僕の一番は君だよ。
⇧こちらの続編です。
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山崎:浮気した癖に何言ってんの?
〇〇:……え?
…恋人はよくすれ違いをする。
そのすれ違いが俺達にも起きた…
その原因は五日ほど前まで遡る。
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…仕事終わりに山崎の家へ。
山崎:〇〇さんって僕以外にも
俳優とかモデルさんとかと
よく会いますよね?
〇〇:そうでも無いですよ?
僕が相手にする人は俳優さんや
モデルさんのマネージャーさんや
プロデューサー、ADの方々、作家さん
などに売り込んだりそれに……
山崎:む、難しいなぁ…とりあえずさ!
僕以外の俳優やモデルさん達とは
会ってないってことだよね?
〇〇:そうですよ。
山崎:な、なら…良かった。
(安堵する)
〇〇:嫉妬でもしましたか?
山崎:不安なんですよ!
〇〇さんかっこいいから…他の人に
誘惑されちゃうかもしれないし…
〇〇:はぁ…俺はかっこよくないよ?
(ネクタイを緩めながら言う)
山崎:その仕草とか!
〇〇:ん?
山崎:〇〇さんは仕草や言動も
かっこいいし魅力的なのっ!
〇〇:ふふっ…ありがと。
(優しく微笑む)
山崎:ううっ…かっこいい…//
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翌日…。山崎と共に雑誌の撮影へ。
〇〇:よろしくお願いします!
マネージャーの藤吉〇〇です。
マネ:ご丁寧にどうも。
マネージャーの□□と申しまs((
??:あ!〇〇じゃん!
(〇〇に駆け寄る)
…彼は井上梨名。
元々山崎と同じ芸能事務所だったが
引き抜かれ別の事務所へ。
井上:ずっと…会いたかった。
〇〇:あまり含みを持たせるような
言い方しないでください。(笑)
井上:〇〇の横の子が
新しく〇〇が担当するモデルさん?
山崎:…山崎天です。
(少し不貞腐れる)
〇〇:ちょ…山崎さんちゃんとして?
山崎:…井上さんは〇〇とどんな関係?
井上:〇〇は俺の元マネージャーだな。
山崎:…ふーん。
けど今は僕のマネージャーなので。
〇〇:何を対抗してんだk((
ガシッ…ギユッ。
(〇〇の腕を掴み抱き寄せる井上)
井上:けど、俺の方が〇〇と一緒に
長く過ごしてるし仲良いぜ?
(〇〇を抱きしめながら言う)
山崎:なっ…僕は〇〇とキスしましたし?
僕の方が仲良しですけど?
〇〇:ち、ちょ。山崎さん!
井上:ふーん、俺はキスも俺の手で
〇〇のことイカせた事あるけど…?
〇〇:バカっ!梨名のバカっ!
井上:ふふっ…懐かしいな
梨名って呼ばれんの…嬉しい…//
(〇〇を見つめる)
山崎:っ…じゃあもういいですよ。
(そう言って衣装に着替えに向かう)
〇〇:ち、ちょっと。
井上:ありゃ、やり過ぎたかな?
〇〇:やり過ぎだぞ。あとさっきの
い、言わなくてよかっただろ…
井上:え〜?あの時のこと思い出して
蕩ける〇〇のこと見たくてさ?
〇〇:ば、バカっ!お、俺戻るから!
(梨名の腕を振りほどき楽屋へ)
井上:ふふっ…マジ可愛いなぁ。
んで、なんでマネさん顔赤いの?
マネ:あ、いやぁ…
私も元腐女子だったので…
井上:あ〜、なるほどね。(笑)
……撮影を終え山崎を自宅へ送る。
…車内にて。
〇〇:今日はすみませんでした。
山崎:なにが?
〇〇:井上とのこと。
山崎:…別になんとも思ってないし。
〇〇:そ、それならいいんですが…
山崎:今日、この後家来れんの?
〇〇:それが…今日は事務所に戻って
仕事しないといけなくてですね。
山崎:僕より大事?
〇〇:え?あ、いや…その。
あ、あぁ!マンション着きましたよ?
山崎:……チッ(舌打ちを打つ)
井上さんと仲良くやってれば?!
(強い口調で言い車を出る)
〇〇:すみません……
……意気消沈しながらも
事務所に戻りデスクワークをしている。
ピロンッ…(〇〇の携帯に通知が来る)
〇〇:あ、井上さんからだ。
井上』明日か明後日ランチでも行こ?
〇〇』明後日なら行けるよ
井上』わかった、予約しとくから
時間決まったらまた連絡する。
〇〇』了解
……二日後。
井上が予約したイタリアンなお店へ。
井上:こうやって二人でご飯食べるの
めちゃくちゃ久しぶりだな!
〇〇:確かに、最後に行ったのは
今年の初めぐらいかな?
井上:俺は、ずっと会いたかったよ?
