ……
(石のようなものが飛んでくる)
ッパンッ…(銃に石が当たる)
……ガラガラッ…
(銃がその場に転がる)
『いってぇぇっっ!!!』
??:よっ。(フェンスを乗り越え)
大丈夫かい?プライド先行警察官くん。
〇〇:は?んだよ…お前。
お前こそ何もんだ。
平手:私は平手友梨奈。
階級は巡査の警察官ですよ〜。
そっちは?
〇〇:俺は天野〇〇。
階級は巡査部長の警察官だ…
『お、おい!お前ら』
『俺の事忘れてんじゃねぇ!!』
…銃を持って二人を狙う…
〇〇:はぁ……
平手:そんなに凹んで
撃ったら暴発することぐらい
わかってるでしょ?
〇〇:撃てるかも怪しいしな。
キュイーン
ピーポーピーポー
(救急車とパトカーが到着。)
『く、クソ……』
……犯人は逮捕され…
撃たれた警察官は救急車で運ばれたが…
病院にて■亡が確認された。
……〇〇と平手に事情聴取が行われた。
〇〇:……っ…。
平手:ふっ…ふははっ…
〇〇:おい!何がおかしいんだよ!
平手:だって…(笑)犯人はタヒなずに
なんで市民を守った警察官がタヒな
なくちゃいけないんだろってさ?(笑)
〇〇:お、お前…
平手:この笑いは一種の精神病なんだ(笑)
あまり気にしないでよ…(笑)
〇〇:そ、そうか……
……事情聴取を終える。
平手:はいこれ。コーヒー
(〇〇にコーヒー缶を渡す)
〇〇:ありがと。
平手:きっと犯人は東京タワーいや…
東京のどこかで銃を無差別にぶっぱなす
つもりだったんだろうね。
〇〇:あぁ…あの銃はあいつの手作り
と言っても…どっかの3Dプリンター
サービスを行っている会社の何件かに
金属素材で3Dプリンターを依頼して
各々で作られた部品を組み合わせて
銃を作り。弾はどっかから入手した。
弾自体は日本でもどうにか法を
潜り抜ければ購入出来るしな。
平手:精神異常で無罪になったら……
〇〇:っ……。俺達は警察だ。
犯人を捕まえるそれだけ。
罪を与えるのは法の役目だ……
正しい判決が下ることを願うよ。
平手:そうだね……
━━━━━━━━━━━━━━━━━
……数日後…
□□警察署にて…
『離せよ……』
〇〇:はぁ……ただいま△△スーパーの
万引き犯及び店員への暴力での
被疑者連れて帰りました。
設楽:本当にいつもお疲れ様。
この人は俺の配属している
□□警察署 刑事課長の設楽統さん。
階級は警部だ。
設楽:その人は俺が取り調べしてるから。
〇〇:あ、いやけど…
設楽:さっき日村署長から〇〇くんを
署長室に来るように言ってくれって
言われてさ?
〇〇:そうだったんですね!
設楽:じゃあ。この人は任せて
急いで行ってきな!
〇〇:ありがとうございます!
……署長室へ…
コンコンッ…
日村:どうぞ。
〇〇:失礼します。
(所長室へ入る)
日村:よく働くね。ありがとう!
□□警察署の署長 日村勇紀さん。
明るくて小中高への防犯や自転車講習
などの、仕事を積極的にやる人だ。
日村:今日はさ警視庁からの
命令なんだけどね。
〇〇:は、はい……
日村:今日からうちの警察署に
配属される警察官とバディに
なってもらいたいんだよね。
〇〇:俺は別に大丈夫ですけど……
日村:そっか、なら良かったよ。
そのバディを組む子がね…
確か…ひr((
ッーッーッー
警視庁から入電…。
▒京都▒区東▒橋2丁目9-▒にて。
男性四人がイタリア街にて喧嘩。
〇〇:俺、行ってきます!
日村:お、おうっ!
じゃあバディの警察官の資料は
設楽さん伝いで〇〇くんのデスクに
置いといてもらうね!
〇〇:ありがとうございます!
