毎日が日曜日?65歳までにしておきたいこと、65歳からしたいこと♯10

私の「ハイブリッド年金生活」、そんなにうまく行くか?年金は自分で得た権利だけど、転職の方は何しろ相手のある話だ。

ましてや65歳となると、普通はかなりハードルが高いのだろう、しかも「わがままに生きよう!」と来た日にはほぼ絶望的、と思いきや、これがすんなり卒業の3か月前に内定した。

ハローワークのお世話にはならなかった。実は意中の企業があった。若いころ競合したこともある、まさに同業で自分のキャリア、スキルがそのまま通用することは明らかだった。

前職のシェアは低いが一応取引先で、社長とも面識があった。虎の威を借りてお情けで入れてもらうのは抵抗があったので、ちょうど距離感の良い転職先と直感していた。

正直、決め手はやはり前職の経歴だ。「どうしてうちなんかに?」というのが最初の反応、そして食事をしながらの2時間ほど、丁寧に思いのたけをぶつけた。駆け引きなど考えず、自然に口から出る言葉で語りかけた。これは強い思いと年の功だろうか?

入社して思ったことは今の世の中、歳をとっても、採用は売り手市場、即戦力となれば後先なしに必要とされる。1年たった今でも現にまだ募集はしているようだが、自分の後に続く新人は皆無だ。特に中小企業の人材確保は難しいと実感した。

妥協せず、自分の得意技、自分のやりたいことを通したことが奏功したと思う。待遇の方は厚生年金の半分くらいは停止になる水準だが、給与が高いほど年金は減るが、手取り所得は増える、という好例?だ。

それでも30人ほどの中小企業、控えめに言ったつもりの金額だったが、社長はかなり無理をして、社内のコンセンサスをとるのに苦労したようだ。申し訳ない気もするが、自分の価値を信じてそれに見合った成果を残す。これしかない。

これで「ハイブリッド年金生活」少なくとも向こう五年の算段が立った。ただこれはあくまでも表面的な形と数字の上のこと、この先本当に充実した在職老齢年金受給者になれるかどうか?1年経た今、それはそれで「人生楽ありゃ、苦もあるさあ♪」まさに歌の文句だ。

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