〇〇:含みを持たせるなっての。
井上:いいじゃん、〇〇は?
〇〇:…それなりに?会いたかった…//
(恥ずかしくなり目を逸らす)
井上:やばっ…//
〇〇:やめろ…な、なんも言うな。//
…しばらくして料理が運ばれる。
〇〇:んっ!美味しい!
井上:だろ?ここのお店めちゃくちゃ
美味しいんだよ!
〇〇:いいお店知ってるんだな
井上:まぁな?ドヤッ…
〇〇:もしや、梨名と梨名の恋人が
このお店来てたりして?
井上:は?
〇〇:それでこのお店見つけたとか?
いいよなここのお店雰囲気もいいし。
井上:…バンッ
(テーブルの下で〇〇の脛を蹴る)
〇〇:痛ッ…(お店なので静かに悶える)
井上:俺はさ、好きな人にそう言う
勘違いされんのが嫌いなんだわ。
〇〇:だ、だからって…こ、これはッ…
井上:お詫びに今日は俺が奢るから。
〇〇:はぁ…高いの頼んでやるっ。
井上:ふふっ…ドンと来いっての。(笑)
…その後も二人で料理を楽しんでいると
井上:〇〇?
〇〇:ん?
井上:ほっぺにピザのトマトソース
付いてんぞ?(笑)
〇〇:あっ…嘘、どっち?
井上:おっちょこちょいだなぁ。(笑)
(〇〇の頬に着くトマトソースを)
(親指で拭き取る)
〇〇:ありがとう(笑)
井上:いえいえ。(笑)…ペロッ
(拭き取ったソースを舐める)
〇〇:お、おい…
井上:ん?
〇〇:拭き取ったソース舐めただろ?
井上:それが?(普通の顔して言う)
〇〇:あっ…いや、なんでもないっ…//
井上:ふふっ…俺の事、意識し過ぎ(笑)
〇〇:うるせぇ…はめられたわ。//
…その後料理を楽しみ。会計を済ませる
〇〇:本当にご馳走様でした!
井上:良いってことよ。それに〇〇には
返しきれないほどの恩があるしさ?
〇〇:え?そんなのあるっけ?
井上:初めの頃、モデルだけじゃ
ろくに飯も食えなかった俺に
毎度、ご飯に連れて行ってくれたし
俺を〇〇の家に住まわせてくれた。
この恩忘れないし…一生かけて返す
そのつもりだからさ?
〇〇:今日、俺の事…抱くの?
井上:ふふっ…今日は抱かないよ?
モテる男はデートの5回は相手を
持ち帰らずに帰す。そして6回目に
持ち帰って優しく抱くんだってさ?
だから…今日も次もその次も
素直に返してやるよ。(笑)
〇〇:かっけぇじゃん…?
じゃあ、キスだけでもシてく?
井上:なっ…誘惑すんなよ…//
〇〇:俺はシたかったけどなぁ〜?(笑)
井上:ううっ…は、早く帰れよ…//
俺の意思が揺らぐ…//
〇〇:ふふっ…じゃあまたな!
井上:お、おうっ!…//
……帰り道にケーキ屋を見つけた。
〇〇:よし、ケーキでも買って
山崎と仲直りでもするかっ!
……そしてそこでケーキを買い
山崎のマンションへ。
……ピンポーン。
ガチャッ……
山崎:……なんですか?
〇〇:ケーキでも食べながら話そ?
山崎:…どうぞ。
……〇〇家に入れる山崎。
リビングにて…。
〇〇:美味しそうなケーキ屋
見つけたんだよね〜♪︎
山崎:ふーん。
〇〇:どうしたんだよ、最近変だぞ?
山崎:浮気した癖に何言ってんの?
〇〇:え……?
山崎:どっかのOLがさ?
"モデルの井上梨名くんが"
"イタリアンのお店でランチ食べてる!"
って投稿したんだ。それで気になって
〇〇さんに付けててGPS見たら…
そのOLが言ってるお店と同じ店に
〇〇の位置情報があった。
〇〇:た、ただ…井上さんとランチを
食べてただけですよ!それに…
俺にGPS付けてるんですか?!
山崎:こういう時の為ですけど?
〇〇:……言っちゃ悪いですけど。
俺達付き合ってませんよね?
山崎:……だから?キスして好きって
言い合ったんだよ?両思いじゃん。
なに?〇〇は他に好きな人居んの?
〇〇:いない!
山崎:なら……"俺"以外と話すな
仲良くすな…全部俺だけでいい…だろ?
(〇〇の顔に寄る)
〇〇:待って…いつもと違いすぎっ…//
山崎:今の俺にしたのは…〇〇だから。
いつも子犬みたいに甘えてくるなんて
思ってんじゃねぇよ…
〇〇は…俺だけの物だから…
チュ……レロレロッ…ンチュ…
…山崎の先導でキスしながら
服を着崩しながら寝室へ……
山崎:もう…キスだけじゃ…やめねぇから
〇〇:ダメって言っても…するんだろ?