失礼しました!(署長室を出る)
日村:くぅ〜僕もあんぐらい
動き回りたいよねぇ〜
(自分のお腹を擦りながら言う)
……イタリア街にて…
男性1:お兄さんさぁ…
ちゃんと責任取ってもらわないとさぁ。
??:こっちに非はないけど?
男性2:そんな華奢な姿で
俺達に勝てると思ってんの?
男性3:話してても埒が明かないわ。
さっさとボコそうぜ?
??:はぁ……なんて低知能な奴ら。(笑)
男性1:あ"ぁ"?今なんつった"ぁ"?
ガシッ…(??の胸ぐらを掴む)
男性2:いけいけ(笑)
男性3:うわぁ〜俺知らね(笑)
??:先に手出したのはそっちね?
男性1:あんまり調子乗んじゃねぇよ!
(殴ろうとする)
ピシッ…(男性1に直で目潰しする)
男性1:痛ぇ!!
(その場に倒れ込み目を触る)
??:おぉ〜。(笑)
男性2:な、何したんだよ!
??:目潰しだよ目潰し。(笑)
あれ、知らない?
男性3:あんま舐めんじゃねぇよ!
(??の背後から殴り掛かる)
??:よっ。(その場で屈む)
男性3:うぉっ…
(避けられ体制を崩しかける)
??:ふふ〜ん♪︎
バンッ…(肘で男性3みぞおちを殴る)
男性3:ぐはっ……(その場から離れ)
お、おぇ…はぁはぁ…おぇ。
男性2:あ、あんたは…何もんなんだ。
平手:遅れ馳せながら名乗られせもらう
警察官の平手友梨奈と言いますっ!
なんてね?
……
〇〇:こちら〇〇。イタリア街現着し……
え?!な、なんだこれ…
平手:おっ!
えっと…君は〇〇くんだっけ?
〇〇:確かお前は…平手だったけか?
平手:これまた光栄だ…巡査部長に
名前を覚えて貰えるなんてね?
〇〇:ってか…この様子じゃ…
イタリア街での喧嘩の通報は
平手とあそこの男達じゃないよな?
平手:……てへっ♡
〇〇:うちの署で始末書書くぞ。
平手:ち、ちょっとぉ!
……平手及び男達を署に連行。
〇〇:はぁ…帰りました。
設楽:おっ!早速かい?
〇〇:ん?どういうことですか?
設楽:だって〇〇くんの横の子今日から
うちの警察署に入って来た
平手友梨奈さんでしょ?
平手:はい!平手友梨奈です。
〇〇:ってことはもしかして……
こいつが俺のバディですかぁ?!
設楽:そうだよ?
〇〇:はぁ……(呆れる)
平手:まぁまぁ、仲良くやろうぜ?
(〇〇の肩を叩く)
〇〇:出来るかぁ!!
…なんて言いつつも…街に起こる
立件可能な事件から立件不可能に
近い事件を解決して行き…
一ヶ月ほどたったある日のこと…
警察署にある手紙が…
『設楽統様』
『大人になった僕ともう一度』
『鬼ごっこをしましょう!』
『今日、11時の爆発が開始の合図だ!』
『あきと より!』
〇〇:よくあるイタズラですか?
設楽:違う…と思う。
(険しい顔になっていく)
〇〇:っ……どこから送られてきた!
警官:先程直接渡されました!
平手:監視カメラの映像っ!
10:38……
……監視カメラの映像を見るが…
設楽:っ…あきとだ。
〇〇:知り合いですか…?
