『マッチング』感想(ノベライズ/映画/パンフレットのネタバレ多数)
ひとまず『マッチング』を映画・ノベライズ双方で楽しんだ上で忘れないうちに新鮮な?感想(これを書いている現在公開3日目)等々をまとめ。Twitterでつらつら書くのに向いてない…というか、根幹に関わるネタバレを避けるとなにも書けない作品なのでワンクッション、ということで最近やっと開設したnoteを使ってみました。徒然なるままに、日暮らし、スマホに向かいて心に浮かんだ感想をポツポツ書いていこう。(脈絡ゼロ兼好法師)
尚、私のマッチングに関する知識は映画・ノベライズ・パンフレットは有り、雑誌はほとんど追えていないため無し。そのため「それ雑誌で〇〇のインタに書いてあったじゃん!」みたいなこともあるかもしれませんが、何卒ご容赦ください()また、何度も繰り返しますがこの記事は映画・ノベライズ・パンフレットのネタバレ満載なのでそこのところもよろしくお願いします。
(これ以降基本的に敬称略)
(3/4)3回目を見ての感想追記しました!以下各項目太字でポツポツ加筆してます。
✝︎感想
出演者が揃いも揃って目丸いしデカいな…と思ってたらほぼほぼ血縁関係設定だったというオモロ天変地異オチ。出演者の顔が最大の出オチである(そうか?)
しかも斉藤由貴(目が丸い、大きい)の息子が金子ノブアキ(目が丸い、大きい)とさくまくん(目がまぁ丸い?、大きい)で、この3人の中では1番つり目?というか、まんまるな目というよりは少し猫目寄りのさくまくんが唯一太鳳ちゃん(猫目、目が大きい)と血が繋がっているのもおもろい。そしてさくまくんと太鳳ちゃんのキュッと上がった口角(笑)前からオタクの間でこの2人が似てるっていうのはたまに話題になってた記憶あって、それもあり私は何回もこの2人に兄妹役降ってこい!!!と言ってたわけですが、まさかの形で現実のものになって草でした。オタクの夢叶えたろかスペシャル。
影山DNA人殺しすぎ案件。母子3人で合わせて何人葬り去ってるんだこのDNA、世界一傍迷惑な遺伝子すぎる。サイコパスって遺伝するんだ……()
ちなみに私のツボはメンヘラサイコパス赤女こと節子のクレイジー1人語りを受けた吐夢が「僕より愛に狂ってる…」と呟くところですね。愛した男の妻を誘拐監禁し25年世話をし共同生活する母vsアプリ婚カップルの猟奇的殺害を続けながら異母姉弟である輪花と愛し合おうとする息子、クレイジーのフィールド違いすぎて単純比較が出来ないけどギリおめーのが狂ってるよ吐夢…w
原作の節子は輪花に「人殺し!」的なことを言われて「今まで誰も殺してはないわ?」って答えてるんですけど(そして影山DNAの中で節子だけは確かに殺人描写はない)、この観点から行ってもまぁギリ吐夢の勝ちかな。いや勝ちって何?今のところ吐夢にしか知られていない事実ではあるが、結果的に弟の手口を兄が模倣した形で片岡夫婦殺害が行われたのこの世の地獄すぎてしぬ。クレイジー兄弟による殺人マトリョシカが爆誕してしまった(なにそれ)
6年前、ラストホールドで岩場を登っていたところから落ちて肩怪我&苦悶の表情で唸るさくまくんの演技に魅せられて「自担、さくまくんにしようかな……!(他メンと迷っていた)」になった身としては、ハサミで刺されて崩れ落ちる吐夢見てまた興奮しました。(危な)
吐夢おもろセリフ集
「僕の愛はどんな深海より深い」←お前は北条政子か?
