MyNewEXP_湖でフィールドインタビュー
大前研一さんが、私のバイブル『考える技術』でこうおっしゃっていました。
未知の人と接点を持った時は会話を続けよ。いろんなことをききまくれ。意外とおしえてくれる。フィールドインタビューだ。それが己の思考空間を広げることになるからと。
てことで、実践してみました。
旅先で湖で水鳥に餌やりをしている男性が餌をわけてくれたので「よくここにいらっしゃってるんですか?」から入ってみました。すると判明した興味深い事実の数々
・彼は某有名書籍の表紙の写真を担当する写真家
・昆虫、動物、鳥 という風に、それぞれに担当写真家がいる模様。専門分野化されてるんですね
・企業からお題が出され、それに合う写真を撮影して提出し、選考の場にも立ち会う
・彼自身は男性ということもあり「雄々しいボス鳥」を素敵だと感じているが、企業側は、母性を感じる写真を採用することが多い。たとえば母鳥が子供を守っているとか、かわいい子供とか。その理由は、その書籍の購入者が子供の母親であることが多いため。
・そこで餌をやっていた理由は、彼らは餌をもらえたことを覚えており、来年また同じ場所に戻ってきてくれて、良い被写体になってくれるから。
などなど‥
まず写真家にはそういう仕事もあることを考えたことがなかった。考えてみればそうなんだけども本当に考えたことがなかったです。撮ったものを応募して有名になるとかしか考えたことがありませんでした。もちろん彼もそれが出発だったかもしれませんが。
また、その書籍の購入者は言われてみれば幼い子の母です確かに。企業はちゃんとそれがわかってリクエストしてるんですよね。これもやはり、考えてみればそうなんだけども本当に考えたことがなかったです。企業側にいるのに。。
どこの世界も「購入決定権者と利用者のニーズに応える」が大切なのです。
あと写真家の腕前は、文字通り技術だけでなく、いかに良い写真を撮れる環境を作れるか(どこに行けば良いものが撮れるかを知ってるか)も含まれることを学びました。
月並みの結論でアレなんですけど、これはライフワークとして続けたいと思いましたので続けます。
※公開前提の会話ではないので一部フェイクです