同じ発音で意味の異なる台詞#15
「乾燥機貸して」と「感想聞かして」のように、同じ発音で意味の異なる台詞というものがあります。それをクイズ形式で作ってみました。ぜひチャレンジしてみてください。
シチュエーション1
「あらこの靴下、この子の足には窮屈っぽいわね。」
2歳になったばかりの長女の足に履かせようとしているのだが、つま先に被せるのも難しい。
「足のサイズは、外出用の…………………………………?靴下も同じだと思ってた。」
と、靴下を買ってきた夫が肩をすくめた。
「もう足はMサイズがいいみたい。」
「あっという間に大きくなりそうだな、子供の成長スピード恐るべし。」
シチュエーション2
俺は警視庁の刑事、顔山亀琉。階級は巡査長だが、特任係という部署で卯木下素京警部とバディを組んでいる。素京さんは頭脳明晰なインテリ刑事で、これまでいくつもの難事件を解決してきた。
毒キノコ中毒死した会社員木元道夫の死について不審な点があったことから、素京さんはそれを誤食などによる事故ではなく何者かによる殺人と考えているらしい。重要参考人として、キノコ愛好会のメンバーで大学院生の早川淳太を取り調べる事になった。
「早川さん、亡くなった木元さんの部屋から真新しい他人の指紋が検出されました。調べたところ、あなたの指紋だと判明しました。過去に窃盗容疑の逮捕歴がありますね?」
素京が鋭く切り込む。
「待ってください刑事さん、木元さんは事故死でしょう?僕が殺したとでも?」
「鑑識の結果、木元さんは確かにキノコ毒であるイボテン酸による中毒死でしたが、食したキノコの量では到底死に至るものではないそうです。木元さんの隙をついてイボテン酸を追加で料理に混入させた事による殺人と考えています。そしてそのような事ができる人物は大学院で薬学を専攻し毒物の研究をしているあなたしかいないのですよ。」
「そうそう、忘れていました。だいぶ前になりますが木元さんの家には一度遊びに行った事があります。指紋はその時のものでしょう。」
「木元さんの家には一度も行った事ないと言う、先日の証言を…………………………………とは思ってました。ですが、先ほど申し上げた通りあなたの“真新しい“指紋が見つかったんです。この意味わかりますか?」
素京が捲し立てるように続けた。
「指紋が見つかったのはその日の朝刊です。おそらく収穫したキノコの分別に新聞紙を使ったのでしょう。」
観念したように早川は項垂れた。
…..に入る、同じ発音で意味の異なる台詞がわかりますか??
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