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俺のになれよ。

〇〇:はぁ…振られたぁ…

□□:知らんがな。(笑)

〇〇:ええなぁ…俺も□□みたいに
イケメンになりたいわぁ!!

□□:はぁ…

……こいつは幼なじみの小坂□□。
俺と同じ高校二年生で…イケメンだ。
それは□□の姉にも同じことが言える

〇〇:わりぃ、ちよっとトイレ

□□:んー。

…トイレに向かう〇〇…

…バンッ
(人とぶつかる〇〇)

小坂:ごめんごめん…って
〇〇やん。来てたん?

〇〇:あっ…えっと……

小坂:あぁ…大学行ってから
大分見た目変わってんねん。(笑)

〇〇:前もカッコよかったですけど
イメチェンした姿もかっこええですよ

小坂:ほ、ほんまっ?!

〇〇:ほんまですよ(笑)

小坂:そ、そっかぁ……//
な、なぁ…さっき聞こえてきたんやけど
彼女さんと別れたのってほんまなん?

〇〇:それも…ほんまです……(苦笑)

小坂:へ、へぇ…//なんで?理由は?

〇〇:え、り、理由…?
心)やばいっ…はよ話終わってや)

〇〇:俺からの愛が足りへんらしくて
別れたいって言われたんよ…
まぁその後すぐに元カノは彼氏出来てて
たぶんやけど…乗り換えられたんやな…

小坂:なんそれ…ふざけた女や

〇〇:あはは…あのぉ…
トイレ行きたいんやけど…

小坂:あ、そうやったんやな!

〇〇:そんじゃ……

スッ……(〇〇の道を塞ぐ)

〇〇:ち、ちょ…ホンマに漏れてまう…

ガシッ……ドンッ…
(〇〇に壁ドンする小坂)

〇〇:な、なにしてるん…ですか?

小坂:ふふっ…何してると思う?

〇〇:は、はぁ…何言ってr((…んんっ……//

チュ……

小坂:ぷはぁ…
うちの前で漏らせばええやん?

〇〇:な、何言って…

小坂:〇〇の漏れたことは
うちと〇〇の秘密にしたるよ。

〇〇:そんなの嫌に決まっと…rr((

ググッ…(〇〇の腹を押す)

小坂:ふへへっ…

〇〇:ま、待って…離してや…
ほ、ホンマにっ…シャレならんてぇ…

小坂:出してええよ…((ボソッ
(〇〇の耳元で囁く)

〇〇:んぁっ……

……チョロチョロチョロ…

……菜緒の部屋にて…

ガチャ…(菜緒が部屋に入ってくる)

小坂:ん。□□のジャージ借りてきたわ。

〇〇:あ、ありがとうございます…
(バスタオルで下半身を隠す)

小坂:えっろぉ…//

〇〇:あ、あんたのせいで……
(菜緒を睨む)

小坂:そういう〇〇はここ1年
うちの事避けてたやん。

〇〇:そ、それは……

小坂:ふふっ…去年の冬休みやったっけ?

━━━━━━━━━━━━━━━━
去年の冬…

〇〇:なっ…わからん。

コンコンッ…(菜緒の部屋をノックする)

小坂:ん?どうしたん?

〇〇:こ、ここがわからんくて…
教えて欲しくて…

小坂:あれ?□□は?

〇〇:今日一緒に勉強する予定
やったんですけど…急に□□の彼女が
風邪引いたみたいで看病に。

小坂:そうなんや。(笑)
じゃあ、うちが教えるな?

〇〇:お願いします

小坂:うん。

……菜緒の部屋で勉強を
教えてもらっている最中……

ピタッ…

…〇〇に教えているため距離が近くなり
机上で腕が当たり手の甲さえもピッタリ
くっつくのだが……

〇〇:……

小坂:ゆ、ゆっくり解いてええから…//

〇〇:わ、わかった…

…お互い意識しているのに離れない……

ニギッ…(空いてる〇〇の手を握る小坂)

〇〇:っ……//

小坂:な、なぁ…〇〇はさぁ…//

プルルルッ…プルルルッ…
(〇〇の携帯が鳴る)

小坂:あっ…(手を離す小坂)
で、電話出てええよ

〇〇:す、すみません……

ポチッ…(電話に出る)

〇〇:え?あ、わ、わかった
今日はそっち泊まるんやな。
わかった伝えとくわ!

