見出し画像

【体験記】なんの取り柄もないわたしがなぜセミナーを開催できたのか

先日、所属しているライターコミュニティの自主イベントで【失敗しないデザインの基本 勉強&相談会】を開催した。
参加者を5人に限定した小さなイベントだが、わたしにとって大きな経験になった。


イベント開催の経緯

ざっくりこんな感じ

ありがたいことにたくさんのご縁に恵まれて、セミナー開催に至った。
雑談部屋でCanvaについて質問を投げるとたくさんのご回答をいただけた。
Xでも多くの方が声をかけてくださった。

そのなかで「納期が迫っているがうまく画像が作れない」という方がいた。
グラフの作り方に悩んでいた方で、わたしもグラフには詳しくなかったのでYouTubeで調べてから、Canvaで解説動画を作ってDMでお渡しした。

このとき気づいたことが2つある。

わたしにも人様にお伝えできることがある
・わたしにとっては調べるのが苦にならないことが他の人には大変らしい

新しい気づきを得た

SEO記事をつくるためのキーワードを探すことはベテランのライターさんにとっては、あまり難しくないかもしれない。
だが、SEO落ちこぼれのわたしにはとても難しく感じる。

逆にライターさんは画像作成に関わる情報を探すだけで億劫かもしれない。
しかしわたしは喜々として探せるし、探す場所に心あたりもある。

とある方がおっしゃった言葉が印象に残っている。
「情報を取りに行く時間が惜しいんです」

わたしにとってライティングに関する情報がそうであるように、ライターさんにとって画像作成やデザインの情報を得る時間は、優先順位が低いとわかった。
ならばライターにはなりきれなかったけれど、文章を書くのが好きで、コミュニティの末席にいさせていただいているわたしなら、少しは何かをお伝えできるのではないか……

セミナーをやろうと決めたのは、仲良くしていただいている方々の声からいただいた気づきによるところが大きい。

スライドをつくるには……?

スライドを作るまでのプロセスと葛藤

自慢するがずっと受け身だった。
講義を受けるのも教えてもらうのも大好きだが、人に教える日がくるなんて思いもしなかった。

そしてわたしはスライドの作り方を検索してみた。
正直よくわからん……

過去に受けたCanva講座のスライドを隅から隅まで読み込んだ。
基本的に伝えたいことは同じ。
ただ、Canvaじゃなくてデザインにテーマを定めたいと思っていた。

寄せられた声には「Canvaはなんとなく使えるけどデザインってなんやねん」というものが多かった。
今回はCanvaの操作はひとまず置いて、デザインに特化したい。
このセミナーがデザインに興味を持つきっかけのひとつにしてもらいたい。

なんてはじめからきれいに思考がまとまったわけでは断じてない。
正直、どうやってスライドを作ったのか、なにを考えていたのか、わたしにもわからない。
ほぼ自動書記のようだった。

いつもの衝動的謎使命感に突き動かされるままにわたしは作業に没頭した。
とんかつライティングでも発揮した、例の衝動的謎使命感

今まで受けたライティングの講義スライドもたくさん見た気がするし、専門的なことは本だけでなく検索もしたような気がする。

でも、具体的になにをしたのか覚えていない。
トランス状態!?
口寄せ!?
そのレベルだ。

過去の講義を受けたときに書いた手書きのノートもたくさん読み返したと思う。

結局、わたしの中にあるものを出し切っただけなのか?
真相は謎だ。

スライドの大枠が完成するまでわたしはずっとうなされていた。
「あれも入れなきゃ!」と1時間おきに飛び起きるのだ。
逆に「それはいらん!」と飛び起きたこともある。

ずっと考えていたらしい。
でも……楽しかったな。

練習が必要だ、と気づく

練習には実験台が不可欠

折よく、多くの方とお話する機会に恵まれた時期だった。
ここぞとばかり、わたしはたくさんの方にスライドをみていただいた。
修正ポイントもたくさんご指摘いただいたが、同じくらい褒めていただけた。
褒められるとがんばれます、マジで。

言語化サロンで仲良くしてもらっている方に相談して、サロン内の雑談部屋でセミナーの実験台を募集した。

当日2人も来てくれたのは嬉しかったな。
綾瀬、カンゲキ!

