【エッセイ&レビュー】イヤホン大嫌いおじさん、イヤホンを買った感想とかの話【NICEHCK/EB2Spro】
【イヤホン大っ嫌い!がイヤホン嫌いを克服する】
こんにちはこんばんはおはようございます、はじめまして。ぼうずともうします。
このnoteは、森羅万象、ありとあらゆることに無知・無経験の中年が、歳を取ってからいろんなことを体験できて感動を得たり後悔しているさまを記すnoteです。
注意:Eb2Sproのレビューはずいぶん下の方です
☆イヤホンが嫌いになった理由があります(前説)☆
突然ですが、みなさんはイヤホンをお使いでしょうか?
私は普段、出先でスマホやDAPを持ち歩いて音楽を聴いたりすることはなく、在宅時もPCの前で作業する時は主に開放型ヘッドホン(AKG K702)を使用し、耳と頭が疲れた時はちゃっちぃスピーカーの使用がメインで、イヤホンは使わないどころか毛嫌いするレベルで使用していません。
なぜイヤホンが嫌いなのか?
それは、
「イヤホン(カナル型)が絶望的に合わなかったから」
これです。
イヤホン(カナル型)が大嫌いですが、使わないうちに嫌いになったわけではなく、以前は何度か使用したこともあります。
イヤホンの利便性は重々理解したうえで嫌いです。
有線タイプ、無線タイプ、ともに使用しました。
どっちも合わなかったんです。
詳しい理由は割愛しますが、汗の質、耳垢の質や耳の形状・装着との相性から、耳でトラブルを招いた時にお医者さんにも「イヤホンは控えた方がいいかもねー」と言われるくらい、
体質的にカナル型が絶望的に合わんのです。
☆カナル型はダメだ!インナーイヤー型を買ってみよう!☆
そこからとにかくイヤホンが全般的に嫌いになったのですが、あるレビューを見たことでイヤホンの購入を再度検討することに。
そのレビューでは、
「カナル型イヤホンが合わない人は、インナーイヤーを試してみるのがおすすめです」えー、嘘くさーい。
すいません、イヤホンを毛嫌いしすぎてインナーイヤーも同じだろって思っていました。
で、耳栓タイプで耳の穴を完全にふさぐカナルタイプと違って、耳介に引っ掛けて穴を塞がずに使うインナーイヤー(イントラコンカ、ともいうんですか?)タイプのイヤホンなら、そういった耳の外面的質から受けるデメリットもカナル型より低いらしい。
そういわれちゃうと気になるなー。でも実際、そういった耳の穴に引っ掛けるタイプ使ったことないし、使わずに嫌うのもあんまり主義じゃないし、使うだけ使ってみようかな?
アイテムを嫌うのは出会ってからでも遅くはない。
ということで、インナーイヤー型?イントラコンカ型?で欲しいものを探してみたのだけど…
とにかく数が少ない!全然少ない!殆どカナル型!あとAmazonの検索使いづらい!
それでもなんとか探しながら、所謂「中華イヤホン」から探してみる。
欲しい条件は以下の通り
で、いくつか良い感じのものを探してみたけど、本当に数が少ない。そんな中で選んだのは…
☆NICEHCK/EB2S Proを選びました☆
メーカーとかぜんっぜんわかんないし、というかそもそも音の良し悪しもわからない。最優先の目的は、「インナーイヤーがどんなもんか確かめて、肌に合うのかどうかの確認」なのでとりあえず「こいつダサ可愛い!」ってなったのを選びました。結果選んだのは
NICEHCK/EB2S Pro(4.4mm)
これいいなぁ、色もいい感じにダサいし、お値段も手ごろ。
他にもDACと合わせてFiioのFF5(約2万円)とか、見た目が良い感じにクサさがあってよい水月雨のU-5(値段は手ごろ)あったけど、ちょっとそっちは初体験には重いかな?と思ったのでこいつをAmazonでスパーンと購入!
で、購入したら翌日に届いたので早速開封して聞いてみるぞ!
【NICEHCK/EB2S Pro 開封&使用レビュー】
☆美、美少女イラストだー!!!☆
え、なんで?商品プレビュー画面にいなかったけど?水月雨とかは全面にキャラクター(水月ゆきちゃん。めっちゃ可愛い)押し出してたからわかるけど、え、なんでこんな可愛い感じの美少女イラストついてんの?
って思ってたら、所謂中華イヤホンにはこういった美少女イラストが付いていることが多いんだとか。
理由は諸説あるらしく、単にそうした方が売れるからとか、イヤホンの音質特性で女性ヴォーカルとかアニソン系に向いてるとかを表す為に美少女イラストが付いてるだとかあるらしい。
へー、結構面白い世界なんだなぁ、と思いつつも。
おじさんこれ店頭でパッケージもってレジ行けって言われたら躊躇するなぁ、とも。
まぁもともとのターゲット層が若い人だから、これで良いんだろう。NICEHCKのイメージキャラクター、青髪の娘もいるんだけど、そっちの方が可愛い
まぁ今回大事なのは、装着感と聞こえてくる音よ。さー、開封してみよう!
☆中身一覧☆
合格証ってなに?