…ポチッ…(電話を切る)

小坂:どうしたん?

〇〇:□□が彼女の家に泊まっていくから
姉ちゃんに伝えてって言われてん。

小坂:わかったわ。

〇〇:じ、じゃあ俺はこれで…
(勉強道具を急いで持ち部屋を出る)

小坂:ま、待っ……はぁ。

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小坂:あれからうちの事あからさまに
避けて……なんでなん?おしえてや?

〇〇:そ、それは…

小坂:それは?

〇〇:幼なじみの姉ちゃんに
ドキドキするなんて…初めての経験で
なんかテンパって…あの時逃げてから…
どんどん気まずくなっとって……

小坂:へぇ…(笑)
ドキドキしてたんや…//

〇〇:あっ……//

小坂:ええ事聞いたなぁ…//
なぁ…今から〇〇のお家行ってええ?

〇〇:さ、流石に…ダメですよ

小坂:あ?〇〇に拒否権ないで?

〇〇:うっ……

小坂:ほな行こか〜!

……。

小坂:□□!コンビニついでに
〇〇送ってくで!

□□:ん!わかった!

小坂:ほな、行くで。
ニギッ…(〇〇の手を掴み歩き出す)

……。
……〇〇の家…〇〇の部屋にて。

小坂:〇〇の両親共働きやったっけ?

〇〇:は、はい…

小坂:んで、一人っ子かぁ…
16時まではヤれんなぁ?

〇〇:へ?な、なんの事ですか?

小坂:ええやん…気持ちよくだけなんやし
(〇〇に徐々に詰め寄る)

〇〇:ま、待って…お、俺h((…

ガバッ…(〇〇を押し倒す菜緒)

小坂:なぁ…俺…本気で〇〇が好きだから

〇〇:っ……

小坂:…俺のになれよ…

〇〇:あっ……//

小坂:クサい台詞いくら吐いても
埒が明かんわ!〇〇の体に刻み込んだる
覚悟しいや…!!

━━━━━━━━━━━━━
……それから数ヶ月後…
11月中頃…〇〇家…〇〇の部屋にて

小坂:珍しいやん、〇〇の方から
お家に招待してくれるなんて。
どうしたん?

〇〇:小坂菜緒さん…
俺とセフレの関係を解消してください。

小坂:は"?

〇〇:うっ……

小坂:なんで解消したいって?

〇〇:もうご存知やと思うんですが…
□□は俺と菜緒さんの関係を
疑い始めてます……

小坂:ふーん。で?

〇〇:だからですよ…
俺は□□と親友で居たいし…
変に気まずくなりたくないんですよ!

小坂:〇〇のお漏らしのことは?
その他にも〇〇が俺の前で晒した
映像あるけど?どうするつもり?

〇〇:俺は晒されてもいい覚悟です。
けど、菜緒さんは…俺が嫌なこと
俺を貶めるようなことはせえへんって
知ってますから…

小坂:そ、そんなん…ズルいやん…
俺は嫌やで?セフレ解消なんて…

〇〇:な、なんで?

小坂:なんでわからんの?
ずっと、いつも…〇〇に言ってるやん!
俺は本気で〇〇のことが好きやって!

〇〇:あれは…ほ、本気だったんですか?!

小坂:本気以外何があんねん…

〇〇:そ、それは……(言葉を詰まらせる)

小坂:うちの好意に気づいといて
知らんぷりしとったんやろ…

〇〇:それは…違います……
お、俺だって!!本気で菜緒さんのこと

小坂:だったら!!なんで?なんでや?
なんでセフレ解消なんて…

〇〇:俺には…菜緒さんのことを
幸せに出来るほど肝が据わってへん…
それに…菜緒さんやったら
俺以上に良い人が大勢おるから…

小坂:〇〇はそれでええの?