スライドの操作、Zoomの操作、今までやったことがなくて戸惑う。
なんたってこのセミナーのためにZoomに課金したくらいだ。
URLの発行さえやったことがなかった。
画面共有でも右往左往して、時間配分も考えずに練習が始まった。

原稿は作らなかった。
スライドを作る段階である程度は説明したいこともまとまっていたので、深く気にせず話しだした。
意外と話せるのは言語化サロンに所属しているおかげだろうか?
それより照れと操作方法に振り回される。

これを普通にやっている講師の方ってすごいな。
いつも尊敬しているが、真似事をしてみてわかる。
人に伝えるってエネルギーが必要だ。

練習前の想定としてはスライド30分、質問・雑談30分の予定だった。
概ねいい具合に進行できたと思う。
ちょっと自信をつけた。
付き合ってくれた2人には心から感謝。

練習がなかったら乗り切れなかったと思う……

よし、告知だ!

告知まできたら腹も据わる

今までイベントは参加させてもらう方だった。
大変なんだな、告知するのも。

  • もし来てくれなかったら?

  • わたしがやってもいいの?

  • 書き込みなかったらどうしよう?

ライターコミュニティは大所帯だが、自主企画を立てている人は数えるほど。
そんななかにわたしが入っていいの!?
葛藤がやばい。
ビビリが出る。
【わたしはさいつよ】と唱えながら出来上がった告知文を震える指先で投下した。

ものの数十秒で1人目の参加表明の書き込み。
ホッとしたのもつかの間。
あっという間に設定した5人の枠が埋まった。
え、待って……なにが起きたの?

「間に合わなかった」と言ってくれる人も多かった。
Xでは「次回こそ」と声をかけてくれる人がいた。

え、待って、綾瀬、モテキ!?

勘違いはさておき。

ライターコミュニティでデザインって、需要あるんだな。
かなり嬉しい手応えで舞い上がるわたし。
めっちゃニヤニヤしてた。

人数制限はわたしのキャパシティの問題で、無制限にすると緊張してどうにもならないと思ったから。
いや、段階踏むって大切だよ……

いざ!セミナー!

当日の感情はジェットコースター

意外と初対面の人が多くてチキン発動。
告知前は知り合いしか来てくれないと思っていたので、嬉しい誤算だった。

Zoomのトラブルはいくつかあったが、みなさんしっかり聞いてくれた、はず。
みなさんのお顔が見られるサブモニターを用意しておくべきだったな……
次回はモニター増やす!

質問も活発に出てきて、しどろもどろになりながら答え続けるわたし……
知っていることをわかりやすくその場で説明するって、すごい能力だ。
鍛える必要がありそう。

でも参加してくれたみなさんから嬉しい感想もたくさん!
こんなのいただいたら、またやりたくなっちゃう。

今後の展望

綾瀬の野望

デザインの基本からスタートしたけど、Canvaやデザインのミニテクニック、インスタアカウントの作り方など、まだわたしがお伝えできることはあると思う。

スライドとセミナーで話した内容に一次情報をさらに加えて、無料相談もつけて有料noteとして売りたい。
悩みがそれぞれ全然ちがうなってこともわかってきたから、個別でお手伝いできるほうが落ち着いてお話ができてよさそう。

そしたら月に1回質問会をやるメンバーシップもできるかもしれない。

今までの自分からは考えられない前向きな思考!
自信もついたと思う。
たくさん褒めてもらって自己肯定感も承認欲求も満たされた。

わたしが変わった1番の理由は言語化して、自分にできることが明確になったからだと思う。
言語化サロンの威力恐るべし。

来月から働き方が変わるので、今までほどまったりできなくなるので、スライド作る時間があるのか不安もありつつ。
だけどまずは1回目で使ったスライドを手直しして来月の人数制限なしの自主企画セミナーに立ち向かうっす!

そこで次になにやるか意見を聞かせてもらおー❤

来月上旬には日程決めて告知したいな。
平日の15時ごろ開始としか決まってないので、これから日程調整しなくては。

セミナーに参加してくださったみなさん
わたしの背中を押してくださったみなさん
実験台になってくれたみなさん

ありがとうございました!



いいなと思ったら応援しよう!