年下の男子。年始。
……1月1日
一富士二鷹三茄子…の後に
四 寝間着姿で実家凸…
なんて言葉はあったであろうか…
ないなら俺が辞書に書き足そう。
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父:11年の…付き合いばい。
ｽﾞﾙｽﾞﾙｯ…(年越しそばをすする）
母:ふふっ…良いわね〜♪
長女:実家に殴り込みかぁ…ﾆﾔﾆﾔ
それも…寝間着姿で…ﾆﾔﾆﾔ
旦那:ママ、ニヤけ過ぎだよ。
長女:は〜い！
姪っ子:ほぉ……？🤔
(不思議そうに〇〇を見る）
森田:みんなごめん！
今まで言えずに黙ってて……
長女:別に良いのに(笑)
私は何となく勘づいてたし。ﾆﾔﾆﾔ
旦那:僕も大丈夫だよ？
今は多様性の時代だしさ？
母:まぁ…"知らなかった"って言ったら
嘘になっちゃうったい。(笑)
そこまで気にせんでいいと！
父:ん……
森田:お父さん……
父:驚きはしたが、怒ってはないばい。
一番気になっているのは…〇〇さん！
〇〇:は、はいっ！
父:うちの大事な息子……
森田ひかるを…一生愛して
一生幸せにする覚悟はあるのかっ？！
〇〇:あります！例えお互いに
嫌な部分が見つかってもそんな部分を
見過ごせたり愛せるような努力をし
一生愛し幸せにすると誓います！
森田:っ……//
母:キャー…//
長女:かっこいいこと言うじゃん！
うちの旦那とは大違いっ！
旦那:ちょっとぉ…（苦笑）
姪っ子:んぁ〜っ！
(笑顔で声を出す）
父:そうか…それなら。
(立ち上がり〇〇に手を差し出す）
〇〇:あっ！
(〇〇も立ち上がり手を差し出す）
父:これからも森田ひかるを
よろしくお願いしますっ！
ｸﾞｯ……(〇〇の手を強く握る）
〇〇:大切な息子さんを……
ありがとうございます…ｸﾞｽｯ
絶対に幸せにしますっ…うぅ…😭
森田:もう…〇〇ってばぁ…😭
……数分後…
みんなで美味しく年越しそばを食べる。
父:上手いと？森田家の年越しそば
〇〇:はい！とても美味しいです！
母:ふふっ…お世辞が上手ったい。
旦那:って言うか…なんで〇〇くんは
寝間着姿なんだ？
森田:ちょっと…質問し過ぎ…(笑)
長女:んーと、4時ぐらいかなぁ。
自転車でウチに来てひかると一緒に
初日の出見に行ってたと。
森田:な、なんで知ってるの？
長女:ん？それはもちろん
長女だからばい。！
旦那:なんか…凄いね。(笑)
〇〇:本当にすみません…初日の出見た後だったので気持ちが上がって…玄関先でひかるとキスしてしまいました。
長女:えっ！そうだったの！？
父:そうだ、その現場に鉢合わせしたのが
このあたしばい。
母:お父さんじゃなかったら
ここまで発展しないったい。(笑)
父:〇〇さんは自分の両親に
自分が男性と付き合っていることを
伝えてると？
〇〇:それが…まだ出来ていないんです
父:そうか…〇〇さんに兄弟は？
〇〇:一人っ子です
父:そうか…それなら尚更言えないばい。
〇〇:けど、必ずいつか言います！
森田:そ、それに！僕達は
男が好きなわけじゃないんだ！
母:ん？どういうこと？
森田:すっ……(息を深く吸って）
僕は〇〇だけが好きなんだ！
女性でも男性でもない！性別じゃなく
〇〇って人間が存在が好きなんだっ！
〇〇:ひ、ひかる……//
父:ははっ！そうか！そうか！
母:ふふっ…本当にそっくりったい！
長女:え？どういうこと？
母:お父さんもね昔私のことを
"(母)が女性だったとしても"
"男性だったとしても愛してる"って
言ってくれたったい……//
父:〇〇さん！本当にありがとう！
〇〇:俺こそ…ありがとうございます！
(深く頭を下げる）
森田:僕からも…ありがとうございます！
(〇〇と横並びに頭を下げる）
姪っ子:わーい！👏👏
(小さな手で大きく拍手をする）
長女:おめでと！
旦那:おめでとう！
母:おめでとう！ひかるをよろしくね！
父:ひかるのことを頼む！おめでとう！
…森田家から拍手を受け取る…
その後食事を終わらせ…
〇〇は自転車に跨り……
〇〇:それじゃ！
森田:うん、なんか凄かったね！
〇〇:確かにね。
森田:次は事実婚の事も話さないとね
〇〇:その前に俺も話さないとだ。
森田:その時は僕も必ず居るから。
って言うか僕が挨拶しに行くから！！
〇〇:ふふっ…ありがとうな。😊
森田:もう…//
かっこいいのはわかったから！
早く行って！
天くんに貸し作らせないで！(笑)
〇〇:おう！じゃあ行ってきます！
ﾁｭ…(ひかるの頬にキスする）
森田:も、もう…//
…ｼｬｶｼｬｶｯ…
…自分の家へ自転車を漕ぎ始める…
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…手を振るひかるにこちらも
手を振り返しながら進んでいく……
〇〇:すぅ……ふぅ。
空気が澄んでて最高っ！！
……拳を振り上げ喜びながら
家に帰宅する……すると。
〇〇:ただいまぁ〜。
父:おぉ！帰ってきたと！
母:ふふっ…//隅に置けないちゃ！
〇〇:え？なんとこと？
山崎:ご、ごめん…〇〇くん
〇〇:お、おい…何言ったんだ。
山崎:その…何も思いつかなくてさ？
"恋人がいること"言っちゃった。(笑)
〇〇:おいおい…嘘だろぉ。
親戚1:おぉ〜〇〇帰ってきとるなぁ！
恋人と初日の出デートかぁ？！
〇〇:も、もう…こうなるからぁ…(呆)
父:これは今日は赤飯だな！
母:そうばい！直ぐに赤飯炊くばい！
〇〇:ちゃんと説明するからぁ！！！
……開始早々いい事ばかり(?)が起きる
二人…このまま幸せへ突き進めっ！
子供達:〇〇おじさん！
お年玉くださいっ！！
〇〇:は〜い"っ"…あはは。
やっぱり……
…お金と精神を削られる〇〇であった。
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……終わり。