〇〇:え……?

小坂:〇〇はうちが他の誰かと
幸せになることを望んでるん?
(俯き話す)

〇〇:んなわけないやろ…
俺やって菜緒さんと幸せになr((

……ギュッ…(〇〇を抱きしめる菜緒)

小坂:それやったら…うちが〇〇を
幸せにしたるから!!

〇〇:ふぇ?

小坂:誰に何を言われようが…
うちは…〇〇がいいんや……
〇〇がうちがいいって思うように…
うちは…〇〇のことが好きやねん。

〇〇:ああっ…ううっ……グスッ
お、俺も"ぉ"…菜緒さ"ぁ"んのことぉ"…
大好き"ぃ"ですぅ"…うわぁぁん😭😭
(菜緒に抱きしめられながら号泣)

小坂:ふふっ…//そんなに泣いてたら
キスできへんのやけど?
(〇〇の涙を拭ってあげる)

〇〇:き、キスしたいです!!

小坂:じゃあ。
仲直りとカップル成立のキスしよっか?

〇〇:か、カップル成立は
僕から告白したいです……

小坂:ふふっ。じゃあ今告白して?

…スッ(お互い離れ少し距離を取り)

〇〇:こ、小坂菜緒さん…

小坂:はいっ

〇〇:お、俺と付き合ってくださいっ!!

小坂:ふふっ…//よろこんで!!
(〇〇に抱きつく)

〇〇:おぉ…//(菜緒を支える)

小坂:なぁ…
ちゃんと結婚前提のお付き合いやで?

〇〇:も、もちろんっ…//

小坂:ふふっ…//じゃあ次は〜!
ガバッ…(〇〇を押し倒す菜緒)

〇〇:ふぇ?!

小坂:仲直りのえっちやな?

〇〇:ま、待ってや!
き、急過ぎやって!

小坂:そう言いながらちゃっかり
枕元にコンドームあるやん?

〇〇:こ、これはぁ…//

小坂:まぁ…もう結婚するんやし
コンドームも要らんよな?

〇〇:へぇ?!

小坂:〇〇の子供なら何人でも欲しいんよ

〇〇:ま、待って待って!!

小坂:うるさいなぁ…
チュ…(〇〇にキスする)

〇〇:っ……//

小坂:ふふっ…//
…俺から離れたらあかんで?

━━━━━━━━━━━━━━
事後……

〇〇:聞きたいんやけど…
俺のその…行為中の動画…
なんで撮ってたん?も、もしかして
この事態を予見してたとか?

小坂:まぁ…それもあったんやけど…
ホンマは自分で使う為やで?

〇〇:自分で使う…?
えっ…ま、まさか…嘘やろ…?

小坂:なっ…そこまで引かんでもええやん

〇〇:俺をオカズに……//

小坂:ん?どしたん?
急に顔赤くなっとるけど。?

〇〇:な、なんか…菜緒さんが
俺の姿でそういうことしてるって
思うとなんか恥ずかしいというか……
嬉しいというか…う、う〜ん…//

小坂:ふふっ…//まぁ…本当やったら
夜中に〇〇の家行って夜這いなんて
シたい所なんやけど…流石にね?

ニギッ…(菜緒の手を軽く握る〇〇)

小坂:ん?どうしたん?

〇〇:ええですよ………//

小坂:へ?

〇〇:あっ…も、もうカップルなんで
俺はよ、夜這い?されてもええよ……?//

小坂:なっ…//ホンマに〇〇ってのは
とことんうちの事を誘惑するやん…//

ガバッ……

小坂:もう一回ぐらい…//ええよな?

〇〇:ええですよ…//
菜緒さん…

小坂:ん?

〇〇:愛してんで!…//

小坂:な、なっ…//調子乗んなやっ!!…//
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
終わり。


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