「僕はストーカーだけど、あいつは人殺しだ!」←どの口が言うてんねん。あの瞬間の輪花の前にいたのは、自分に殺意がある人殺しと自分に殺意のない人殺しでした。終わってる
「待ち受け、新しくしたんです。…気にしないでください。」←多分100人中100人が引く待ち受けを自ら見せておいて気にしないでくれと言いだす、こいつはなんなんだ。気には…してない…と言いながら1歩距離置いた輪花もおもろいけど。
吐夢、めちゃくちゃ自分が不幸の星のもとに生まれてきたことを主張してくるがトータルで見たらどう考えても輪花の方が不幸である。実の親、職場の同僚兼友人、職や社会的地位を失うか失いそうになるという全ての不幸に愛された女、サンシャイン輪花。
輪花ママ「あなた"は"幸せになるのよ😌」
輪花職場に来たギャルの母「あなた"も"幸せになるのよ☺️」
の違い、ツラい 芳樹シバく
影山DNAは余すとこなくイカれていますが、唯島DNAも十分ヤバい。
ヤバいポイント①おかずと白米食べながらビールも飲む。すごい父娘。
ヤバいポイント②蜜柑でビール飲む父。白米がかわいく見えてくるヤバさ。でも吐夢もこのDNA半分入ってるので、あいつも白米で酒飲むタイプかもしれない(?)
ヤバいポイント③父はチャットで節子とかいうヤバすぎメンヘラ女を引くわ、娘もアプリで一発目に吐夢を引いた上影山にまで存在見つかるわ、ヤバい人間引き寄せ装置すぎる。というか影山DNAに愛されすぎている。もう唯島DNAはネットをやらない方がいい(時すでに遅し)。そしてそう考えるとやっぱり1番ヤバい遺伝子が濃い吐夢(影山DNA×唯島DNAの掛け合わせ存在)が1番おかしいのは理にかなっている。
私的吐夢が可愛いポイントランキング
🥉待ち受け、新しくしたんです🫶のときの顔
🥈尚美の家に押しかけ話を聞いてもらうため説得を試み「僕が近づくと、警察呼ばれてしまうので…😔」のときのシュン顔
🥇病室シーン中全部かわいい。「新しいマッチングアプリに登録してみたんです✨」「だって、輪花さん望みなさそうだし…👉👈」「では、ストーカーは辞めます🥺」かわいい!!!!!!輪花と出逢って以降どんどん表情や発言が優しく明るくなっているのがわかる(吐夢比)輪花と幸せになるんだよ!!!!!!😭😭😭(?????)
全編通して1番好きだった芝居は輪花のプロフィール写真の後ろに赤い女とクローバーの絵を見つけたときの金子ノブアキの表情の変化一連です
箱を見た瞬間→PUMAか?
靴出てきた瞬間→PUMAぽいな?
PUMAが写った瞬間→PUMAだwww
PUMA様、ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。
影山にマウント取られて危機一髪!のところで消火器でぶん殴って吐夢助けてくれるスーパーイケメン輪花様。結婚しよ。普通の人間は目の前で自分のストーカーが自分を殺そうとしてきた男と組み合ってたらこれ幸いと2人とも置いて逃げると思います。
てか一見影山DNAによるサイコパス天下一武道会☆みたいなノリになってるけどこれ諸悪の根源は輪花パパだよね?あいつ全ての不幸の生みの親サンシャイン唯島芳樹なのでは?
吐夢:殺人鬼。芳樹が不倫しなければこの世に生まれなかった。
輪花:まわりの人が死にすぎた。芳樹が不倫しなければ全ての不幸が起こらなかった。
節子:芳樹と出逢わなければ道を踏み外さなかったかもしれない。
影山:芳樹が不倫しなければ大好きな母は狂わなかったかもしれない。
尚美:完全なる巻き込み事故。芳樹が(以下略)
輪花ママ:完全なる被害者。芳樹(以下略)
殺されたアプリ婚の夫婦たち:吐夢がこの世に生まれなければよかったので、(以下略)
面会に来た吐夢が独りで喋ってんの見て「心の病気なのね、私が言うんだから間違いないわよ」な節子、なかなかに吐夢の母親感ある。血は争えない(は?)