設楽:昔、俺の地元で交番勤務を
していた頃だ…ちっちゃい頃から
遊んでいた子供に 福永 暁人って
子供がいた…その子は中学生で
万引きをしてしまったりして俺が
こっぴどく叱った…そしてお店に
俺も暁人も連れて謝ると
もう二度としないことを条件に
許してもらえた……それから数年後
高校三年生、指定校も決まっていたのに
ある喧嘩で同級生を…
『▒害してしまったんだ。』
〇〇:なっ……
平手:…ふっ。
設楽:俺はもっと早くに気づけば
万引きしたあの時にしっかり
立件して置けば起こらなかった事件を
俺は起こしてしまったんだよ…
一生悔やんでる…。
もしこれが本当だったら俺は………
〇〇:き、きっと…イタズラですよ…
平手:〇〇くん…余計な気遣いはいらない
設楽さんとこの手紙を寄越してきた
暁人って男との関連がある以上
本当に起こり得るかもしれない…
10:58…
10:59…
11:00…
設楽:っ……
11:03…
〇〇:ほら、イタズラだっt((
ッーッーッー
警視庁から入電…
東□都 港□ □ノ門 □丁目
C1-0□. 虎□門 ヒ□ズの道路にて…
大型自動車が爆発。事件の可能性あり
近くにいる警察官は至急、急行せよ。
設楽:…ほ、本当だった。
平手:行くよ!〇〇!
〇〇:わかってる!
………車に乗り、現場へ…。
『離れてください!!』
〇〇:□□警察署の〇〇と平手です
警官:お疲れ様です!どうぞ!
…規制線の中へ入る…
〇〇:消化済みか、
平手:車の中には何が?
警官:こちらが出てきました。
〇〇:警察の制服…コスプレ用だが。
平手:悪趣味だなぁ…(笑)
〇〇:……福永暁人の家へ行くぞ。
平手:そうだね。
……数日後…福永は出所後ネカフェ
などで寝泊まりをしていたので…
福永の実家へ向かおうとしたのが……
設楽:俺達の調査は終わり。
福永の実家は俺らの管轄外だよ……
〇〇:本店の捜査員だ導入されるのか…
設楽:そうだよ、引き継ぎ頼むね。
〇〇:はい……
バッ!!(急に立ち上がる)
平手:私明日、有給取ります
設楽:き、急だな……
〇〇:あ、あー…そういえば
今日体調悪いんだった…明日は必ず
休んじゃうなぁ〜有給取らないとぉ〜
設楽:はぁ…わかったよ。
〇〇:…ありがとうございます。
……数分後。
設楽:ほいよ。
(〇〇と平手にメモ用紙を渡す)
『▒▒県▒▒市▒▒区▒丁目 ▒-▒』
『バレないようにな』
〇〇:設楽さん……
設楽:本当は俺の役割なのに…すまない。
平手:まぁ、バレたら設楽さんに
責任取って貰うつもりなので…
設楽:絶対にバレるなっ!
……翌日。
平手:ちちぶー
〇〇:やめろ…恥ずかしい。
ってか…普通は目立たない服装でこいよ
平手:〇〇こそ、オシャレしてんじゃん
〇〇:仕事以外で外でないからさ。
久しぶりの有給休暇なんだ…
オシャレぐらいさせろ。って……
平手:こっちも同じなんですよ
〇〇:あぁ!とりあえず実家へ行くぞ。
……福永暁人の実家へ…
ピンポーン…
〇〇:ん…いないか。
平手:いや…そもそも住んでないよ
〇〇:え?
ガラガラッ……(引き戸を開ける)
平手:ほら、鍵もかかってない
お邪魔します!(躊躇無く中へ)
〇〇:ち、ちょっと待った!
(平手を追いかけ中へ入る)
…家は和式の内装となっている……
入った途端に違和感を感じる…
中はやけに薄暗い。
そして、おかしなほどに…
整理整頓されているのだ……
平手:やば。
(平手の前にはサッシ窓に新聞紙を)
(何重も貼られている)
〇〇:な、なぁ…なんかメモ用紙が…
平手:ん?ビリッ…(新聞紙を破る)
……部屋に日が差し込む…
チッ…チッ……チッチッ…
〇〇:な、何だこの音…
平手:やばいっ!
ガシッ…(〇〇の手を掴む)
〇〇:うおっ!ガシッ…
平手:早く出るよッ!
