毎日が日曜日?65歳までにしておきたいこと、65歳からしたいこと♯13
「ハイブリッド年金生活」の骨格が固まった。在職老齢年金の制度改正も期待できる。厚生年金の停止額発生は所得と年金の合計が50万円超、これが62万円まで引き上げられるとさらに安泰だ。
ただ、当然手取りが増えれば所得税、地方税、健康保険の負担は増えるがこれは、いた仕方のないことだ。
ただ、そしてこれは65歳を過ぎてから知ったことだが、年金の受給資格を得たいまでも、厚生年金の掛け金は払い続けている。これまで払い損の気分だったが、これからは自身に還元されるという訳だ。
さて、勤めの方だが、初めての転職、独特の中小企業カルチャーに戸惑いを覚えているものの、それなりに心地よく仕事ができている。
フルタイム勤務だが、週三日は在宅勤務、40年以上耐えた通勤地獄が緩和された。それでも目が覚めるのは相変わらず5時前、血圧測定、ごみ捨て、体幹トレーニング、入浴、朝食といつもルーチンをこなしても時間が余る。
毎朝、家内と40分ほど散歩する習慣ができた。夏はこれが草むしりと樹木の水やりに代わることもある。
在宅勤務は8時半から、パンデミックを経験してリモートワークはお手の物、ビデオやログの監視はなく、日報の提出だけだが、自己管理は体が覚えている。昼休みが45分しかないので、昼一は少しうとうとすることもあるが許してもらおう。
忙しい時でも15時には事務仕事が終るのでユーザーとのコンタクトのたびに報告書で上申する。「レポートは情報の注文書」が身についているのだ。この会社の社長はこまめにコメントをつけてくれる。この距離感は前職でなかったものだ。
さらに時間が余れば「標準化」自分で完結できる業務改善は山ほどある。ほかの社員を巻き込む業務改善はわかっていても積極的に手は出さない。聞かれたら意見を言うに留めている。改善という変化は、敵を作ることになるからだ。
自分のミッションは営業としてのプロフェッショナリズムで実績を上げる、ここに集中する。実績は定量的で誰も否定できないし、会社に認めらる早道、シニアの落下傘部隊に「口先男」は不要だ。
私が進めている標準化はユーザーとの引き合い→成約→納入→アフターの履歴を層別して社内の共通サーバーに格納することだ。
仕事はいつまでも続けたいの山々だが何しろ、この歳だ。いつでも後任に引き継ぐことができるよう心がけている。引き継ぎ書のない引継ぎの大変さは苦労した自分が良く分かっている。
目の前の仕事で実績を上げることはもちろんだが、後々会社の資産として残るようにしたい。その立場にはないことは重々承知だが、この会社に持続可能な体制があるかどうか少し心配している。
人材不足、高齢化は中小企業により深刻だ。この1年、自分の後に入社した人はいない。やめた人が何人かいるが、補充はされずじまい。資産を残しても引き継ぐ人がいないと…。今は心配しても仕方がない、やれることをやるだけだ。