多分話にほぼ関係ないポイント
影山のアンティークっぽい車:品川ナンバー
吐夢の社用車:練馬ナンバー
節子が輪花ママ連れ去った車:八王子ナンバー
節子の吐夢妊娠期間、逮捕されて以降の動き、輪花ママ誘拐&監禁開始の時系列がイマイチわかってないんだけど、輪花(29)と吐夢(25)の年齢差からして割と同時進行だよね?()妊娠中に芳樹刺して逮捕された→執行猶予付きで出てくる→輪花ママ連れ去って洗脳と同居開始→吐夢産んであのクソ山奥からコインロッカーある駅まで降りてきて捨てる→帰ってその後25年輪花ママの世話するの流れがワンチャンだとすると、バイタリティすごすぎてしぬ。その能力他に活かせば社会的に成功したのでは……(それは吐夢も)(影山も)(もしかして:似た者親子)
よく考えたら吐夢って輪花と出逢う前&出逢った後で計5組10人のアプリ婚カップルを殺害してるということは、SNSでアプリ婚関連の投稿をしているカップルの中から標的決める→家など特定→忍び込む、もしくはホテルにいるところに出向いていることもあるので尾行→襲うという行為を繰り返しているわけなので、ストーカーの反復練習がヤバい。弛まぬ努力。模試を繰り返して本試験(輪花)に臨んだんだね……努力家さんだ……!!🥺✨(ん?)てかマジで影山の血筋揃いも揃って有能すぎで草、優秀な家系やんけ
吐夢の名付けは施設の人がしたそう(ノベライズ)だけど、どう考えてもセンスエグくてヤバい。友だちが「私だったら十(以上の)夢があるで十夢(とむ)にするし……!」つってて天才だった。私もそれがいいと思います。
(以下追記)
吐夢「僕の愛は深海より深い」、影山「母さんは愛情が深い人でね……」北条政子で繋がる母子
徐行標識立ってる山道をぶっ飛ばしてく芳樹と吐夢おもろくて、あの山道運転シーンに笑いを感じ取ってしまうようになりました(ヤバ)
これから「貴方は僕の生みの親である(=自分と輪花は半分血が繋がっている)」という話をする前に「僕は輪花さんを愛しています」宣言する吐夢、倫理観のなさ母親譲りでしぬ。さすがの節子も震撼である。
包丁で自傷する母にカッターで人を殺す息子たち、どちらかと言うとあの〜…逆…なのでは…?(そもそも逆ってなんやねん)と思ってたんだけど、相互さんにその話をしたら「愛の大きさというか相手への想いの強さが刃物に表されてるのでは?」的考察を伺い、なるほどな〜??と思いながら見てみました。節子は芳樹への深い愛情から来る自傷(包丁)で、息子たちの殺人は被害者自体に強い想いがあるわけではない軽い気持ち☆(カッター)みたいな。そう思って見ると輪花に襲いかかるときは包丁になってた影山がまた違う見え方してきて面白い考察かも!と思った☺️まぁ普通にあの部屋(節子が包丁振り回しがちだった場所)に放置されてた物としていきなりカッター出てくるのもよくわからんし、現実的にそういう面も大いにあるとは思うけど……w
芳樹って普通に体の関係だけの気持ち軽め不倫してみたらヤバメンヘラ節子引っかかっちゃった💦みたいなクソ男かと思ってたけど、チャットばっかしてるときの節子のシーンよく見たら
せっつん「お祭りで食べ歩きしたい!」
Y(芳樹)「いいね」
みたいな会話してて、いやしっかり可愛らしいデートも込の不倫してんのかよ???????娘4歳で??????ドクズ最悪ゴミ男やんけになった。岩本担の友人とこの結末で続編ってどうなるんですかねって話をしたときに「芳樹が他でも不倫をしており、新たな血縁人間が出てきて更に泥沼三角関係になるのでは?」って言われて、さすがにそんなことあります!?クズすぎません!?wwwってなったんだけどこいつならあるかもしれん。はァ……包丁で茄子切ってる相手にあの勢いで掴みかかるの普通に危ないし、節子「あなたと私の子どもが出来たのよ☺️」芳樹「嘘つくな!!(掴みかかる)」字面だけ見たら元気なゴミすぎて草。刺されても文句言えねぇよ
車椅子に乗った赤い女が自分の母親であると認識するシーン、ずっと太鳳ちゃんの口角見てたんだけど、本当に見覚えのあるキュッとした上がり方でこれはさくまくんの姉役だわ……になった。(?)