(〇〇を引っ張り玄関から家を出る)
〇〇:ち、ちょt((
カチッ……
……
……バゴォーンッ…
…家の中で爆発が起きる…
ガシャーンッ……ズズッ
…窓や引き戸は吹き飛び……
地面もぐらつく程の勢い…
〇〇:はぁはぁ…んだよこれ。
平手:これが鬼ごっこってマジ?(笑)
…二人はギリギリ家の外から出て
コンクリートの塀に隠れた為無事だ…
平手:そういえば…〇〇が見つけた紙!
〇〇:もちろん。逃げる前に掴んだよ
…右手を開くとくしゃくしゃの手紙。
そこには……
『僕はここにはいませぇ〜ん』
『これを読めてるあなたはラッキー』
『設楽さんが読んでるんだよね?』
『僕はこれからねぇ……』
『設楽さんとの思い出の場所で』
『この鬼ごっこを終わらせるんだよ』
『思い出の場所でねっ!』
〇〇:気持ち悪い…おぇ…
平手:これはかなり気持ち悪いね…(笑)
〇〇:それにこれは…どうしたものか。
…二人の目の前には…爆発によって
燃え上がる民家…
平手:バレちゃったね…(笑)
…すぐに警察と消防車を呼ぶ。
翌日には〇〇と平手…そして設楽さんも
警視庁、捜査一課。いわゆる本店に
呼び出された。
捜査員1:お前たち何してくれたんだ!
〇〇:おかげで、この紙を入手しましたよ
捜査員2:そういう話をしてるん
じゃないんだよ!!
バンッ…(机を叩く)
平手:これだから常に頭に血が上ってる
本店は嫌いなんだよ…
捜査員1:んだと!貴様っ!!
設楽:も、もうやめましょう…
俺が責任を全部負うと言い
二人が捜査するのに手を貸しました
全ての責任は俺にあるので…
処分は全て俺が受けます。
(覚悟を決めた顔つきで語る)
捜査員2:あ、当たり前だ!
…□□警察署に戻る……
〇〇:すみませんでした
平手:私が新聞紙を剥がしたばかりに…
設楽:違和感を取り除くのは人間の心理
として正しいよ間違ってないよ。
さっ!これからの話をしよう……
…設楽さんは何故か前向きだった。
設楽:俺と福永の思い出の場所…
一つ目は…小さい頃に遊んだ公園
二つ目は…□□□交番だな。
三つ目は…□□スーパー…だ。
平手:な、なぜ交番?
設楽:小学校の頃から友達連れて
交番来てさ?鬼ごっこをみんなでしたり
暁人と交番で二人で話したりしてた。
〇〇:三つ目は?
設楽:万引きしたスーパーと
暁人が同級生を▒害した現場は近いんだ
そもそも、▒害の動機が…暁人が
友達といる時に無意識に万引きをした
それを友達が止めて揉め合いになり
□□スーパー近くの河川敷で▒害され…
川に捨てたんだよ……
〇〇:すみません、思い出させてしまって
設楽:いいんだよ……
日村:そのこと本店に
伝えさせてもらってもいいかな?
〇〇:お、俺現場向かいたいです!
平手:私もです!
日村:もちろん、捜査員と所轄が
共に捜査できるように頼むつもりだよ
これは設楽さんの事件でもある……
設楽:日村所長……
…翌日…□□警察署に
『□ノ□ヒ□ズ前爆発事件』
捜査本部が設置された…。
指揮官:次に犯人の福永暁人が爆発すると
予告した場所にあげられるのが。
埼□県秩□市の□□□公園。
埼□県秩□市の□□交番。
埼□県秩□市の□□スーパー。
合わせて三つ…になる。
……数日後…□□警察署から
引っ張り出された〇〇と平手に設楽は
張り込みをさせたられ…忙しい本店は
三日かに一回張り込み現場へ
足を運ぶ……なんて調査に…。
…そんな張り込みが約一ヶ月ほど続く。
…本店捜査員の中ではこの事件は
このまま何も無く終わるのではないか…
そんな心意気になっていたが……
三人は違かった……
ピロンッ…
〇〇:設楽さんからだ…
設楽『さっき、秩□市の□□警察署で』
『福永暁人の起こした事件資料を』
『調べたんだけど…□□スーパーで』
『起きた万引き事件が11月16日』
『つまり明日だ…〇〇くん』
『気を引き締めてくれ。』
〇〇『わかりました。』
設楽『同じことを平手さんにも』
『伝えてるから、気おつけて。』
〇〇『はい。』
━━━━━━━━━━━━━━━━━
……そして翌日…
……14時頃…□□スーパーにて。
店長:どうぞ…
平手:これお願いします。
〇〇:なっ。あいつ何して
(張り込んでた〇〇がボヤく)
……スタスタスタ…
…〇〇の張り込み車と□□スーパーを
遮るようにフードを深く被った男が……
□□スーパーへ入っていく……
〇〇:ん…なんだいまの…
カチッ…"平手、聞こえるか?"
