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妊娠24週で転院した話


紹介状を持ってA病院へ

不思議なご縁

妊娠24週、
紹介状を持ってA病院へ。

かかりつけの先生が
できるだけ早く(月曜日中に)診てもらえるように
って言ってたけど
結局木曜日の受診になりました。

夫は仕事がかなり忙しかったため
母が忙しい中、一緒について来てくれました。
(上の子も一緒)

予約票を見てびっくり。
姉の主治医だった先生の名前が。
メガネをかけた斉藤由貴って雰囲気なので斉藤先生と呼びます。

先生の診察の前に助産師さんとの面談があり
妊娠中の生活環境などについて質問された時

姉が双子を出産したばかりで
実両親も一緒に育てているので
妊娠中も産後も実家を頼るのは難しい

と話しました。

姉は同じ病院の産科に
長期間管理入院していたし
持病(難病)の状況も胎児たちの状況も深刻だったため
産科の中でとても有名人だったらしく、

〇〇さんの妹さんなのね!
お姉さん、大変でしたね。その後いかがでしたか。
妹さんも担当が斉藤先生になってますよ!
斉藤先生にも妹さんってこと言っておきますね!

と言われました。笑

この時はまさか、
私自身もこの産科で有名人になるとは思ってもみませんでした…笑

新事実発覚

診察室に入り、
私は斉藤先生に初めまして
母はお久しぶりです
と挨拶。

斉藤先生は上の子をひたすら
かわいいかわいい、連れて帰りたい
とおっしゃってくれてました。笑

エコーを丁寧かつスピーディーに
内診も済ませて
先生のお話を聞きました。

まず、やっぱり赤ちゃんは小さいですね。
胎児の成長曲線のグラフに当てはめてみても、
個性で小さめと言える範囲を下回っています。
赤ちゃんなりに少しずつ成長してれば大丈夫なんだけど
今後いきなり急成長して正常の範囲内に入ることはないでしょう。
40週いっぱいお腹にいたとしても
2,000g前後かな…

姉が妊婦だった時、
測定がかなり難しいとされる双子の体重でさえ
ドンピシャで計測していた斉藤先生。
斉藤先生が測っても小さいんだから
やっぱり、何かの間違いとか技術による誤差ではなかったんだなぁ。

それから、
かかりつけの先生も言ってたと思うけど
胎盤に血流があって、、、

え?胎盤に血流???

え、聞いてませんでした?

ええ、赤ちゃんが小さいとしか聞いてません。

あら。
紹介状に、
胎盤に血流が見られるからよく診てほしい
って書いてたんですよ。

そんな感じで新事実発覚。

どうやら、
胎盤に川のようにザーザー流れる血流があるらしい。

先生からの説明

実は、妊娠初期に

子宮に血が溜まっている様子が見られるが
体に吸収されることが多いので様子を見る、
ダラダラと出血があるようだったらまた受診して

と言われていたものの
出血はなくそのまま問題なく過ごしていた
という経緯がありました。
(これは妊婦さんに割とよくあることと聞いていたので、あまり気にしてませんでした)

だから、
血腫?血が溜まっているのですか?
と聞いたのですが
どうやら違うらしい。

血の溜まりではなく、流れがあるらしい。

おそらくそれが原因で胎児に栄養が届かず
赤ちゃんが小さいそうです。

母が
その血流はどこからどこへ流れてるんですか?
自分の体の中へ戻ってるの?
と聞きましたが

おそらく母体の中へ戻って行ってるのかなぁと。
でもはっきりとはわからない。
お産終わった後に胎盤を見ても
どこにそれがあったか、
わからないことが多いんですよね。
人体の不思議ですよねぇ。

とのことでした。

でも、
エコーしてみて赤ちゃんとっても元気だし、
小さいこと以外に問題はないです。
特に治療とかすることもないから
今まで通り普通に過ごして大丈夫。

胎盤の出来が悪いと
赤ちゃんにたくさん栄養をあげようとして
母体が高血圧になりやすいので
血圧には注意して。

とおっしゃっていて
心配事はあるけれどとりあえず赤ちゃんが元気そうと聞いて安心しました。

その後の受診

その後受けた検査

胎児発育不全の原因は
母体要因、胎児要因、胎盤・臍帯因子などがあると言われています。

私の場合、
エコーでは赤ちゃんの異常は見つからず胎児要因ではなさそう。

胎盤には問題がありますが、
胎盤因子以外の他の因子も調べるため
血液検査で感染症に感染していないかどうかを見ることに。

結果、胎児の成長に影響を与えるような感染症の感染はありませんでした。

つまり、
やはり胎盤因子で赤ちゃんが小さいのだろうということでした。

トツキトオカお腹の中にいたとしても
低出生体重児になることは間違いなしなので
もともとかかっていた個人病院で産むことはできないとのことでした。

転院した時の気持ち

余談ですが…
かかりつけの病院は
LDRにBSSというシステムを導入してまして。

陣痛発作圧をBSSが感知し、弛緩へと導く呼吸支援音と、それに同期した照明へ変化。

陣痛発作時・間欠時・誕生時・産後の休息時などに、より高いリラクゼーション効果が得られるようにつくられた「音楽」「照明」「映像」「呼吸支援音」が、分娩監視装置と連動し、スムーズなお産を支援します。

https://www.symphonia-inc.com/product/bss/

第一子を経膣分娩した私は
当たり前のように今回も経膣分娩ができるものと思い込んで
BSSのお部屋で産むのをとっても楽しみにしてました。

変わり者と思われるかもしれませんが、
第一子を産んだ直後に陣痛をもう一回体験したい!
2人も経膣で(無痛分娩でなく)産むぞ!
と思ったんですよね。笑

それから産後エステ。
第一子を産んだ産院でも産後エステがあるはずだったのに、
コロナ禍でなくなり。
今回こそは受けたい!と思っていました。

あと、夜食のおやつも出るそうで。
それをモチベーションに夜間授乳がんばろと思ってました。

妊娠発覚した時から色々と考えていたバースプランがなくなっていくのが悲しかったです。

しかしながら赤ちゃんの命が最優先なので
ああ、残念だったな
だけど赤ちゃんのためにがんばろう
と思いました。

でもやっぱり
出産は妊婦さんにとって
赤ちゃんをこの世界にお迎えする大きなイベントなので
色々考えちゃいますよね。

転院してすぐは落ち込んでましたが
先に同じ病院で双子を産んだ姉からは
いいところだったよ
と励ましてもらって
なんとか前向きに妊婦生活を過ごすのでした。

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