山崎:当たり前。
〇〇:ごめんね……(涙を浮かべ)
(山崎を見て謝る)
山崎:そんな顔すんな…〇〇の気持ち…
ちゃんと伝わってるから……けど。
俺が安心出来るように…〇〇が
あの人より俺の事が好きだって…
体で感じたいんだ。
〇〇:好き……好きだよ。
山崎:ふふっ…抱き潰してやるよ。
ガバッ……
〇〇をベッドに押し倒す山崎…
キスしながら服を脱ぐ…
山崎:前のドラマの時も思ったけど
〇〇結構良い体してるよな。
〇〇:あ、ありがとう…//
山崎:けどこの体…俺以外にも
許したんだよな?
〇〇:あ…そ、それはぁ。
山崎:それに関しては俺が悪いか。
早く〇〇を見つけて独り占めすれば
そんなことは起きなかった…
〇〇:そ、そうだぞ?まったく!
山崎:だ"と"し"て"も"だ"!!
俺に何も言わずにあいつと
ランチ行ったんだよな?
〇〇:っ……
山崎:答えろよ。
〇〇:行きました…。
山崎:なんで俺に言わなかったんだ?
言ってみろよ。なんでだ?
〇〇:そ、それは…天…怒るだろ?
山崎:それをわかってて行ったんだ?
〇〇:ごめん…
山崎:〇〇は謝ってもさ?
こっちが謝るつもりはなさそうだぞ?
(〇〇のち▒こを触る)
〇〇:あうっ…//
山崎:あいつに手と口どっちで
いかされたの?イかされたの?
〇〇:い、言わないと…ダメぇ?
山崎:言わないとダメだよ?
(〇〇の耳元で囁くように言う)
〇〇:お、お口ぃ…//
山崎:ふふっ…よく言えましたっ。//
じゃあ…俺の口でもイってね?
ジュポッ…ジュプッ……
(〇〇のを咥える山崎)
〇〇:はあっ"っ"…//
山崎:んっ…ジュポッ…
〇〇:天っ…も、もう…//
俺っ…//
山崎:いいぉ?だひぃてぇ?
(訳:いいよ?出して?)
〇〇:んぅっ…//ボビュッッツツ…//
山崎:んむっ…//
…チュポッ(ゆっくり口から抜く)
〇〇:はぁはぁ…//天っ…//
ヨシヨシ…(山崎の頭を撫でる)
山崎:んふっ…//ゴクッ…
(〇〇のを飲み込む)
〇〇:あ、ありがとう…てn((
ガバッ…(〇〇に覆い被さる)
山崎:次は俺が気持ちよくなる番な?
〇〇:そうだね…//
…このあと二人はお互いを貪るように
愛を囁き体を重ね続ける…
お互いの体には…体を重ねた跡がついた
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……翌日。
……撮影現場にて。
この日は前回の井上さんと山崎さんの
雑誌の撮影が取り直しになったのだ。
井上:ふふっ…昨日ぶりだね〇〇?
〇〇:で、ですね。
井上:ってか…その首筋の跡…何?
昨日俺と会った時には無かったよね?
〇〇:こ、これは……
山崎:お久しぶりです。井上さん?
井上:久しぶり山崎s((…
そ、その…跡って…
山崎:あ〜この跡は気にせずに?
それともう…僕の〇〇さんに
言い寄らないでもらってもいいですか?
井上:……ほう?それはなぜ?
山崎:さっきも言ったけど…
ガシッ…ギュッ……(〇〇を抱き寄せる)
〇〇:ちょ…//
山崎:〇〇さんは僕の恋人なんで。
井上:へぇ…もう宣言しちゃうんだ?
山崎:もちろん…もう誰にも触れさせない
奪わせはしないから……
〇〇:も、もういいじゃん…//
井上:〇〇?梨名の所においで?
〇〇:っ……//
山崎:本当に好きなら…〇〇のいる
事務所から引き抜かれそうになっても
拒否するでしょ?
〇〇:そ、それは…
山崎:〇〇…僕は離れないよ?
何があっても……
〇〇:天っ……
井上:〇〇っ!
(〇〇の名前を強く呼ぶ)
〇〇:っ?!
(井上の方を向く)
山崎:〇〇こっちだよ?……チュ。
(〇〇の顔を自分に向かせキスする)
〇〇:んんっ…//んーっ!
(山崎の肩を叩く)
山崎:ぷはぁ…(口を離す)
〇〇:な、何してんの!
こ、ここ…スタジオだよ?
山崎:うるさっ。チュ…
(もう一度〇〇にキスする)
〇〇:んっ…//ぷは…//
もう…知らないからな…//
(赤くなった顔を隠すように)
(山崎の胸に顔を埋める)
山崎:ふふっ…
やっぱり…僕の一番は君だよ。
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……終わり。