平手:〜♪︎(袋に買ったものを入れてる)
〇〇:おいマジかよ…
カチッ…"平手っ!反応しろ平手ッ!"
??:あんたが…店長だよね?
店長:ん?あなたは?
バッ…(フードを脱ぎ顔を見せる)
福永:俺のこと覚えてない?
いや、覚えてるはずだよなぁ!!
福永暁人…ここに参上っ!!
(包丁を店長に向ける)
『キャーッ!!』
…周りのお客様が悲鳴をあげる…
平手:っ…
〇〇:クソッ……
(張り込みの車から出てスーパーへ)
……
店長:お前…出所してたのか。
福永:気にしていただきありがと〜♪︎
お礼に……(着てるコートを脱ぐ)
プレゼントだ〜よ〜ぉ!!
フハハハハッッ!!!!!!
平手:福永暁人ッ!!
爆発物製造及び所持と使用の容疑で
お前を逮捕するっ!
福永:ふっ…鬼ごっこ始まりぃ!!
(店の奥へ走る)
店長:あっちにはまだお客さんが!
福永:フハハハハッッ!!
平手:気色悪ぃ…(笑)
カチッ…"こちら平手、福永は□□スーパー"
"にて、出没。現行犯逮捕します"
設楽:"俺もそっちに向かう"
平手:"それと、福永は店内にて"
"鬼ごっこの始まりと言いながら"
"刃物を振り回して走っている"
〇〇:"こちら〇〇…スーパーの入口は"
"避難しているお客様が多く入れません"
"裏口から店内に入ります"
平手:"出来るだけ早く来て!"
〇〇:"わかってるわ!"
……
福永:おらぁ!邪魔だどけ!
『キャーッ!!』
平手:福永!お客さんに手を出すな!
福永:ふぅ〜っ!!!
(奇声をあげると商品棚に間を縫って)
(隠れてしまう"
平手:刃物相手にこっちは手ぶらか…
……慎重に前に進む…
平手:いない…
こっちもいない…
ガサゴソッ……
平手:っ?!
福永:うぉらぁっ!!
(平手に向けて刃物を振りかざす)
平手:よっ…
(その場にある買い物カゴで)
(攻撃を回避する)
福永:なっ!
平手:隙ありっ!
バゴッ…(福永の腹部を殴る)
福永:ぐはっ……(攻撃の力が緩む)
平手:こちらの商品はっ…
ガサッ…(福永の頭にカゴを被せ)
返品不可となっておりますっ!!
バンッ……(福永を蹴り飛ばす)
福永:ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ…
(その場に倒れ込む)
平手:えー…14時43分 福永暁人
違法 爆発物製造及び所持と使用の容疑で
現行犯逮捕っ。カチャッ…(手錠をはめる)
福永:ふへへへっ…
(平手に不敵な笑みを向ける)
平手:な、何がおかしい!
福永:俺の腰を見てみな?!
平手:なっ…こ、これは…爆弾っ!
福永:ふへへへっ…一緒にタヒのうなぁ!!
バンッ…(ドアを蹴破る音が店内に響く)
〇〇:はぁはぁ…平手ッ!
平手:〇〇ッ!こいつ…時限爆弾を腰に
巻いてやがるッ!
それに剥がすところがない!
〇〇:なっ…どこまでも悪趣味な奴!
あと、爆発まで60秒!
