みうらじゅんフェスに行ってきました(追記あります)
これは、居場所めぐりでもない、ただの個人的趣味ではありますが、
何かにつながるような気持ちもあり、書かせて頂きます。
京都の美術館「えき」KYOTOに、みうらじゅんフェスを見に行ってきました。
元々知ったのは、京都コレカラさんが18日に、みうらじゅんフェスに行く、と予定を上げられていて、
サブカル大好きな私ですが、チェックしてなかった!18日はこちらも会があり行けないので、偶々良い具合に別予定で京都に行くことがあり、張り切って行ってきました(笑)
みうらじゅんさんは好きで、これまでも本読んだりチェックしたりしてましたが、
子どもの頃からの製作物に、改めて驚かされました。
みうらじゅんは、みうらじゅんになるべくして生まれてきたのだなぁ。
子どもの頃から思春期を経て大人になってもなお、短期的に何らかのブームが来て、それに対してのどっぷりと濃く、収集と研究、レポート、そのとてつもない積み重ねと繰り返し、それがみうらじゅんさんを作ってきたことがわかります。
言い得て妙にして、笑える抜群なネーミングセンス!!
頭の中はどうなっているんだろう。ただ子どもの頃からとても雑多なものを、きちんとまとめておられたことが、きっとこれだけ膨大な興味や無数の事柄も、引き出しに丁寧に収納されているように感じます。
もうひとつ印象に残ったのが、中学生の頃のエッセイ気取りブームで書かれた詩のようなもの。
何の為に俺らは
何の為に俺らは 学校へ通ってる
何の為に俺らは 彼女がほしい
何の為に俺らは 勉強をしてる
何の為に 俺らは こう楽しくないんだ
何の為に俺らは こう悲しんだ
何の為に俺らは 詩を書いてるんだ
何の為に などと言われると
答えられない事の多いことよ 俺らは
何の為に 俺らは生きている
そんな事知った事じゃないんだよ 俺らは
ただ目に見えぬ神が 俺らをおもちゃに
して遊んでいる そんな感じがする
何の為に俺らは 疲れ果てているのか
みうらじゅんさんが15歳のときに書かれました。
このときまでにすでに数々のブームを経て、濃く生きていたじゅんさんですが、生きもがいている、そしてそれはきっと今でもなのではないかと思います。
自分に正直に生きるということ、そんなことを感じました。
追記:このとき買って帰ったみうらさんの「ない仕事の作り方」という文春文庫の本が、このフェスの解説本とも言うべき有難い本でしたが、それによると、純粋な「好き」だけではなかった!気になったことを「自分洗脳」し、「一人電通」して世の中にブームを起こす、その紆余曲折の道筋が書かれていて、とても興味深いです。(ゆるキャラブームなども、例にあげて😲)
小学生の頃の仏像ブームにおいては、何十年も経たうえで花開いた、涙なくしては!?語れない面白い物語。
ぜひおすすめします!!!
みうらじゅんフェス、8月25日まで、JR京都駅にある美術館「えき」KYOTOで開催されています。