それがないと母親に辿り着きようもないしキーアイテムなので…という現実的な前提は1度置いておいて、駅のコインロッカーに捨てる息子に自分が好んで育てていた四葉のクローバー入りのロケット式ペンダント握らせた当時の節子の気持ちとは…。ちなみに兄(影山剛)曰く、四葉のクローバーの花言葉は幸福/私のものになって/復讐 らしいですが…………(…………)
節子って昔も「お腹空いたでしょ?何か作るわ☺️(茄子を切る)」だし輪花ママとの食事シーンもご飯汁物おかず何品かだったし、料理得意そうで尊敬した。てか25年人間1人世話しながらあの家で生きてんの普通に生活能力高すぎるだろ。本人の素質としてメンヘラなのは致し方ないにしても、芳樹みたいなクズ相手にのめり込まなければ普通に普通の親をしていたのかも……しれない…………でもその場合吐夢は存在しないので結局吐夢に無償の愛を注いでくれる家族は現れない😭😭😭😭😭ってなって泣いた(情緒)
どいつもこいつも伏線張ったり回収したりしているからという理由があるのはわかった上で、それにしても節子も吐夢も影山剛もイマイチ輪花との会話噛み合わないの草。きかれたことに簡潔に答えるという概念のないDNAである。おかげで節子と吐夢の面会シーンなんて2人とも好き勝手喋ってっから()
影山剛を3回見た私「これって、ウルトラマザコン男による大暴走ってこと……?」吐夢は運命の相手✨へ、節子は芳樹さん🥺へ、そして剛はママへの愛が深すぎて溺れている似た者家族の話だったのか…
片岡夫妻の葬式、めちゃくちゃ明るいのに大雨で毎回新鮮におもろさ感じる
>>>吐夢って、AB型なんだ<<<
(昨日気づいた)
✝︎映画とノベライズの相違点
いちいちそこを説明する尺は確かに映像にすると勿体ないなとは思うけど、原作では節子は途中まで「マリア」というハンドルネームで通っていて、それがこの作品全体の宗教的雰囲気にもかかっていたと思うのでその設定が消えた上に「せっつん」になっていたのはちょっと寂しかった(笑)妻子ある人間と関係を持ち男が寝ている隙にベッド写真を撮り、25年越しで送り付けてくるような(これは剛の仕業かもだけど)女は「せっつん」なんて絶対に名乗らないだろ(?)あと輪花父はヤベェ女の前で寝るのやめろ、てかそもそも遊びで不倫すんな。ろくな死に方しないぞ(事実)
尚美が殺される前の描写、影山がAIで作りだした輪花の「着いたよ、開けて」音声をスマホで流して尚美に鍵を開けてもらおうとするくだりはなんならノベライズの中で1番レベルのホラーシーンだったのであったら嬉しかった🥺まぁこれも本筋には関わらないところなので、尺的に省かれポイントなのは納得するけど…w
なんと言っても吐夢の思想や美学が現れている殺人現場での描写が全てなかったのが😭😭😭事務所かグループのNGなのか映画側からの忖度なのか物語上の都合なのかはわからないけど、カッターで顔を切るところは百歩譲って省略したとして、「神に誓った真実の愛を見せてもらうためアプリ婚した夫婦を鎖で縛り上げて繋ぎ、どちらかが自ら犠牲になると言えばもう片方は許してやると説明し、どちらも名乗り出ないことを残念がりながら仕方なく(?)命を奪い、断罪を受けた2人がこれからは末永く幸せにいれるようにと祈るような形に2人の手を組ませて死体を飾りつける」という一連の流れの吐夢もといさくまくんを見たかった気持ちはどうしてもある(笑)あと、吐夢のこの描写があることで影山が片岡夫妻を殺した際の雑さというか、己の美学に基づくのではなく聞きかじった手口を模倣しているだけの粗さというのが際立っていて好きだったので。次回がもしまたあれば今度は現場シーンもあるかな!?🥺ノベライズでは片岡夫は「俺だけ殺してくれ!妻には手を出すな!」と言っていて、吐夢だったら喜んで妻は助けてあげそうなセリフなのにね……🥲片岡夫妻の悲劇:吐夢じゃなく影山に狙われたこと(※どちらにせよ不幸だよ!)