ちょっと待ってろ!!
…ダダッ……
(どこかに向かって走る)
…9秒経過…
〇〇:これで切れるっ!
(針金切を持ってくる)
平手:そんなのどこで!
〇〇:説明はあとだ!
…17秒経過…
平手:どうするつもり!!
〇〇:近くの川にぶん投げんだよ!!
(そう言って爆弾を持ち走り出す)
平手:〇〇っ!!
……近くの橋のかかる大きな川へ…
〇〇:スッ…ハァハァッ……
スッ…ハァハァッ……
……川まで走る…29秒経過……
橋の端っこに到着……
〇〇:真ん中までっ!!!
(走り続ける)
残り秒数……5秒…
〇〇:スッ…ハァハァッ……
4秒…
〇〇:あと少しっ……
3秒……
〇〇:行っけぇ"ぇ"え"え"!!!
(橋からなるべく遠くへ投げる)
2秒……
〇〇:はぁはぁ……
1秒……
設楽:こちら、□□スーパー近くの
橋に到着s((
……バゴォーンッ…(空中で爆発する)
設楽:なんだ今の爆t((……
〇〇ッ!!!(急いで車から出る)
……
〇〇:はぁはぁ…
心)耳鳴りやべぇ…意識飛ぶっ……)
バタッ……
……
………
設楽:"こちら設楽!□□橋で"
"爆発…〇〇も巻き込まれたした!!"
"至急、救急車を要請しますっ!!"
…………
……
…
平手:〇〇ッ!!〇〇ッ!!
(急いで□□橋へ向かう)
…ピーポーピーポー……
平手:〇〇……う、嘘だ…そ、そんなっ!!
…平手の目の前で担架に乗せられ…
救急車で病院へ運ばれる〇〇…
…橋の真ん中付近には…大量の血が…
平手:ま、また…私はまた守れないのか……
何度私は相棒を▒せば気が済むんだッ!
ふざけんな!ふざけんなッ!!
バンバンバンッ…(地面を殴る)
……ポタポタポタ……
…雨が降り始める……
平手:クソッ……クソックソッッッツツ!!
バンッ…(手から血が流れる)
……ザーッ…(傘の中に入る)
設楽:もうやめろッ!行くぞ……
平手:私にはその資格なんて……
設楽:資格なんていらねぇよ!
俺達が〇〇のそばにいねぇと
誰が〇〇の傍にいんだよ!行くぞ!
平手:っ……
設楽:〇〇は絶対にタヒなねぇよ…
平手:なんでそんなことが言い切れるっ!
設楽:安心しろ…
生きようとする奴はタヒなねぇよ。
…
……
二日後……
平手:……zZ
〇〇:ん…痛ッ…
平手:…〇〇っ!
〇〇:おはようさん。
事件はどうなった?
平手:事件は無事解決しましたよ。
福永暁人は逮捕されましたし……
負傷者は〇〇以外はいませんでした…
〇〇:ふっ…俺って英雄だな(笑)
平手:はぁ…心配して損したわ。
〇〇:冗談だわ。ありがとな…
なんか名前めっちゃ呼ばれたな。
平手:目を覚ますまで名前を何度でも
何十回でも何百回でも呼ぶつもりでした
まぁ…寝落ちしちゃったけど。
〇〇:ありがとな……
平手:私はもう…
相棒が目の前で亡くなるなんて…
そんな経験したくないんです……っ。
〇〇:平手に…どんな過去が…
平手:っ……
〇〇:冗談だ。別に深堀はしないよ
知らぬが仏ってな?。
平手:助かります……
〇〇:湿気てんなぁ…
俺、外の空気でも吸いに行こうかなっ
(ベッドから出ようとする)
平手:あぁ…まだ
〇〇:痛っ……
平手:爆発の時に爆弾の破片が
〇〇の頭を掠めたのと……
気絶した時に地面に腰を打ち付けて
腰の辺りに痣があります。
〇〇:は、早く言えよなぁ…痛っ。
━━━━━━━━━━━━━━━━
……そして二日後。
設楽:おかえり〇〇ッ……
グッ…(〇〇を強く抱きしめる)
〇〇:ただいま…帰りました。
(抱き返す)
平手:ふっ…(微笑む)
……帰ってきたことを報告し。
なぜか、〇〇は署長室へ呼び出される。
日村:本当に今回の事件……
お疲れ様でした…
〇〇:いえいえ…日村所長が
本店と取り合ってくれたおかげで
俺や平手に設楽さんが今回の捜査に
参加出来たんです…本当に……
ありがとうございました!
