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みうらじゅんフェスに行ってきました(追記あります)

これは、居場所めぐりでもない、ただの個人的趣味ではありますが、
何かにつながるような気持ちもあり、書かせて頂きます。
京都の美術館「えき」KYOTOに、みうらじゅんフェスを見に行ってきました。
元々知ったのは、京都コレカラさんが18日に、みうらじゅんフェスに行く、と予定を上げられていて、
サブカル大好きな私ですが、チェックしてなかった!18日はこちらも会があり行けないので、偶々良い具合に別予定で京都に行くことがあり、張り切って行ってきました(笑)

みうらじゅんさんは好きで、これまでも本読んだりチェックしたりしてましたが、
子どもの頃からの製作物に、改めて驚かされました。
みうらじゅんは、みうらじゅんになるべくして生まれてきたのだなぁ。

小2,3の頃教室に貼ったというケロリ新聞。天才の片鱗が。
怪獣スクラップは小1の頃とか。几帳面。取って置かれたご家族も、すごいと思います。

子どもの頃から思春期を経て大人になってもなお、短期的に何らかのブームが来て、それに対してのどっぷりと濃く、収集と研究、レポート、そのとてつもない積み重ねと繰り返し、それがみうらじゅんさんを作ってきたことがわかります。

仏像ブームは小4から。今でこそ流行りの御朱印帳、この頃からすごい数の御朱印を持っておられました。
あったことさえ知らない角煮グッズ(笑)
冷マ、つまり冷蔵庫マグネットブーム
コロナで自粛中に描いたコロナ画。御本人の説明の動画が面白かった!


物を集めるだけでなく、創作も描写や細部が細やかで緻密

言い得て妙にして、笑える抜群なネーミングセンス!!

頭の中はどうなっているんだろう。ただ子どもの頃からとても雑多なものを、きちんとまとめておられたことが、きっとこれだけ膨大な興味や無数の事柄も、引き出しに丁寧に収納されているように感じます。

もうひとつ印象に残ったのが、中学生の頃のエッセイ気取りブームで書かれた詩のようなもの。



何の為に俺らは

何の為に俺らは 学校へ通ってる
何の為に俺らは 彼女がほしい
何の為に俺らは 勉強をしてる
何の為に 俺らは こう楽しくないんだ
何の為に俺らは こう悲しんだ 
何の為に俺らは 詩を書いてるんだ 

何の為に などと言われると 
答えられない事の多いことよ 俺らは 
何の為に 俺らは生きている 
そんな事知った事じゃないんだよ 俺らは 
ただ目に見えぬ神が 俺らをおもちゃに
して遊んでいる そんな感じがする 
何の為に俺らは 疲れ果てているのか

みうらじゅんさんが15歳のときに書かれました。
このときまでにすでに数々のブームを経て、濃く生きていたじゅんさんですが、生きもがいている、そしてそれはきっと今でもなのではないかと思います。

自分に正直に生きるということ、そんなことを感じました。

追記:このとき買って帰ったみうらさんの「ない仕事の作り方」という文春文庫の本が、このフェスの解説本とも言うべき有難い本でしたが、それによると、純粋な「好き」だけではなかった!気になったことを「自分洗脳」し、「一人電通」して世の中にブームを起こす、その紆余曲折の道筋が書かれていて、とても興味深いです。(ゆるキャラブームなども、例にあげて😲)
小学生の頃の仏像ブームにおいては、何十年も経たうえで花開いた、涙なくしては!?語れない面白い物語。
ぜひおすすめします!!!

みうらじゅんフェス、8月25日まで、JR京都駅にある美術館「えき」KYOTOで開催されています。



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