そもそもなんで吐夢が金髪か、という経緯もノベライズにはあってよかった。これも当然映画ならカットだろうなというのは納得オブ納得なんだけど、孤独から逃れるため髪を金髪に染め、誘われてバンドを組み、SNSではしゃぐ陽キャを演じていた男子高校生時代の吐夢、シンプルに夢が詰まりすぎている。全部見たい(笑)絶対かわいい(笑)バンドは多分ベースやってたと思う(それは中の人)
映画になると吐夢のストーカー具合が8割減くらいになっていて、後半とかもうほぼ輪花のピンチに絶対駆けつけるただの王子様みたいになっててウケた(笑)ノベライズの吐夢は輪花のスマホにスパイアプリを入れたり、唯島家に盗聴器を仕掛けたり、本業であるストーカーをしっかりこなしているのでノベライズ読んでない人にも伝わってほしいな…吐夢は、ちゃんとストーカーをしていますよ!(キングオブ意味わからん主張)
吐夢が小指と自撮りツーショ撮ってた部屋、ノベライズでは元ヤクザの家で〜みたいな説明あったけど、映画だと唐突に普通の(ではないが)部屋から小指出てきたみたいになってて、いくらなんでも清掃の特殊レベル高すぎて笑った。あと私は顔のバツ印より小指より片岡夫妻殺害シーンよりあの布団のどす黒いシミが1番心に来ました()逆に吐夢による死体美術(どんな表現?)はノベライズではあんまりピンと来ないまま読んでたけど、映画で視覚的に見ると吐夢にも吐夢なりの理論があるんだなぁと納得した。ロジカル。
この他にも映画ではカットされてるくだりがノベライズにはまだまだあるので、もしまだ読んでない人でこれ読んでる人(いるのか?)がいたらぜひノベライズも読んでほしい!本当に小説として面白いので…。
あと逆に、赤を全て輪花ママに譲った節子だけど、自分はアイシャドウで変わらず赤を身につけているというのが映画だとわかったりして、やっぱり文章と映像では情報の受け取り方が違うんだな〜!と面白かったな。
(以下追記)
今回は彼氏を連れていったんですが、輪花(と吐夢)のトークなどを覗いてたウィルウィル開発側の和田(メガネの男)が悪いことするのかと思ってたら覗いただけで終わってて普通の男だった〜って感想をもっていて、ノベライズ読もう‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️になった。和田エピソードがほぼ全カットされた結果映画では覗き癖はあるがまぁ普通の男になり命も助かったキャラクター、和田。
ノベライズだと真飛聖演じる女刑事もマッチングアプリをやってるんだけどなかなか上手くいかず、最終的に吐夢がアプリのコツアドバイスする場面あってなんなら1番好きな会話なのでカットに泣いた。お前だけはアドバイスするな(笑)というのを前回忘れてたので今回追記しときますw
✝︎考察
考察というか、この作品全体に散りばめられた宗教的要素のまとめ的なことをしときます。ちなみに私はカトリック系の学校に行ってたことはあるけどクリスチャンでもなんでもないので、知識は全てネットで調べたものになります。
まずなんと言っても節子のネット上での名前だった「マリア」及び節子が赤が好きだという描写。単純に視覚的にパンチがあって異常性がわかりやすいということもあるんだろうけど、赤×マリアといえば「マグダラのマリア」が真っ先に浮かぶのでその意図もありそう。マグダラのマリアは西方教会では「罪深い女」とされている他、西欧キリスト教美術においてエモーショナルな存在の象徴であり、赤いマントを身につけていることが多い(Wikipedia参照)=愛情が深すぎるあまり情緒が狂った赤い服を着た女=節子、という解釈が十分成り立つ