日村:本当に君って人は…(涙目になる)
〇〇くん!
〇〇:はい!
日村:海と山…どっちがいいかな?
〇〇:ん〜…海ですかね。(笑)
日村:わかった。〇〇くんには
今回の事件で負った怪我を癒すのを
兼ねて本店から〇〇には静かな警察署に
移動してもらいなさいとの命令が。
〇〇:そ、そんな…
日村:僕もね…正直この警察署から
君がいなくなるのは寂しいよ…
けどね。傷が癒えたら帰ってきてくれる
そんな気がするんだよ……
海のそばの警察署でゆっくりしてくれ
けど、あまりにも居心地がいいからって
帰ってこないなんてことは無いように!
〇〇:わかってますよ!
20歳でこの警察署に来て5年…
ここは俺にとっての第二の家です…
帰ってきます!絶対に!
だから…この町の平和を頼みます。
日村:本当に寂しくなるよ…
〇〇:俺はどこに配属されるんですか?
日村:〇〇くんには藤□警察署へ
行ってもらうことになるよ。
〇〇:ふふっ…
お土産楽しみにしててください!
日村:そのお土産は経費じゃ
落ちないからなっ!
……三日後…
□□警察署前にて…
〇〇:五年間…お世話になりましたっ!
(深々と頭を下げる)
……
〇〇:さっ…行くかっ。
(頭を上げ後ろを向くと)
『〇〇っ!』
設楽:お前さ俺達に黙って
行こうとしただろ?
…そういう設楽さんの周りには
刑事課の仲間達がいる…
〇〇:すみません…(笑)
なんかお別れ会とか開かれたら
申し訳ないので…(笑)
平手:どうせみんなとあったら
泣いちゃうから黙ってたんでしょ?。
〇〇:……っ。
平手:図星かっ…(笑)
〇〇:皆さんすみません……
俺、また帰ってきます!
それまで…この街をお願いします!
『お願いされちゃねぇ…(笑)』
『あっちでも元気でね!』
『無理しないように!』
『お土産頼みましたよ!』
『無事に帰ってきてください!』
平手:〇〇の正義…貫いて。
〇〇:おうっ!
設楽:〇〇っ!
〇〇:はい!
設楽:絶対に帰ってこいよ!
〇〇:了解です!
設楽:旅立つ〇〇に…敬礼っ!
スッ…
(〇〇に向けて皆んな敬礼する)
〇〇:スッ…(皆に向けて敬礼し)
行ってきます!!
…そう言って、□□警察署から旅立つ。
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……三年後。
…俺は天野〇〇。28歳…
警察官で階級は警部補だ。
今は藤□警察署の刑事課にいる…
そして…今日、俺に新たなバディが…
〇〇:ちょっと…期待出来ないかもな。
…それは前のバディの平手が
巡査とは思えないほどに……
優秀だったのが原因だろう……
…そう思いながら署長室へ…
〇〇:失礼します。
署長:ご苦労さま、〇〇くん。
それでは早速、君のバディを紹介しよう
入りたまえ。
??:失礼しますっ!
……ガチャッ…(署長室へ入る)
〇〇:なっ…
署長:紹介しよう。平手友梨奈さん。
階級は巡査で25歳。
平手:久しぶり!〇〇さん。…パチッ
(ウインクする)
…感動の再会(?から数日後……。
ツーツーツー…
警視庁から入電…
〇倉市七〇ガ浜東2丁目 2-5にて。
水タヒ体を勤務中の警察官にて発見。
⇧『二人の警察官。』に続く。
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『独りの警察官。』終……