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ビジネススクールのTips5(日々の業務の中で)

気づいてしまったことから目を背けない~ポテンヒットを全力で拾いに行く~

日々仕事をしていると、「これは本来やらなければいけない内容だったが今まで気が付かなかった」とか「このミスの本質的な原因はここにあったのか」などと思うことがあります。大抵の場合これらの「気づき」は自分だけが気づいていて、他の人は気がついていないケースが多いようです。

仕事には全体俯瞰しながら物事を考えるという側面と一つひとつの業務を正しい考え方、やり方でできるようにするという別の側面があります。今回の内容は明らかに後者ですが、私は「気がついてしまったら必ず手をつけ、できる限り解決するまでやり通す」ということを決めています。

「気がついてしまう」ということについては若干複雑な心の動きもあります。別にそのままにしておいても誰も困らないし、単にプラスオンで仕事のボリュームが増えるだけだし、など正直なところネガティブな考えが浮かぶ自分もいます。

ただ自分にとって良いこともあります。海外で働くと現場で送る課題に気がつかずに駐在生活を終わることもあるのですが、気がついた場合は、「手を付けなければ本帰国する際に後悔するのではないか」と考え「自分がいる間に気がついてよかった」と思うようになりました。

その理由は、こういう業務は大体決められた役割の間(例えば組織間や個人の異なる役割の間)に落ちていることが多く(野球で言えば野手の間に落ちるポテンヒットのようなもの)、手をつけ始めると自組織のみならず他組織も巻き込みながら進めることが必要になります。そういったコラボレーションは何度も体験すると、自分の成長につながっていると考えられるようになります。その意味では「ポテンヒットを全力で拾いに行く」とも言えるかもしれません。

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