丸聞こえなんですけど。Ⅱ

⇧続編です。
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…あれから数日後。
里奈さんが徐々に変化していた…

松田:〇〇…キスしよ。
心）〇〇を安心させるため…）

〇〇:え？い、いいですけど…//
ここ、大学ですよ？

松田:わかってるよ…けどっ
我慢出来ないんだよ…//
心）俺が守らないとだからぁ…）

ﾁｭ……//

…数日前、久々に大学に来た
山崎さんにキスをされた…その場には
もちろん、沢山のギャラリーが居たため
あの日以降、色々な人から
"天様とキスした人"という認識になった

その認識の仕方に納得がいかないのは
僕を初めに里奈だった…なんなら
里奈のほうが気にしていたのだ…。

……バイト中。

松田:な、なぁ〇〇。

〇〇:はい、どうしました？

松田:今日、バイト終わったらさ
俺の家来ない？
心）〇〇は俺に依存してるからなぁ）

〇〇:いいんですか？

松田:もちろん！〇〇なら大歓迎さ。
心）ふふっ…しょうがない後輩だ）
いや…もう、恋人かなっ…//）

…僕だって里奈が好きである。
それが"恋人"としてか"友人"としてか
そこがはっきりしないため。
まだ、付き合っていない…両思いの関係

里奈宅にて……

松田:ふふっ…お揃いのパジャマだな！

……二人で鏡の前に立ち
お揃いのパジャマに喜ぶ。

〇〇:めちゃくちゃ嬉しいです！

松田:ふふっ…俺もだ。
心）まったく…可愛いなぁ…）
あ、そうだ…言っておかないと）

〇〇:〜♪
心）なんの事だろう）

松田:〇〇さ

〇〇:はい！

松田:最近、俺に依存してるでしょ？

〇〇:へ？

松田:あっ、別に依存するなって
言ってる訳じゃないよ？
むしろその逆だよ。

〇〇:ぎ、逆…？

松田:依存していいよ？
俺が〇〇の思い全部受け止めて
この俺が〇〇を幸せにするからさ？😁

〇〇:そ、その…
心遣いはありがたいんですけど…

松田:うん？

〇〇:僕的には依存はしてない…と言うか

松田:ちょ…強がんなくていいって(笑)
心）本当に可愛いなぁ…）

〇〇:その…本当に依存してないんです。

松田:っ……

〇〇:すみません…

松田:なんで…なんでだよ…

〇〇:っ……

松田:なんで俺だけ…
心）こんなにも好きなんだよ……）

〇〇:僕だって…里奈さんが好きです！
けど…依存は…したくない。
お互いが自立しているからこそ
二人で幸せになれるって……
お互い好きでいられると思うんです…。

松田:ううっ…ｸﾞｽｯ

…ｷﾞｭｯ…
…里奈さんは僕を抱きしめ…
僕の胸に顔を埋め涙を流す……

松田:俺…〇〇に依存してる…ｸﾞｽｯ
〇〇を幸せに出来るのは…俺だけ…
そうだよな…〇〇っ…ｸﾞｽｯ

…顔を上げ涙目で僕を見つめる…

〇〇:そうかもしれないですね…
けど、里奈を幸せに出来るのは…
僕じゃないかも知れません……

松田:そ、そんなの…わからないじゃん
山崎さんのことが好きなのか？

〇〇:そういう訳じゃないです……
けど、この先も里奈さんといたら
きっと里奈さんは今よりも依存していく

松田:俺は…それでいいからぁ

〇〇:嘘つき…苦しそうな顔してる……
もう…終わりにしましょう……

松田:俺のどこが悪いんだよ……

〇〇:欠点がないところが……
里奈さんの欠点ですよ……

ｶﾞﾊﾞｯ……

……その日の夜は…
寂しくも深く絡み合い…愛した。
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……翌週｡

山崎:ふふっ…おはよ、〇〇。

…大学内の人気のないベンチに
座っている僕の横に座る山崎さん…

〇〇:おはよう

山崎:っ……
心）あれ、元気ない？

山崎:そういえばさ、松田先輩
バイト辞めたな。それで凹んでるのか？

〇〇:まぁ…そんな感じかな(苦笑)

山崎:その感じ、別れたんだ

〇〇:僕、行くね……

…僕は立ち上がりその場から
去ろうと歩き出す…

山崎:待った…

ｶﾞｼｯ…
…僕の手を掴む……

〇〇:なんだよ…ｸﾞｽｯ

山崎:ふっ…抱いてやるよ。
心）ぶち犯してやる。）

……山崎宅にて。

ﾁｭ……ﾚﾛﾚﾛｯ…//

〇〇:ぷはぁ…まだ、玄関だっての…//

山崎:場所なんて関係ないよ
〇〇は黙って僕に犯されるだけ。

……数時間後。

〇〇:…はぁはぁ。//

山崎:ふっ…やっぱり僕達
体の相性いいよなぁ？
心）これは否定出来ない事実さ…）

〇〇:そんなの…知らないです。

…そう言って顔を逸らしてしまう…

山崎:なぁ…〇〇。

〇〇:な、なに？

…山崎さんの方を見る…

山崎:ごめん…

〇〇:な、なんのこと？

山崎:その…バ先の前でのこと…

〇〇:もういいよ…すんだことだから…

山崎:っ……
心）ごめん…本当にごめん…）

〇〇:…もう暴力振らないって
約束出来るなら…
これからも仲良くしたい…かも。//

山崎:っ…//
心）〇〇っ…//可愛い…//）

〇〇:で、約束出来るのかよ…

山崎:もちろん！
これからもセ▒レとして仲良くしよ？

〇〇:はぁ…体目当てか…

山崎:違うよ？

ｽｯ…
僕の頬に手を添え…

山崎:僕は〇〇の全てが欲しい
全てが目当てだよ。？
心）体も心もぶち犯すっ！）

〇〇:最低……
心）これで松田さんのこと）
忘れられるかも…）

山崎:僕で松田さんとのこと
忘れようとしてるでしょ？

〇〇:ふぇ？！な、何言って

山崎:〇〇の心の声なんて
丸聞こえなんですけど。？

…最低な僕を抱く山崎さんは
最高？なのかもしれない……
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……終わらない。