節子が家で大切にしていたものとして十字架の描写がある(ノベライズ)他、吐夢が被害者たちの顔につけるバツの傷も正確には横棒が短く縦棒が長い十字架の形であり、また終盤輪花もそれに気づく(ノベライズ)描写がある。その他にも節子がいつも十字架のネックレスをつけていたり(映画)、水族館のクラゲも中央に十字の模様があったり(パンフレットにて説明されている)、また節子が好きな四葉のクローバーはキリスト教では十字架に例えられ、神聖なものとされてきた点など、作品内で1つの大きな軸となっている。四葉のクローバーが入ったロケット式ネックレス=ロザリオ的なことなのかなー?わからん
ノベライズの各章タイトル。
一章から順に祝福、洗礼、悪魔、懺悔、断罪、聖母とわかりやすくキリスト教的世界観。
輪花を刺そうとして結果的に割り込んできた吐夢を刺した後、吐夢の血がついた自分の手をしげしげ眺める節子→その後映る聖母子像。2人が親子であるという表現なんだろうけど、節子は血見てなんか感じたの?特殊能力……??かつて自傷していた左手首についた肉親の血を見て自覚が無いながらもなにかしら感じたんか……???謎 でももう影山DNAなら何があっても不思議じゃない(?)
(以下追記)
輪花ママに赤を譲り渡した現在の節子の服装は白のブラウスに青のスカートだったんだけど、前回マグダラのマリアについて調べたときに「宗教画においてマグダラのマリアが赤を身につけることが多い一方、聖母マリアは青や紺の衣を着ている」という記述があったのを思い出してほう………………?になった。
そういえば4件目に殺害されたギャルのスーツも青だったし、片岡莉愛がやっぱブーケの色変えたい…って言ったのも青だしそこも意識してなのかな〜
影山剛による団地の天井写真アート、恐らく新約の方の聖書(だと思うんだけど…毎回目を凝らして見てるんだけど、旧約か新約かがイマイチよく見えず断定できない)のページをちぎって貼り付け、その上から顔に十字架印をつけた輪花のプロフィール写真・芳樹と大好きなママ💓のベッド写真・芳樹単体ベッド写真・唯島一家写真などを適宜キリストの象や十字架などのモチーフもワンポイントにしながら飾り付けていてなかなか芸術性高かった。吐夢の死体芸術も顔に十字架を施した死体の手を組ませて祈らせるという斬新奇抜なデザイン性に才能感じるし、あの兄弟センス自体は悪くないのかもしれない。(根本的なセンスが死んでいるという真っ当な意見はNo)
ちなみに新約聖書は「約束の救い主が到来した」方の聖書なわけですが、確かパンフで監督が「"救済"も大きなテーマ」と言ってたのでやっぱあの下地扱いされてたの新約聖書かも
とまぁこのあたりが公開3日目、映画を2回、ノベライズとパンフレットをざっと1周した時点での感想でした。また思い出したことあったり回数見たり公式から裏設定の説明があったりしたらまた追記するかもだけど!(3/4追記)
とにかく自分、ひいてはまわりのさくま担が何年も願ってたような役や作品が公開されているというのは本当に有難いしオタク冥利につきる…(笑)感謝の意も込めて時間の許す限りこの祭りを楽しみたいと思います☺️改めまして映画マッチング、公開おめでとうございました!
↓以下私と友だちの何年にも渡る切望
(追記)2019/9/22に見た画像はこれでした。どうしてもリンク埋め込みが上手く出来なかったので()スクショで失礼
https://x.com/sore_snowman/status/1440588467621138435?s=46&t=RU2xzOVuWMTGcrTulPcWwA
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