わたしもいやされたい

いつも行くカフェに行ったら、椅子やテーブルの上に猫ちゃんがいっぱいいて、

ええ？いつから猫カフェに⁈と思ってよーく見たら、猫型ロボットだった。
猫型ロボットと言ってもドラえもんじゃなくて…

【KIMIT ラグドール】というペットロボ。期間限定でカフェとコラボをやっているらしく、猫にちなんだオリジナルメニューもある。

【KIMIT ラグドール】
ココロほっこり、ねこまみれ。
アレルギーやお部屋の事情でペットを飼えない猫好きさんにも癒しのひとときを感じてもらいたくて…

…というコンセプトのようだ。

「ご自由に触ってみてください」と書かれてあるけれど、果たして、触るお客さんはいるのかな？と思って店内を見回すと、いる。けっこういらっしゃる。

若いお姉さんや年配の方や、男女問わず。テーブルの上に置いてなでなでしていたり、友だち同士で、それぞれ猫のロボットを抱っこしながらコーヒーとおしゃべりを楽しんでいたり。

私も触ってみたけれど、毛がもふもふしていて柔らかい。しっぽを振ったりニャーと鳴いたりもする。かわいい。これは癒されるかもしれない。

けれど、カフェで猫のロボットを抱っこすることが許されるのなら、私だって我が家のぬいぐるみ達を連れてカフェに行きたい！！

ぬいぐるみは家族。全員で７人。子供の頃から一緒にいる子たちと大人になってからお迎えした子たち。

普段は、みんな家で待っていてくれるけれど、泊まり仕事などで地方に行く時は、小さな2人を連れていく。本当はみんな連れて行きたいけれど…。

カフェへ行って、みんなでテーブルを囲んで、コーヒーを飲みながらお喋りをしたら、きっと楽しい。私もみんなもめっちゃ楽しいだろう。
けれど、世間的には許してくれるのでしょうか。きっと奇異な目で見られるとか、見て見ぬふりをされちゃうかもしれない…。SNSで《へんなおばさんいた》とか拡散されちゃったら悲しい…なんて、あれこれ勝手にもやもやしながら、なでなでされてる猫のロボットを横目で見る。さて、仕事だ！今日の私はカフェで仕事をするのだ。仕事をがんばって終わらせて、お家に帰ってみんなと癒されよう。

記事 | nicotamadayscafe