潜入捜査で、何が分かる?
こんなにめんどくさいことはなかった。
そこまでやるかね、本当に・・・
その人の本心を探るべく、行かされた潜入捜査。
口ではそう言っているけど、潜入捜査してその本心を聞き出してこい。
教祖様(社長)より命令です。
楽しめるはずのお酒も本当においしくなかった・・・
同僚仲間と飲み会へ
本心を聞き出すために、飲み会へ参加。
潜入捜査のターゲットは、口では会社が楽しいと言っている割には、態度が伴っていない従業員。
その方の本心を炙り出すのがこのわたしの役目。
こんなに面倒なことはない・・・
しかも大事な休日に 泣
とりあえず酒も入れて、教祖様(社長)の命令を一旦忘れて、飲みの場を楽しもうとも考えたが、飲み会後に報告をしなければならないので、何か納得のいく答えは、引き出しておかないといけない。
とりあえず、会社のこと、仕事のことをどう思っているかをさりげなーく聞いてみることに・・・
すると、出るわ、出るわ、会社への不満。
「ブラック企業だよね」
『うん、そうだよね』と、同情の意をグッと堪えたわたし。
みんな不満を抱えて仕事をして、いい環境が生まれるわけないよね。
ある程度引き出せたところで、お開きになり、報告へ。
結局報告でも1時間使い、めちゃくちゃ疲れた休日となった。
時給発生してもおかしくない労働よ。
人間関係の構築
人間関係って本当に面倒くさい。
会社にはカースト制度があって、社長と板挟みになっている中間管理職の皆さんには敬意を表します!
上の言うことと、下の言うことをまとめる人材が中間管理職の仕事。
その技術は特に重要で、その会社の雰囲気だったり、風紀だったり、人間関係だったりが決まってくると思う。
その中間管理職をやっていたわたし。
面倒くさいったらありゃしない・・・
トップダウンの組織では、そうなのだろうか。
上の指示は絶対というのはわかる。
だが、気のそわない指示に従うのは、正直言って気持ちが滅入る。
だが、切り替えて、心を落ち着かせる言葉がわたしにはある。
「ここはブラック企業」「ここはブラック企業」「ここはブラック企業」
そう、心の中で唱えることで、精神を保っていました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?