とりあえず初体験のイヤホン箱にテンションがっつり上がった。
とはいえ、スポンジもリングもまとめるやーつも、初体験すぎて使い方がわからん、という大問題。
まぁいいか、とりあえずK11の4.4mmバランスジャックに繋いでー、まずは着用。
その感想は…
全然圧迫感ないし、ズレる気配もないし、蒸れも明らかに控え目!
これ!これが欲しかったの!
良いよ!
カナル型でさんざん味わった、装着感の圧倒的不快さが相当!いや、相っ当に改善出来てる!
素晴らしい!試してよかった!これだけでも、お金払って体験した価値あり!やはりカナル型が私に合わなかっただけだ!時代はインナーイヤーだ!!!
よーしよし、まず最初の関門は突破した。
第二の関門は…音だ!
☆肝心の音はどう感じたのか?☆
※大前提として、能動的エージングは行わず繋いだ初期状態からの感想と、そこからしばらく使用した後の感想です。
理由はいくつかありますが、エージングは「効果はあると信じているが能動的なエージングは絶対しない派」です。※※2:NICEHCK公式は、「ウチの製品は200時間エージングしてから使え」と言ってましたが、なんでやねん※
まず繋いで一発目の音の感想です。
正直に綴ります。
「なんじゃこりゃあ!」
ちょっと衝撃を受けるレベルで、いやぁ本当にこれ以上適切な言葉が無いくらい、
「超が付くほど高音に依った音設計に本気でびっくりした」
高音が強いとか高音ばかりが目立つ、ということではないです。
高音部が色んな意味で目立ちに来てる!
パワー的な意味での目立ちはもちろんですが、高音部の距離感が大分バグった距離感(初対面で肩付き合わせてくる赤の他人くらい近い)で存在していて、解像度・分離・輪郭・なにより情報量も高音部のキャラクター付けがめちゃくちゃ目立っているように感じます。
低音部は居るし気を付けなくても存在は確認できますが、高音部がこっちの眼前まで迫って踊ってる弊害で比較して目立たないという印象にブーストがかかる、という状況。
ただ、高音部が目立ちたがってる割に、嫌な印象は持たなかったです。この辺は個々の感性が強く出るのでしょうが、私はこの目立ちたがりの高音を「個性の一種」として受け止めました。「やかましい」と捉える面も否めないだろうなぁ、と感じます。
他のイヤホン使ったことないので比較は出来ませんが。
繋いで4・5発流すまではその印象が強かったです。
☆繋いで少し使用時間が過ぎた後の若干変化あり☆
2、3日使用の後、若干の変化を感じました。
そこを正直に言うと、
「個性が削れたかな。」
という感想。変わらず高音に依った音にはなっていますが、若干マイルドになった分面白みが減ったかな、と。
聴きやすくなった、という部分はありますが、ちょっと尖った部分が損なわれたような感触があります。個人的に、常用したいわけじゃないけどその尖った音の個性が好きだったので、そこはちょっと残念かもしれません。
☆もう一つ、他のレビューを見聞きして、どうしても気になった部分があります☆
これはいろんな人のレビューを見たりした中で口々に見聞きしたことなので、大半がそうゆう感想を持っている=それが普通の感覚なのだと思いますが、イヤホン未経験の私はこう感じた、というある種の反対意見です。
このイヤホン、というかインナーイヤーやイントラコンカ型イヤホンのレビューによく見られたのですが、
「傾向としては開放型ヘッドホンに近く、音場が広くて開放的!」
という意見が沢山見受けられました。
言うほど広いか?っていうか音場浅くないか?
個人的な感想ですし、普段使ってるのがヘッドホンでK702なのでそう感じるだけなのかもしれませんが、正直広いとは感じませんでしたし、なにより「狭くはないが音場が浅い」と感じました。
感覚的に説明すると、音の一番近いところの距離は開放型ヘッドホンとそんなに変わらないとも感じました。
ただ、音の奥行の端っこと、音の地面から天井が両方とも大分浅いところにある、と感じています。
奥行、んーこの言葉であってんのかなぁ…
平面ていうほど悪くはないんですけどちょっと距離感表現が弱いかなぁ、という感覚です。
ゲームでも使用しましたが、定位や前後左右の発生源の特定は大分つかみやすかったですし、音の流れていく方向や流れの速さは普通につかみやすかったですが、音場の浅さからくるのか、ちょっと距離把握に違和感を覚えました。
あとはまぁ、当たり前っちゃあ当たり前なんですけど、普段音楽聞いたりするんだったらK702の方が良いな、と。
【まとめ】
個人的には、
「買ってよかった、インナーイヤー試してよかった!良い体験が出来た!」
と手放しで喜べる買い物でした。
ただ、音の感触的に、
「イヤホンマニアが、3台目4台目にわざわざ選ぶような音質とも思えない」
というのも本音の感想です。
なので総合して記すと、
インナーイヤー初体験や、布教のためのギフトとしての最初の1台、味変用のサブとしては大分優秀。
ただ、メインとしてはどうだろう?
という結論に至りました。
私は好きだし、K702でゲームすると眼鏡のフレームがバチクソ痛いから、このイヤホンでゲームするけどね!
ご視聴いただきありがとうございました。
また、なんか書きたいものがあったら書こうと思います。